高度なワークフローのコンセプト

Workflow Manager のライセンスで利用可能。

ArcGIS Workflow Manager (Classic) Administrator のワークフロー ツールでは、自動的に実行したり、ジョブのワークフローの所定ポイントまで一連のステップを実行したり、既存のワークフロー内で別のワークフローを実行したりするワークフローを設定できます。 これは、ワークフローを定義するときに組み込むことができ、ジョブを作成すると、一部の処理が自動的に行われます。

ジョブの自動実行

自動実行オプションは、ジョブ タイプのプロパティとして提供されています。 [ジョブ タイプ] ダイアログ ボックスでこのオプションをオンにすると、アプリケーションはジョブを作成し、自動的に実行するよう設定されたすべてのステップを実行します。

これらのワークフローを定義する際は、ユーザー操作を必要とするステップ数を少なくすることを検討してください。そうすることで、管理しなくても実行することが可能になります。 ユーザー操作が必要なステップがワークフローに含まれている場合、ジョブはそのステップで停止し、ユーザー フィードバックが行われた後に再開します。

ワークフロー内でのワークフローの実行

Execute Workflow ステップ タイプは、Workflow Manager (Classic) に付属するステップ タイプに追加されました。 このステップでは、別のジョブのワークフローから、ジョブのワークフローを実行できます。

この機能を使用するには、2 つのワークフローとジョブ タイプを作成します。1 つは、ワークフロー内に実行ワークフローのカスタム ステップを含むプライマリ ジョブ タイプで、もう 1 つは、ワークフロー内に一連のステップを含むセカンダリ ジョブ タイプです。

セカンダリ ジョブ タイプのワークフローには、自動実行するよう設定されたステップが定義されています。 一部のワークフロー ステップはユーザー操作が必要であり、ステップが完了したときに続行します。

注意:

すべてのワークフロー ステップでは、自動実行オプションを有効にしておく必要があります。

プライマリ ジョブ タイプでは、ワークフローにステップ タイプを追加して、ステップの引数としてセカンダリ ジョブ タイプ名を渡す必要があります。

ジョブでステップが実行されると、一時的なジョブが作成され、ワークフロー全体が実行されます。 セカンダリ ジョブが完了すると、ジョブを削除して、ワークフロー内の他のステップを実行します。