Workflow Manager のライセンスで利用可能。
ユーザーは、使用可能な機能や、各ユーザーが作業を管理および実行する方法を制御するために重要です。 ユーザー グループは、さまざまな理由でユーザーを分類するために使用されます。具体的には、権限またはロールの割り当てを行ったり、作業を割り当てる目的でユーザーを分けたりするなどです。
新しいワークフロー データベースが作成されると、[ワークフロー データベースの作成 (Create Workflow Database)] ジオプロセシング ツールを実行したユーザーは、AdministratorAccess 権限を持つ管理者グループに自動的に追加されます。 続いて、ユーザーをシステム内のグループに割り当てることができます (ワークフロー データベースの作成時にクイックまたはカスタム構成が使用された場合)。あるいは、トラディショナル ユーザー ストアを使用している場合は、ユーザー プロフィールを更新し、ワークフロー データベースに新しいユーザーを追加します。
Workflow Manager (従来版) は、システムにアクセスできるユーザーを、ユーザー名で認証します。 Workflow Manager (従来版) は、ユーザーに対して、トラディショナルおよびポータルという 2 種類のユーザー ストアをサポートしています。 ユーザー認証の方法は、ワークフロー データベースが最初に作成されたときに設定されます。 ユーザーは、トラディショナル ユーザー ストアの設定を使用して、手動または Active Directory により、ワークフロー データベースに追加できます。 ユーザー名は、各自の Windows ログインです。 ユーザーは、ポータル ユーザー ストアの設定をして、Portal for ArcGIS または自分が属している組織に基づいて認証されます。 ユーザー名は、Portal for ArcGIS または ArcGIS Online で定義された名前です。 認証方法は、ワークフロー データベースごとに一度に 1 つのみサポートされます。
ユーザー ストアとしてポータルが使用された場合、すべてのユーザー プロフィールは、Portal for ArcGIS または ArcGIS Online で管理されます。 ポータル認証が使用されている場合、Workflow Manager (従来版) でユーザー プロフィールを追加、削除、または編集することはできません。
ユーザーは、Workflow Manager (従来版) システムで権限を継承するため、ユーザー ストアがトラディショナルとポータルのいずれに設定されているかにかかわらず、ワークフロー グループに割り当てられる必要があります。 権限は、Workflow Manager (従来版) ユーザーに対し、Workflow Manager (従来版) 管理者によって割り当てられたグループに基づいて、アプリケーション機能へのアクセス権を付与します。 新しいユーザーが追加されたり、ユーザーが割り当てられているグループが変更されたりした場合、ワークフロー ビューが自動的に更新され、それらの変更が反映されます。 ただし、プロジェクトでジョブ ビューが開いている場合は、手動でジョブ ビューの表示を更新しないと、変更内容が表示されません。
ユーザーの更新
ワークフロー データベースがトラディショナル ユーザー ストアとして構成されている場合、新しいユーザーの追加や現在のユーザー プロフィールの更新ができます。
ユーザー プロフィール、およびユーザーが関連付けられているグループを更新する機能は、AdministratorAccess 権限で制御されます。 [ユーザーとグループの更新] にアクセスできない場合は、自分の組織の Workflow Manager (従来版) 管理者にお問い合わせください。
現在のユーザー プロフィールの更新
ユーザー プロフィールを更新する方法について、以下に説明します。
- [カタログ] ウィンドウで [ワークフロー] フォルダーを展開します。
- ワークフロー接続を右クリックし、[ユーザーとグループの更新] をクリックします。 この操作を行うには、データベースがオンラインになっている必要があります。
[ユーザーとグループの更新] ウィンドウが開き、ユーザー プロフィール情報が表示されます。 必須フィールドにはすべて、アスタリスクが表示されています。ただし、ユーザー名は編集できません。
- ユーザー プロフィールを更新し、[適用] をクリックして変更内容を保存します。
ユーザー プロフィールが更新されました。
新しいユーザーの追加
トラディショナル認証を使用して構成されているワークフロー データベースに新しいユーザーを追加する手順について、以下に説明します。
- [カタログ] ウィンドウで [ワークフロー] フォルダーを展開します。
- ワークフロー接続を右クリックし、[ユーザーとグループの更新] をクリックします。
[ユーザーとグループの更新] ウィンドウが開きます。
- [ユーザーの追加] タブをクリックします。
空のユーザー プロフィール タブが表示されます。 必須フィールドにはすべて、アスタリスクが表示されています。
- 新しいユーザー プロフィールを更新し、[適用] をクリックして保存します。 ワークフロー データベースが完全ドメイン名で認証するよう設定されている場合は、[ユーザー名] テキスト ボックスに、ドメインを含めて「ドメイン\ユーザー名」の形式で入力します。
ユーザー プロフィールがワークフロー データベースに追加されました。 新しいユーザーは、ワークフロー データベースに接続できますが、Workflow Manager (従来版) グループに追加されないと、作業を実行する権限がありません。
グループへのユーザーの追加およびグループからのユーザーの削除
ワークフロー グループでユーザーを追加または削除する方法について、以下に説明します。 ユーザーは、ユーザー ストアがトラディショナルとポータルのいずれに設定されているかにかかわらず、追加または削除することができます。 ユーザーをグループに追加すると、ユーザーは、そのグループに割り当てられている権限にアクセスできるようになります。
ユーザー プロフィール、およびユーザーが関連付けられているグループを更新する機能は、権限によって制御されます。 [ユーザーとグループの更新] にアクセスできない場合は、自分の組織の Workflow Manager (従来版) 管理者にお問い合わせください。
- [カタログ] ウィンドウで [ワークフロー] フォルダーを展開します。
- ワークフロー接続を右クリックし、[ユーザーとグループの更新] をクリックします。
[ユーザーとグループの更新] ウィンドウが開きます。
- [グループ] ボタン
をクリックします。[グループ] タブが開きます。 ユーザー名と所属する各グループが表示されます。
- ユーザー名ドロップダウンを展開し、更新するユーザーを選択します。
- ユーザーを追加するグループを選択します。
- [適用] をクリックします。
ユーザーが所属する Workflow Manager (従来版) グループが更新されます。 ユーザーは、そのグループに関連付けられている権限を自動的に継承します。