テレイン解像度範囲の変更 (Change Terrain Resolution Bounds) (3D Analyst)

3D Analyst のライセンスで利用可能。

サマリー

指定したテレイン データセットでフィーチャクラスに適用するピラミッド レベルを変更します。

使用法

  • ピラミッド解像度範囲は、標高点として指定されていないサーフェス タイプでのみ割り当てることができます。

  • 新しいピラミッドを使用する場合、または現在の範囲で表示パフォーマンスが十分でない場合は、テレイン フィーチャの解像度範囲を調整することを検討してください。

  • この操作を行っても、テレイン データセットは無効にはならないため、[Build Terrain (テレインの構築)] ツールを使用してテレイン データセットを再構築する必要はありません。

パラメーター

ラベル説明データ タイプ
入力テレイン

処理対象のテレイン データセット。

Terrain Layer
入力フィーチャクラス

テレインが参照するフィーチャクラスによって、そのピラミッド レベルの解像度が変更されます。

String
ピラミッド 解像度の下限
(オプション)

選択したフィーチャクラスの新しいピラミッド レベル解像度の下限です。

Double
ピラミッド解像度の上限
(オプション)

選択したフィーチャクラスの新しいピラミッド レベル解像度の上限です。

Double
オーバービューに適用
(オプション)

フィーチャクラスをテレイン データセットの概観図に適用するかどうかを指定します。

  • オン - テレイン データセットの概観図の表示にフィーチャクラスを適用します。これがデフォルトです。
  • オフ - テレイン データセットの概観図の表示からフィーチャクラスを除外します。
Boolean

派生した出力

ラベル説明データ タイプ
更新された入力テレイン

更新されたテレイン。

テレイン レイヤー

arcpy.ddd.ChangeTerrainResolutionBounds(in_terrain, feature_class, {lower_pyramid_resolution}, {upper_pyramid_resolution}, {overview})
名前説明データ タイプ
in_terrain

処理対象のテレイン データセット。

Terrain Layer
feature_class

テレインが参照するフィーチャクラスによって、そのピラミッド レベルの解像度が変更されます。

String
lower_pyramid_resolution
(オプション)

選択したフィーチャクラスの新しいピラミッド レベル解像度の下限です。

Double
upper_pyramid_resolution
(オプション)

選択したフィーチャクラスの新しいピラミッド レベル解像度の上限です。

Double
overview
(オプション)

フィーチャクラスをテレイン データセットの概観図に適用するかどうかを指定します。

  • OVERVIEW テレイン データセットの概観図の表示にフィーチャクラスを適用します。これがデフォルトです。
  • NO_OVERVIEWテレイン データセットの概観図の表示からフィーチャクラスを除外します。
Boolean

派生した出力

名前説明データ タイプ
derived_out_terrain

更新されたテレイン。

テレイン レイヤー

コードのサンプル

ChangeTerrainResolutionBounds (テレイン解像度範囲の変更) の例 1 (Python ウィンドウ)

次のサンプルは、Python ウィンドウでこのツールを使用する方法を示しています。

import arcpy
from arcpy import env

env.workspace = 'C:/data'
arcpy.ChangeTerrainResolutionBounds_3d('sample.gdb\featuredataset/terrain',
                                       'breaklines', 2.5, 7.5)
ChangeTerrainResolutionBounds (テレイン解像度範囲の変更) の例 2 (スタンドアロン スクリプト)

次のサンプルは、スタンドアロン Python スクリプトでこのツールを使用する方法を示しています。

'''****************************************************************************
Name: Update Terrain
Description: This script demonstrates how to update a terrain dataset
             with new elevation measurements obtained from Lidar by
             importing LAS files to multipoint features, then appending the
             new points to another multipoint feature that participates in a
             terrain. The terrain's pyramids are modified to optimize its
             draw speed.
****************************************************************************'''
# Import system modules
import arcpy

try:
    # Set environment settings
    arcpy.env.workspace = "C:/data"

    # Set Variables
    inTerrain = "sample.gdb/featuredataset/terrain"
    currentPts = "existing_points"
    lasFiles = ['las/NE_Philly.las',
                'las/NW_Philly.las']
    newPts = 'in_memory/update_pts'
    # Define spatial reference of LAS files using factory code
    # for NAD_1983_StatePlane_Pennsylvania_South
    lasSR = arcpy.SpatialReference(2272)

    arcpy.AddMessage("Converting LAS files to multipoint features...")
    arcpy.ddd.LASToMultipoint(lasFiles, newPts, 1.5, 2, 1,
                              'INTENSITY', lasSR)

    arcpy.AddMessage("Appending LAS points to {0}..."\
                     .format(currentPts))
    arcpy.AppendTerrainPoints_3d(inTerrain, currentPts, newPts)

    arcpy.AddMessage("Changing terrain pyramid reference scales...")
    arcpy.ddd.ChangeTerrainReferenceScale(inTerrain, 1000, 500)
    arcpy.ddd.ChangeTerrainReferenceScale(inTerrain, 2500, 2000)

    arcpy.AddMessage("Adding terrain pyramid level...")
    arcpy.ddd.AddTerrainPyramidLevel(inTerrain, "", "4 4500")

    arcpy.AddMessage("Changing pyramid resolution bounds for breaklines...")
    arcpy.ChangeTerrainResolutionBounds_3d(inTerrain, "breaklines", 5, 4)

    arcpy.AddMessage("Building terrain...")
    arcpy.ddd.BuildTerrain(inTerrain)

    arcpy.AddMessage("Completed updates.")

except arcpy.ExecuteError:
    print(arcpy.GetMessages())
except Exception as err:
    print(err)

ライセンス情報

  • Basic: 次のものが必要 3D Analyst
  • Standard: 次のものが必要 3D Analyst
  • Advanced: 次のものが必要 3D Analyst

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