ジオプロセシング ツールの大部分は、入力データセット パラメーターが設定されていて、出力データセット パラメーターで指定される新しいデータセットを生成しますが、出力データセットを作成しないツールもあります。代わりに、これらは入力データセットを変更または更新するか、メッセージや、出力値、レポートを生成します。
入力データを変更または更新するツール
[フィールドの追加 (Add Field)] ツールや [フィールド演算 (Calculate Field)] ツールなどは、入力データセットの新しい属性フィールドの追加および演算を行いますが、出力データセットは生成しません。[編集] ツールのツールボックス内のいくつかのツールは、入力データセットのフィーチャ ジオメトリを変更します。
注意:
入力データセットを変更するツールを使用する場合は、注意する必要があります。入力データセットを変更してもよいかどうかが不明な場合は、次の手順で対処することができます。
- 入力データセットを変更する多くのジオプロセシング ツールには [[元に戻す] の有効化] オプションがあるため、ツールによる入力データセットに対する変更は元に戻すことができます。
- 入力データのバックアップ コピーを作成してから、コピーを 1 つ入力に使用して、他のコピーを元の状態で残したままツールを実行します。
- 入力データがバージョン対応ジオデータベースに格納されている場合、ツールで変更されるのはデータの 1 つのバージョンだけです。データベースの残りのデータに変更を適用するには、バージョンをリコンサイルしてポストする必要があります。
メッセージ、出力値、またはレポートを生成するツール
[値の計算 (Calculate Value)] ツールや [行のカウント (Get Count)] ツールなどは、結果をメッセージまたは出力値として書き込みますが、[空間的自己相関 (Spatial Autocorrelation)] などの他のツールは出力レポートまたはサマリーを書き込みます。これらのメッセージ、出力値、およびレポートは、ジオプロセシング履歴で検索できます。