ラベル | 説明 | データ タイプ |
入力マップ | フィーチャの分布と頂点の密度を含む入力マップによって、出力ポリゴンのサイズと配置が決まります。 通常、この入力マップは、後から [ベクター タイル パッケージの作成] ツールでベクター タイルを作成する場合に使用します。 | Map |
出力タイル フィーチャクラス | 詳細レベルごとのインデックス構築済みタイルの出力ポリゴン フィーチャクラス。 それぞれのタイルは、[最大頂点数] パラメーターで指定された数以下の頂点 (処理可能な数の入力頂点) を取り囲むことができます。 | Feature Class |
ArcGIS Online/Bing Maps/Google マップのパッケージ | タイル スキーマを既存のマップ サービスから生成するか、ArcGIS Online/Bing Maps/Google Maps 用に生成するかを指定します。
| Boolean |
タイル スキーマ (オプション) |
[ArcGIS Online|Bing Maps|Google マップのパッケージ] パラメーターがオフの場合に使用されるベクター タイル サービスまたはタイル スキーマ ファイル。 タイル スキーマのタイル サイズは 512 x 512 である必要があり、2 倍の比率で連続する縮尺を持つ必要があります。 | Map Server; File |
最大頂点数 (オプション) | 出力フィーチャクラス内の各ポリゴンで取り囲まれる (すべての表示レイヤーの) 頂点の最適な数。 頂点数のデフォルト値は、推奨値の 10,000 です。 | Long |
サマリー
ベクター タイル パッケージの作成時にインデックス ポリゴンとして使用できるマルチスケール メッシュのポリゴンを作成します。
図
使用法
生成されるポリゴンのメッシュはマルチスケールであり、これは入力マップに定義されたさまざまな詳細レベルを表します。 最高の詳細レベルのポリゴンは、入力マップ内で指定された数以下のフィーチャの頂点を取り囲むようにサイズ調整されます。ポリゴンのサイズは、フィーチャの頂点の密度、フィーチャの分布、ベクター タイルの作成時に生成された固有のジェネラライズによって決まります。 結果として生成されるポリゴンの最大詳細レベルは最大 16 です。
各ポリゴンの PTS フィールドの値は、各ポリゴンが含むソース データの頂点数を示します。 インデックス ポリゴン全体でこのフィールドの高い値を調べて、頂点数が高く、ベクター タイルのパフォーマンスを低下させる可能性があるエリアを検索します。
各ポリゴンの LOD フィールドの値は、詳細のレベル (LOD) を示します。 マップの最大 LOD を探すには、フィールド値を並べ替えます。 インデックス ポリゴンによって表される最大 LOD は、タイル スキーマで指定された最大 LOD に一致しないことがあります。 ベクター タイル レイヤーは、軽量で効率的なタイル ソリューションに対応しているので、最大 LOD で十分なはずです。 ベクター タイル レイヤーは、最大 LOD を超える詳細表示では、オーバーサンプリングを使用します。
各ポリゴンの LEAF フィールドの値は、ベクター タイル レイヤーをレンダリングする際にタイルをオーバーズームするかどうかを示します。 LEAF フィールドの値は次のとおりです。
- LEAF = 0 は、タイルがオーバーズームしないことを示します。
- LEAF = 1 は、LOD 値を超えてオーバーズームするときにタイルがオーバーズームすることを示します。
インデックス構築済みタイル構造を使用している場合、この出力フィーチャクラスは、[ベクター タイル パッケージの作成] ツールで入力インデックス ポリゴンとして使用するのに適しています。 [ベクター タイル パッケージの作成] ツールでは、作成される複数の詳細レベルでフィーチャの密度に最適なタイルを作成する場合に、これらのポリゴンが使用されます。 最小および最大の詳細レベル (LOD) 値は、ベクター タイルの minLOD および maxLOD の値として保存されます。
ベクター タイルの作成方法の詳細については、「ベクター タイルの作成に使用するマップの作成」をご参照ください。
パラメーター
arcpy.management.CreateVectorTileIndex(in_map, out_featureclass, service_type, {tiling_scheme}, {vertex_count})
名前 | 説明 | データ タイプ |
in_map | フィーチャの分布と頂点の密度を含む入力マップによって、出力ポリゴンのサイズと配置が決まります。 通常、この入力マップは、後から [ベクター タイル パッケージの作成] ツールでベクター タイルを作成する場合に使用します。 | Map |
out_featureclass | 詳細レベルごとのインデックス構築済みタイルの出力ポリゴン フィーチャクラス。 それぞれのタイルは、[vertex_count] パラメーターで指定された数以下の頂点 (処理可能な数の入力頂点) を取り囲むことができます。 | Feature Class |
service_type | タイル スキーマを既存のマップ サービスから生成するか、ArcGIS Online/Bing Maps/Google マップ用に生成するかを指定します。
| Boolean |
tiling_scheme (オプション) |
service_type パラメーターが EXISTING に設定されている場合に使用されるベクター タイル サービスまたはタイル スキーマ ファイル。 タイル スキーマのタイル サイズは 512 x 512 である必要があり、2 倍の比率で連続する縮尺を持つ必要があります。 | Map Server; File |
vertex_count (オプション) | 出力フィーチャクラス内の各ポリゴンで取り囲まれる (すべての表示レイヤーの) 頂点の最適な数。 頂点数のデフォルト値は、推奨値の 10,000 です。 | Long |
コードのサンプル
次の Python ウィンドウ スクリプトは、イミディエイト モードで CreateVectorTileIndex 関数を使用する方法を示しています。
import arcpy
arcpy.env.workspace = "C:/data/cartography.gdb/transportation"
arcpy.CreateVectorTileIndex_management("CURRENT", "tiles", "ONLINE", "", 10000)
このスタンドアロン スクリプトは、CreateVectorTileIndex 関数の使用例を示しています。
# Name: CreateVectorTileIndex.py
# Description: Find all the maps in the project and
# create vector tile index polygon feature class for each map
# import system modules
import os
import arcpy
#set environment settings
arcpy.env.overwriteOutput = True
outputPath = "C://Tilepackages//"
# Loop through the project, find all the maps, and
# creates vector tile index polygon for each map,
# using the same name as the map
p = arcpy.mp.ArcGISProject("c:\\temp\\myproject.aprx")for m in p.listMaps():
print("Creating Vector Tile Index for: " + m.name)
arcpy.CreateVectorTileIndex_management(m, outputPath + m.name + '.shp', "ONLINE", "", 10000)
環境
ライセンス情報
- Basic: Yes
- Standard: Yes
- Advanced: Yes