Z 許容値の環境を反映するツールは、ジオデータベース内に作成されたジオデータセットのデフォルトの Z 許容値を無視します。
デフォルトの Z 許容値の詳細については、「空間参照とジオプロセシング」のトピックをご参照ください。
使用上の注意
- この環境設定は、出力がジオデータベースのフィーチャ データセット内に置かれる場合は無視されます。
- [フィーチャクラスの作成 (Create Feature Class)]、[フィーチャ データセットの作成 (Create Feature Dataset)]、および [ラスター カタログの作成 (Create Raster Catalog)] などのツールの場合、出力ジオデータセットのデフォルトの Z 許容値は、0.001 メートル (1 ミリメートル) または、鉛直座標単位でそれに相当する値です。
- 許容値の単位が設定されていないか、[不明] に設定されている場合、出力鉛直座標系の単位と同じ単位が使用されているものと想定されます。
- Z 許容値が出力ジオデータセットの Z 座標精度値の 2 倍未満の場合は、Z 座標精度の 2 倍の Z 許容値が使用されます。
- Z 許容値は、バージョン 9.2 より前のジオデータベースでは維持されません。
ダイアログの構文
Z 許容値 - ジオプロセシング ツールで作成されるジオデータセットに設定する Z 許容値。デフォルトの Z 許容値が不適切な場合はこの環境を設定します。
スクリプトの構文
arcpy.env.ZTolerance = linear_unit
| パラメーター | 説明 |
|---|---|
linear_unit | ジオプロセシング ツールで作成されるジオデータセットに設定する Z 許容値。デフォルトの Z 許容値が不適切な場合はこの環境を設定します。 |
スクリプトの例
import arcpy
# Set the ZTolerance to 0.02 Meters
arcpy.env.ZTolerance = "0.02 Meters"