Spatial Analyst のライセンスで利用可能。
密度の計算には、単純密度計算、またはカーネル法による計算を使用できます。単純な密度計算では、解析地域内の点または線が合計され、次に解析地域の面積で除算されて、各セルの密度の値が得られます。
[点密度 (Point Density)] ツールと [線密度 (Line Density)] ツールの違いは、点密度ツールがポイント フィーチャに適用され、線密度ツールがライン フィーチャに適用されることです。2 つのツールは、指定された近傍範囲内における、[Population フィールド] で指定された数量を計算し、その数量を近傍の面積で除算します。
この 2 つのツールの出力と、[カーネル密度 (Kernel Density)] の出力の違いは、点密度と線密度では各出力セルの周囲にある計測値の密度を計算するための近傍範囲が指定されることです。カーネル密度では、各ポイントについて、既知の数量がポイント位置から分布されます。カーネル密度で、各ポイントの周囲にあるサーフェスは二次関数に基づき、サーフェス中心 (ポイント位置) で最大値をとり、検索半径の距離で 0 に減少します。各出力セルについて、重なった個々の分布サーフェスの合計値が計算されます。