Business Analyst ライセンスで利用できます。
ArcGIS Business Analyst Pro の [クイック商圏] ワークフローを使用すると、見込みサイト周辺のエリアの人口統計特性と社会経済特性を使用して新しいサイトをすばやく評価できます。
Business Analysis ワークフロー
データへの情報付加、インフォグラフィックス、およびレポートを使用して、サイトを特定し、そのサイトの周囲にバッファーを作成し、解析を実行するプロセスを対話形式のワークフローで案内します。 [クイック商圏] では、ローカル データセットまたはオンライン データセットを使用できます。 Business Analyst データ ソースを設定するには、[環境] → [Business Analyst] → [データ ソース] の順に移動してデータ ソースを選択します。 [解析] タブの [ツール] グループで、[ビジネス解析] をクリックした後、[クイック商圏] をクリックして、このワークフローにアクセスします。
位置の特定
[クイック商圏] ワークフローで最初に実行する手順は、解析対象の位置を特定することです。 これは、次の方法で実行できます。
- サイトを検索します。
- [位置] ウィンドウを使用して、住所または XY 座標を [検索] テキスト ボックスに入力し、候補リストの中から 1 つの候補を選択します。 [フィルター] メニューからジオコーディング ロケーターを設定できます。
- [レイヤー検索] タブを使用して、マップ内のレイヤーからフィーチャを選択するか、特定のフィールドを検索します。 [フィルター] メニューから検索オプションと一致オプションを調整できます。
サイト検索の例として、ロサンゼルス中心街の実際の座標、テーマパークの POI 検索、ストリート住所 (例: 380 New York Street, Redlands, CA) などがあります。
位置検索とレイヤー検索の使用方法の詳細
- マップをクリックします。
- [マップ上のポイント] オプションを使用して、マップ上の位置を選択します。 候補地の XY 座標が表示されます。
- 結果を右クリックした後、[詳細の表示] をクリックして、ジオコーディング結果または属性結果を表示します。
バッファーの作成
リングまたは到達圏をサイト バッファーとして使用できます。
サイト バッファー タイプを選択したら、[ディゾルブ オプション] パラメーターを [リング] または [ディスク] のいずれかに設定する必要があります。
- [リング] - 大きなブレーク値を表すポリゴンから、小さなブレーク値のポリゴンが除外されます。 連続するブレーク値の間の領域に、ポリゴンが作成されます。 あるブレーク値から別のブレーク値までの領域を検索する場合に、このオプションを使用します。 たとえば、5 分と 10 分の到達圏を作成した場合、5 分の到達圏ポリゴンが 10 分の到達圏ポリゴンから除外されます。 これがデフォルトです。
- [ディスク] - 施設からブレークまでの領域を含むポリゴンが作成されます。 たとえば、5 分間の到達圏と 10 分間の到達圏を生成する場合、5 分間の到達圏ポリゴンが 10 分間の到達圏ポリゴンに含められます。
次の手順に進んで、サイト分析を実行するか、[完了] をクリックして、サイトとバッファーを保存することができます。
解析の実行
次の 3 つのオプションをサイト分析に使用できます。
- インフォグラフィックス - [インフォグラフィックスの表示] をクリックして、[インフォグラフィックス] ツールを有効にします。
ヒント:
[インフォグラフィックス] オプションを使用するには、ArcGIS Online またはポータルにサイン インする必要があります。
- レポート - [レポートの作成] をクリックして、レポートを作成します。 Esri サマリー レポートのリストから選択することもできます。 ArcGIS Online またはポータルにサイン インすると、組織で共有しているレポートを使用できるようになります。
- 変数 - [情報付加] をクリックして、バッファー エリアに変数を追加します。 ArcGIS Online またはポータルにサイン インすると、組織で共有しているレポートを使用できるようになります。
サマリーの確認
手順を確認します。 変更が必要な場合は、[前へ] をクリックして、正しいワークフロー手順に戻ります。 完了したら [完了] をクリックします。
ワークフローが完了すると、レポート、インフォグラフィックス ウィンドウ、情報が付加されたレイヤー、商圏、道路距離/時間商圏がマップに表示されます。