Image Analyst ライセンスで利用できます。
Spatial Analyst のライセンスで利用可能。
概要
1 つの入力ラスターのバイナリ値に対してビット単位の論理否定 (補数) 演算を行います。
メモ
入力値が浮動小数点データ タイプの場合は、ビット単位の演算を実行する前に値を切り捨てて整数値に変換されます。
すべてのビット単位の演算は、次の点が共通しています。
- バイナリ値は 2 の補数として格納されます。
- ツールは 32 ビット整数を対象とします。
- 最左端のビット位置は値の符号 (正または負) のために予約されています。 整数が正の値である場合、そのビット位置の値は 0 で、負の値である場合、そのビット位置の値は 1 です。
ビット単位の論理否定演算では、符号ビットを他のビットと同様に処理します。 入力のピクセル値が負の場合、出力も負になり、入力値が正の場合には出力も正になります。
入力がマルチバンド ラスターである場合、出力はマルチバンド ラスターになります。 関数は、入力の各バンドに対して操作を実行します。
入力が多次元ラスターである場合、すべての変数のすべてのスライスが処理され、出力は多次元ラスターになります。
パラメーター
パラメーター名 | 説明 |
---|---|
Raster | Bitwise Not (補数) 演算の対象となる入力ラスター。 |
範囲タイプ | 出力ラスターで使用する範囲を選択します。
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セル サイズ タイプ | 出力ラスターで使用するセル サイズを選択します。 すべての入力セル サイズが同じである場合、すべてのオプションは同じ結果を生成します。
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ビット単位の詳細
ビット演算ツールは、入力値のバイナリ表現をピクセル単位で評価します。 バイナリ表記の各ビットについて、ブール演算が実行されます。
この後のセクションでは、各種ビット演算ツールについて具体的に説明します。 例で使用されている矢印は、入力値をバイナリ表記 (base2) に変換し、解析した後、再び 10 進値 (base10) に変換する処理フローを示しています。
Bitwise Not 関数の詳細
Bitwise Not では、入力されたバイナリ値の補数を求めます。 このため、各入力ビットが 1 であれば、出力値は 0 になります。 入力ビットが 0 であれば、出力値は 1 になります。