重複フィーチャ

Available with ArcGIS Pro Standard and Data Reviewer licenses.

サマリー

[重複フィーチャ] チェックは、配列されており、一致する属性値を持つ同じジオメトリ タイプのフィーチャを検索します。

概要

[重複フィーチャ] チェックの目的は、重複するジオメトリおよび属性値を含んでいるフィーチャを検索することです。 これには、異なるデータ ソースまたは同じデータ ソースに格納されたフィーチャの比較を含めることができます。

業界シナリオ

水道施設管理では、[重複フィーチャ] チェックを使用して、複数のポイント フィーチャ間で同じ場所に重なったポイント (重複するバルブなど) を含むサービス ポイント、システム バルブ、および消火栓を特定できます。

サポートされているワークフロー

ArcGIS Data Reviewer のチェックは、データの自動レビューを実装するための複数の方法をサポートしています。 次の表に、このチェックでサポートされている実装方法を示します。

検証制約

レビューアー バッチ ジョブ

属性 (検証) ルール

いいえ

はい

はい

(ArcGIS Pro 2.7 以降)

注意:

マップベースのレビューアー ルールは、廃止予定のため使用できません。 属性ルールで利用できる Data Reviewer 機能に自動レビュー ワークフローを移行することをおすすめします。 ArcGIS Pro 3.0 でマップ ドキュメント (.aprx) を開くか保存すると、ドキュメントから既存のマップ ルールがすべて削除されます。

構文

パラメーター必須説明ワークフロー

サブタイプ

ルールが適用されるサブタイプ。

検証

属性

ルールの適用先となるフィーチャを特定するクエリ。

検証

比較するフィーチャ

はい

入力フィーチャは、このデータ ソースのフィーチャへのリレーションシップに基づいて、エラーとして返されます。

有効な入力は、ポイント フィーチャ、ポリライン フィーチャ、およびポリゴン フィーチャであり、入力データ ソースのジオメトリ タイプに一致する必要があります。

検証

フィルター

いいえ

[比較するフィーチャ] パラメーターで指定されたデータ ソースからルールに含めるフィーチャを特定するクエリ。

検証

無視する属性

いいえ

重複フィーチャを評価するときに無視する属性値。

入力のデータ ソースと、比較するフィーチャのデータ ソースの両方に共通する編集可能なフィールドのみを無視することができます。 共通フィールドは、同じ名前およびデータ タイプを共有するフィールドです。

検証

名前

はい

ルールの一意の名前。

この情報は、データ品質要件のトレーサビリティ、自動レポート、および修正ワークフローのサポートに使用されます。

検証

説明

いいえ

非準拠フィーチャが検出されたときのエラーの定義済みの説明。

この情報は、修正ワークフローを円滑に進めるためのガイダンスを提供します。

検証

重要度

いいえ

非準拠フィーチャが検出された時点で割り当てられるエラーの重要度。

この値は、他のエラーに対するこのエラーの重要度を示します。 値の範囲は 1 ~ 5 で、1 は最高優先順位を示し、5 は最低優先順位を示します。

検証

タグ

いいえ

ルールのタグ プロパティ。

この情報は、データ品質要件のトレーサビリティとレポートをサポートするためのルール作成および管理ワークフローで使用されます。

検証

備考

チェックを使用する際には、次の点に留意してください。

  • 入力フィーチャおよび [比較するフィーチャ] パラメーターのデータ ソースは、共通の測地基準を共有する必要があります。

    空間参照の詳細

  • 入力および比較フィーチャのジオメトリを評価する際、M および Z 値は無視されます。
  • [比較するフィーチャ] パラメーターに含まれている入力フィーチャとデータ ソースの Validation Status 属性値は評価中に無視されます。 たとえば、ルール評価時には、整合チェックのステータスが [0 (計算不要、整合チェック不要、エラーなし)])、[1 (計算不要、整合チェック必要、エラーあり)][4 (計算必要、整合チェック不要、エラーなし)]、または [5 (計算必要、整合チェック不要、エラーあり)] の入力フィーチャが引き続き含まれます。
  • [属性] および [フィルター] パラメーターには、比較演算子 (=<>><>=<=) および論理演算子 (AND/ORIN/NOT INLIKE/NOT LIKEIS NULL) のみを使用できます。
  • [比較するフィーチャ] パラメーターのデータ ソースには Global ID フィールドを含める必要があります。
  • マップまたはプロジェクトのパッケージを作成する場合、および [検証] 機能を有効化して Web レイヤーを共有する場合は、[比較するフィーチャ] パラメーターのデータ ソースを含めます。

関連トピック