マルチパッチ フィーチャ テンプレートの構成

マルチパッチ フィーチャ テンプレートは、[テンプレート プロパティ] でカスタマイズします。テンプレートを作成したら、名前の編集、検索可能なタグの追加または削除、ジオデータベースのデフォルト値の上書き、ツール パレットの構成、テンプレート ギャラリーへのモデル ファイルの追加を行うことができます。

マルチパッチ フィーチャ レイヤーをマップまたはシーンに追加すると、フィーチャ テンプレートがデフォルト設定で自動的に生成されます。手動でフィーチャ テンプレートを作成することもできます。テンプレート名とともに表示されるフィーチャ レイヤー シンボルは、ソース レイヤーのシンボルから取得されます。

テンプレート プロパティを開く

[テンプレートの管理] または [フィーチャの作成] ウィンドウで [テンプレート プロパティ] ダイアログ ボックス を開けます。

テンプレートの管理

[テンプレートの管理] ウィンドウには、そのプロジェクトのために定義されたすべてのテンプレートのリストが表示されます。

1. [編集] タブの [フィーチャ] グループで、[テンプレートの管理] ダイアログ ボックス ランチャー をクリックします。

   [テンプレートの管理] ウィンドウが表示されます。

2. ウィンドウで、マップ とそのレイヤーを展開します。
3. 構成するテンプレートのレイヤーをクリックします。

   そのレイヤーに対して定義されたフィーチャ テンプレートが、テンプレート ボックスに表示されます。

4. テンプレート ボックスで、グループ テンプレートをクリックします。
5. ツールバーで、[プロパティ] をクリックします。
   • テンプレートを右クリックして、ショートカット メニューを使用することもできます。

フィーチャ作成

[フィーチャ作成] ウィンドウには、現在のマップに対して定義されたすべてのテンプレートがリスト表示されます。

1. [編集] タブの [フィーチャ] グループで、[作成] をクリックします。

   [フィーチャ作成] ウィンドウが表示されます。

2. ウィンドウで、該当するグループ テンプレートを右クリックして [プロパティ] をクリックします。
   • 前方矢印 をクリックして、メニュー ボタン をクリックすることもできます。

ツール パレットの構成

[ツール] タブで、テンプレートをクリックしたときに自動的に実行するツールを選択し、ツール パレットに表示される他のツールを表示または非表示にします。

1. [テンプレート プロパティ] ダイアログ ボックスで [ツール] をクリックします。
2. テンプレートの選択時に自動的に実行するツールに対して、[クリックして、デフォルト ツールとして設定] をクリックして有効にします。
3. [ツールの表示設定の切り替え] チェックボックスをオンにして、ツール パレットで使用できるようにする作図ツールを有効にします。
4. [OK] をクリックします。

   設定内容が保存され、ダイアログ ボックスが閉じます。

ギャラリーへのモデル ファイルの追加

ファイル システムの 3D モデル ファイルを参照して、テンプレート ギャラリーに追加するには、[モデル ファイル] ツール をクリックします。3D モデルを追加すると、マルチパッチ フィーチャとしてテンプレート ソース ジオデータベースにインポートされます。

COLLADA (*.dae) や 3D Studio (*.3ds) などサポートされている 3D フォーマットのファイル拡張子は、3D ファイル ブラウザーのファイル フィルターに表示されます。サムネイル画像は、ギャラリー アイテムとして自動的に表示されます。モデル ビューアーで画像をカスタマイズできます。

1. [テンプレート プロパティ] ダイアログ ボックスで [ツール] をクリックします。
2. [モデル ファイル] をクリックします。

   ギャラリーがウィンドウに表示されます。

3. モデルを追加するには、[追加] をクリックし、ファイルを参照して [開く] をクリックします。一度に複数のファイルを選択して追加できます。

   モデルがプロジェクトにインポートされ、サムネイルがギャラリー アイテムとしてウィンドウに表示されます。

4. モデルをギャラリーから削除するには、該当するサムネイルをクリックしてから [削除] をクリックします。
5. [OK] をクリックします。

   設定内容が保存され、ダイアログ ボックスが閉じます。

ギャラリー フィーチャまたは定義済みの形状のカスタマイズ

ギャラリー フィーチャまたは定義済みの形状のサイズ、回転、挿入ポイントをカスタマイズするには、モデル ビューアーで使用できる該当するパラメーターを展開して構成します。

ヒント:

このモデル ビューアーとそのパラメーターも [フィーチャ作成] ウィンドウのアクティブなテンプレートで使用できます。

1. [テンプレート プロパティ] ダイアログ ボックスで [ツール] をクリックします。
2. [モデル ファイル] ツール 、または定義済みのマルチパッチ形状ツールのいずれかをクリックします。
3. モデル ビューアーで、該当するパラメーターを展開して設定します。

   サイズ	高さ (Z)、幅 (X)、奥行き (Y) を指定します。モデルを相対的に拡張するには、垂直コントロールの括弧をクリックしてオンにします。
   回転	3D 空間におけるフィーチャの角度、傾斜、ロールを指定します。
   位置	X、Y、および Z 軸上のフィーチャの挿入ポイントを指定します。
   リセット	前のパラメーター値を復元します。

   

4. モデル ビューアーをナビゲートするには、ツールバーで対応するコマンドをクリックします。

   3D 軸の表示/非表示	3D の X、Y、Z 軸の表示/非表示を切り替えます。
   定率拡大	一定距離に拡大します。
   定率縮小	一定距離に縮小します。
   範囲にズーム	3D モデルの全範囲を表示します。
   サムネイルの作成	サムネイルを現在のビューに更新します。このコマンドは、ギャラリー フィーチャでのみ使用できます。

5. [OK] をクリックします。

   設定内容が保存され、ダイアログ ボックスが閉じます。

属性値の設定

[属性] タブで、該当するフィールドに属性値を入力し、デフォルトのジオデータベース値を上書きして、テンプレートで作成されるフィーチャに適用します。

1. [テンプレート プロパティ] ダイアログ ボックスで [フィーチャ] をクリックします。
2. フィーチャ属性テーブルに、新しいフィーチャに適用されるようにする属性値を入力します。
   • デフォルトのジオデータベース値を表示するには、フィールド名にポインターを合わせます。
3. [OK] をクリックします。

   設定内容が保存され、ダイアログ ボックスが閉じます。

フィールドの色コード

フィールドまたはフィールドの枠線がハイライト表示されているか陰影付きの場合、色は特定のステータスまたはフィールド値の定義方法を示します。 次の表に、色コードの説明を示します。

属性フィールドの色コード

フィールドの色	説明
オレンジの陰影	サブタイプ フィールド。
紫の陰影	レイヤーをシンボル化します。
黄の陰影	ハイライト プロパティがフィールド ビューで有効になります。
グレーの枠線	フィールドは読み取り専用なので編集できません。
緑の枠線	フィールドではジオデータベースのデフォルト値が使用されません。
青の枠線	フィールドではジオデータベースのデフォルト値が使用されます。
黄の枠線	フィールド値は、フィールドに割り当てられたオプションの「条件値」に対して無効な入力です。
赤の枠線	フィールド値は、いずれかの理由により無効な入力です。 「属性の検証」がオンで、フィールドに割り当てられた「属性ドメイン」に対してフィールド値が無効です。 フィールド値は、フィールドに割り当てられた必須の「条件値」に対して無効な入力です。