ボクセル レイヤーの表示設定の変更

[ボクセル レイヤー] タブ セットで、ボクセル レイヤーの表示と表示設定を調整できます。 オフセット、高さ強調、使用される変数、およびシンボルを変更することも、ボクセル レイヤーの照明オプションを操作することもできます。

標高

ボクセル レイヤーが ArcGIS Pro に追加されると、高さの差をより明確にするためにデフォルトの高さプロパティが適用されます。 これらのプロパティには、[オフセット] と [高さ強調] が含まれます。 ボクセル レイヤーの高さを垂直方向に強調するために指定されるデフォルト値は、レイヤーの X,Y 範囲に比例します。 ボクセル レイヤーを垂直方向に強調する場合、その高さは [高さ強調] プロパティに設定した値によってスケール処理されます。

フィーチャ レイヤーとボクセル レイヤーを結合するには、ボクセル レイヤーの強調モードを変更して、フィーチャ レイヤーの Z 座標強調モードに合わせます。 たとえば、ボクセル レイヤーが地層を表し、ボーリング穴とともにフィーチャ レイヤーとして表示する場合、すべてのボクセル キューブの Z 値に同じ高さ強調を適用します。

ボクセル レイヤーに高さ強調を設定するには、次の手順に従います。

1. [コンテンツ] ウィンドウでボクセル レイヤーを選択します。
2. [ボクセル レイヤー] タブ セットをクリックします。
3. [高さ] グループの [オフセット] プロパティと [高さ強調] プロパティを設定します。
4. 必要に応じて、[レイヤー プロパティ] ダイアログ ボックスでフィーチャ レイヤーの Z 座標強調モードに合うように [強調モード] プロパティを変更します。 たとえば、ボクセル レイヤーが Z 座標 0 で始まる場合、海水面から始まる海洋データを表しているため、強調係数が 0 で乗算されないようにオフセットを変更します。

照明

3D ビジュアライゼーションで奥行感覚を改善するには、ボクセル レイヤーで照明オプションを使用します。 ボクセル レイヤーに多くの異なるキューブが個別値として含まれる場合、または等値面を視覚化している場合は、照明オプションが重要になります。 [散乱] プロパティを指定してボクセル レイヤーのつやをさらに消すことも、[鏡面反射] プロパティを指定してボクセル レイヤーの光沢を強めることもできます。 光源の位置に応じて、ボクセル レイヤーの外観が変化します。

地質モデルは、照明オプションがオフの状態で表示されます。 GeoTOP モデルのサンプル セットは TNO (オランダの地質調査所) からのものです。

地質モデルは、照明オプションが設定された状態で表示されます。 [散乱] プロパティは 50% に設定され、[鏡面反射] プロパティは 30% に設定されています。 GeoTOP モデルのサンプル セットは TNO (オランダの地質調査所) からのものです。

ボクセル レイヤーに照明オプションを設定するには、次の手順に従います。

1. [コンテンツ] ウィンドウでボクセル レイヤーを選択します。
2. [ボクセル レイヤー] タブ セットをクリックします。
3. スライダーを使用するか数値を入力して、[散乱] プロパティと [鏡面反射] プロパティを設定します。