マップ内のレイヤーまたはスタンドアロン テーブルでレンジ プロパティが有効な場合、表示の上部に [レンジ] タブが表示され、レンジ スライダーとそのコントロールの動作を構成するのに必要な追加設定ができるようになります。 設定は、[レンジ] タブの [表示]、[レンジの有効化]、[現在のレンジ]、[ステップ]、[再生] および [全範囲] の各グループに整理されています。 これらのレンジ構成グループについては、以降のセクションで詳しく説明します。
表示
マップでのレンジのフィルタリングのオン/オフを切り替えます。 アクティブなレンジは、レンジ スライダーで現在定義されているレンジで、[レンジの有効化] グループの [アクティブな範囲名] として表示されます。
1 つのレイヤーに対して複数のレンジが定義されている場合、マップに追加のフィルターを適用することで、これらのロックされたレンジの表示オン/オフを切り替えることができます。
レンジの有効化
レンジ スライダーを使用して操作する範囲を設定します。 レンジ スライダーのモードを変更して、整数データを操作するのに適した単純化されたスタイルにすることもできます。
複数のレンジを定義すると、レンジを簡単に切り替えることができます。ただし、一度にアクティブにできるレンジは 1 つだけです。 レンジの有効化はレンジ スライダーに関連付けられ、ロックされたレンジはすべてフィルター設定と同様に振舞います。
アイテム | 説明 |
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アクティブな範囲名 | アクティブなレンジにする名前をドロップダウン リストから選択し、スライダーの値を設定します。 このリストは、[プロパティ] ダイアログ ボックスでレンジ プロパティを定義したレイヤーまたはスタンドアロン テーブルから設定されます。 [なし] を選択すると、マップでレンジが無効化され、スライダーが表示されなくなります。 レンジ プロパティの定義はレイヤーまたはテーブルから削除されません。マップ内で操作できなくなるだけです。 |
単一値モード | レンジ スライダーを変更して、段階的に選択したり明示的な値を入力できる単一値として表示します。 このモードは整数データにのみ使用可能で、建物の階数など比較的小さな範囲に適しています。 |
エイリアス | このオプションは、アクティブなレンジが単一値モードにある場合にのみ使用できます。このオプションを使用すると、折りたたまれた状態のレンジ スライダー コントロール上に説明的なエイリアス値が表示されるレイヤーまたはテーブルを指定できます。 このオプションを有効にするには、マップ内の少なくとも 1 つのレンジ対応レイヤーにレンジ エイリアスが定義されている必要があります。各レンジで 1 つのレイヤーにのみレンジ エイリアスを設定することをお勧めします。 |
現在のレンジ
レンジ スライダーのつまみの値を指定して、表示レンジを設定します。 オプションについては下記の表で説明します。
アイテム | 説明 |
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最大 | この値は、表示レンジの上限値を明示的に設定します。 [レンジ] タブの [現在のレンジ] グループ、または最大つまみの値ボックスのスライダーで、数値を入力します。 ボックスが空の場合、上限値は無効になります。 横にあるアイコンが矢印に変化し、すべての値が無限に表示されることを示します。 |
最小 | この値は、表示レンジの下限値を明示的に設定します。 [レンジ] タブの [現在のレンジ] グループ、または最小つまみの値ボックスのスライダーで、数値を入力します。 ボックスが空の場合、下限値は無効になります。 横にあるアイコンが矢印に変化し、すべての値が無限に表示されることを示します。 |
最小値または最大値のロック | マップ範囲の最大値または最小値をロックすると、スライダーのつまみコントローラーをドラッグして移動できなくなります。 また、再生中につまみは動きません。 ロックされたつまみの値も、スライダー上で赤色に縁どられます。 ロック アイコンをもう一度クリックすると、値のロックが解除され、対話状態に戻ります。 |
間隔 | 必要に応じて、アクティブなマップ レンジを、最小つまみと最大つまみの値間の量として表現できます。 データのレンジを移動しても、期間は一定のままになります。 ポインターを使用してスライダーに沿った間隔を押すと、表示しているデータの現在のレンジを表示することもできます。 |
間隔のロック | 間隔をロックすると、値を明示的に入力して、最大または最小つまみの値を調整することのみが可能になります。 間隔の差は一定のままです。 |
最大値と最小値の無効化/有効化 | つまみの有効/無効状態のアイコンによって、定義された値を表示するのか (有効)、すべての値を無限に含めるのか (無効) が視覚的にわかります。 つまみの値を無効化すると、アイコンは矢印に変化します。 これは、最小または最大つまみの範囲値ボックスを空のままにすると、自動的に変化します。
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移動間隔
[ステップ] グループのオプションを使用すると、[次へ] または [前へ] ステップ コマンドを使用したときに移動する時間量、または再生中に移動する時間量を設定できます。 オプションについては下記の表で説明します。
アイテム | 説明 |
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ステップ数 | このオプションを使用して、ステップを、スライダーの現在のレンジを移動するのに必要な相対的な量に設定します。 |
ステップ間隔 | このオプションを使用して、ステップを明示的な量に設定します。 [レンジ間隔で移動] をオンにすると、ステップ間隔を、現在のレンジに定義されているスパンと同じ数値に設定します (可能な場合)。 |
再生
[再生] 設定を使用して、[再生] ボタンをクリックしたときのレンジ スライダーの動作を構成します。 オプションについては下記の表で説明します。
アイテム | 説明 |
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再生 | 現在の位置からスライダー レンジの端まで、すべてのステップを再生します。 |
次のステップ | 最小および最大つまみの [ステップ] 設定に従い、現在のレンジを前方に移動します。 |
前のステップ | 最小および最大つまみの設定に従い、現在のレンジを後方に移動します。 |
再生速度 | 表示範囲の定義されている間隔を再生する相対的な表示速度を設定します。 このオプションは、次のステップに進む前に各時間ステップで一時停止する時間量を設定します。 ステップ数は変化しません。各ステップ間の時間量だけが変化します。 |
方向 | 前方に進んで再生するのか、後方に進んで再生するのかを設定します。 |
反転 | 現在のレンジを表示するスライダーのつまみが終端に達したら、引き続き反対方向に再生してから停止します。 |
繰り返し | 同じ方向にループ再生する場合、これを選択します。 [反転] と [繰り返し] を組み合わせることができます。 |
全体表示
全体表示設定では、[全体表示] ボタンをクリックした際のスライダー バーの範囲値を定義します。 オプションについては下記の表で説明します。
アイテム | 説明 |
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レンジが有効なすべてのデータ | レンジ スライダーの [全レンジ] に、マップのすべてのレンジが有効なレイヤーおよびテーブルの範囲を設定します。 これがデフォルトのオプションです。 |
すべての表示レンジ対応データ | 全体表示設定をマップ内のすべての表示レイヤーの範囲に設定します。 このレンジは、レイヤーの表示設定が変更されると更新されます。 |
ユーザー定義 | 全レンジを、全レンジの [最小値] および [最大値] 編集ボックスで定義されたレンジに設定します。 これらのコントロールの値のいずれかを編集すると、このオプションは自動的にユーザー定義に設定されます。 |
レイヤー | マップでレンジ プロパティが定義されているすべてのレイヤーには、ドロップダウン リストが表示されます。 レイヤーを選択すると、全レンジが、そのレイヤーのレンジに設定されます。 |
レンジのロック解除 | スライダーのレンジのロックが解除され、対話的に変更できるようになります。 |
全体表示 | 全範囲で定義された範囲をスライダーに設定します。 |