Location Referencing ライセンスで利用可能です。
ネットワーク、イベント、キャリブレーション ポイントなどの LRS エレメントの開始日と終了日を設定することで、その一時性を有効化します。 これらのレイヤーで時間を有効化すると、特定の時間でフィーチャを比較できるようになります。
マップ内の LRS レイヤーの時間を有効化するには、次の手順を実行します。
- ネットワーク、イベント、キャリブレーション ポイントなどの LRS エレメントをマップに追加します。
- [Location Referencing] タブの [ツール] グループで、[時間の有効化] ボタン をクリックします。
LRS レイヤーで時間が有効化され、タイム スライダーが表示されます。
- 時間は、マップに存在するネットワーク、イベント、およびキャリブレーション ポイントの各レイヤーでのみ有効です。
- 時間は、マップに存在する中心線、レッドライン レイヤー、およびテーブルでは有効ではありません。
- このツールは、[レイヤー プロパティ] ダイアログ ボックスの [時間] タブにある次のパラメーターを設定します。
- [レイヤーの時間] - [各フィーチャに開始時間フィールドと終了時間フィールドが 1 つずつあります]
- [開始時間フィールド] - LRS レイヤーの From Date フィールド
- [終了時間フィールド] - LRS レイヤーの To Date フィールド
- [時間範囲] - マップ内のすべての LRS レイヤーを考慮した次の式で計算されます。
- 開始日 - 最も古い日付 - 20 年と、今日の日付 - 20 年のうち、小さい方
- 終了日 - 最新の日付 + 20 年と、今日の日付 + 20 年のうち、大きい方
- [ライブ フィード データ] - 10 秒の速度で有効化
次の例では、今日の日付を 10/10/2019 として式を適用しています。
入力 (すべての LRS レイヤーを考慮) 出力 (すべての LRS レイヤーに適用) #
最小 (開始日)
最大 (終了日)
開始日
終了日
1
1/1/2000
Null
1/1/1980
10/10/2039
2
1/1/2000
1/1/2030
1/1/1980
1/1/2050
3
Null
Null
10/10/1999
10/10/2039
4
1/1/2000
Null
10/10/1999
10/10/2039
[時間の有効化] ボタン は、初めてクリックしたときに有効になります。 アクティブな状態のときにボタンをクリックすると、LRS レイヤーの時間を無効化することができます。
ボタンがアクティブな場合、マップ上のすべての LRS レイヤーの時間が有効化され、マップに追加された後続の LRS レイヤーも有効化されます。
マップで有効化された時間プロパティは、プロジェクトの保存時に保持されます。
時間対応のマップを追加すると、ArcGIS Pro リボンの [時間] タブがアクティブになり、データを時間でフィルタリングすることができます。 また、マップの右上にあるタイム スライダーも使用できるようになります。
ヒント:
このツールを使用した後、[レイヤー プロパティ] ダイアログ ボックスの [時間] タブで、選択したマップ レイヤーの時間パラメーターを手動で変更できます。