ポータル アイテムの検索

ArcGIS Pro プロジェクトに追加するコンテンツをアクティブなポータルで検索できます。 特定のアイテム (同僚と共有しているカリフォルニアの火災の Web マップなど) を見つける必要がある場合や、特定のデータセットを考慮せずに対象のアイテムを探す場合があります。 たとえば、ゼブラ貝に関する利用可能なパブリック データを確認したい場合です。

また、アクティブなポータルを検索して、対象のトピックに関連するコンテンツを共有しているグループを見つけることもできます。

カタログ ビュー、[カタログ] ウィンドウの [ポータル] タブ、または参照ダイアログ ボックスで検索できます。 それぞれの操作は少し異なっています。 どの場合でも、検索ボックスに 1 つまたは複数のキーワードを入力して Enter キーを押すと結果が得られます。

コンテンツの検索結果は並べ替えおよびフィルター処理して、アイテムのリストを絞り込むことができます。 グループの検索結果は並べ替えることができます。

ArcGIS Pro でポータル アイテムを検索する操作は、ArcGIS Online または ArcGIS Enterprise 組織でアイテムを検索する操作とほとんど同じです。 同じルールに従ってコンテンツを検索し、同じ検索ツールを使用できます。

アイテム タイプでフィルター処理された検索結果を示すカタログ ウィンドウ
フィルター処理された ArcGIS Online コンテンツの検索がカタログ ウィンドウに表示されています。

アクティブなポータルから利用できるコンテンツ

ArcGIS Pro でオンライン コンテンツにアクセスするには、アクティブなポータル接続が必要です。

アクティブなポータル

アクティブなポータルは、ArcGIS Pro からサイン インしている ArcGIS Online サイトまたは ArcGIS Enterprise サイトになります。 利用可能なオンライン コンテンツは、ポータル内のアイテムとその共有プロパティによって異なります。 ArcGIS Online ポータルにサイン インしている場合、ArcGIS Online でパブリックに共有されているアイテムにもアクセスできます。

ArcGIS Pro 開始ページの上部にあるサイン イン ステータスにアクティブなポータルが示されます。

URL が次の例のような場合、アクティブなポータルは ArcGIS Online ポータルになります。

  • https://www.arcgis.com
  • https://yourorg.maps.arcgis.com

ArcGIS Pro 開始ページのサイン イン ステータス
サイン イン ステータスは、ArcGIS Online がアクティブなポータルであることを示しています。

URL が次の例のような場合、アクティブなポータルは ArcGIS Enterprise ポータルになります。

  • https://webadaptorhost.domain.com/webadaptorname

ポータル アイテム コレクション

アクティブなポータルには次の 6 つのアイテム コレクションがあります。

  • マイ コンテンツ マイ コンテンツ
  • お気に入り お気に入り
  • マイ グループ マイ グループ
  • 自組織 自組織
  • [ArcGIS Online] ArcGIS Online または [ArcGIS Enterprise] ArcGIS Enterprise
  • Living Atlas Living Atlas

これらのコレクションは相互に排他的ではありません。 たとえば、[マイ コンテンツ] は、[自組織] および [ArcGIS Online] または [ArcGIS Enterprise] (アクティブなポータルである方) にも表示されます。 ただし、一度に 1 つのポータル コレクションのみを検索できます。

各ポータル コレクションに含まれるアイテムおよびコレクション同士の関係については、「ポータルのアイテムとグループへのアクセス」をご参照ください。

ポータルのコンテンツとグループの検索

カタログ ビュー、[カタログ] ウィンドウの [ポータル] タブ、または参照ダイアログ ボックスで、検索するポータル コレクションを選択し、コンテンツ (Web マップや Web レイヤーなどのアイテム) またはグループを検索するかどうかを選択します。

カタログ ビューの検索ボックスの横に表示されるコンテンツとグループ ボタン
自組織内のコンテンツを検索すると、カタログ ビューに表示されます。 コンテンツがデフォルトの検索オプションです。

6 つのポータル コレクション内のコンテンツを検索できます。 [マイ グループ][自組織]、および [ArcGIS Online] または [ArcGIS Enterprise] 内のグループを検索できます。 グループの検索では、コンテンツを直接検索することもできます。検索結果のリストにあるグループをダブルクリックすると、グループで共有されているアイテムが表示されるからです。

注意:

グループが存在しないポータル コレクションを検索する場合、[コンテンツ][グループ] 検索オプションは表示されません。

検索でビュー、ウィンドウ、またはダイアログ ボックスに表示可能な数よりも多くのアイテムが返された場合、アイテムのリストの下部に [その他のアイテムを検索] リンクが表示されます。

アイテムとグループは、そのアイテム ページに含まれる情報にインデックス付けされます。そのインデックスは、検索結果の生成に使用されます。 インデックスには、アイテムのタグ、タイトル、概要、説明などの情報が含まれます。

通常、コンテンツを検索すると、ArcGIS Pro で使用できない、またはプロジェクトに追加できないアイテムは返されません。 たとえば、検索では、Microsoft Word ドキュメントや PowerPoint プレゼンテーションは返されません。 一部のアイテムは、汎用 [オンライン アイテム] アイコン オンライン アイテム で返される場合があります。 このアイコンは、認識されたが ArcGIS Pro では使用できないアイテム タイプを示しています (ArcGIS StoryMapsDashboards、Web マッピング アプリケーションなど)。

注意:

デフォルトでは、[マイ コンテンツ] コレクションにはフォルダーが表示されます (作成済みの場合)。ただし、そのフォルダー内のアイテムは表示されません。 フォルダー内のアイテムを表示するには、検索ボックスの横にあるツールの行で [フォルダーの表示/非表示] ボタン フォルダーの表示/非表示 をクリックします。 このボタンは、[マイ コンテンツ] コレクションが選択されている場合にのみ表示されます。

キーワードによる検索

アイテムを検索するには、カタログ ビュー、[カタログ] ウィンドウ、または参照ダイアログ ボックスでポータル コレクションを選択して、検索ボックスにキーワードを入力します。 たとえば、condor に関連するアイテムを検索するには、「condor」という単語を入力します。 検索を絞り込むにはキーワードを追加します。 たとえば、「condor nest」を検索すると、両キーワードがインデックス付けされているアイテムのみが返されます。

キーワードの大文字と小文字は区別されません。 「CONDOR」を検索すると、「condor」の検索と同じアイテムが返されます。 キーワードの順序は検索結果に影響しません。 「condor nest」を検索すると、「nest condor」の検索と同じアイテムが返されます。

ポータル コレクションを変更すると、検索ボックス内のキーワードは自動的に消去されます。

アイテム フィールド名、グループ フィールド名、範囲、ブール型演算子などの高度な検索機能を使用するには、ArcGIS Online ヘルプの「高度な検索の使用」(または ArcGIS Enterprise ヘルプの対応するトピック) をご参照ください。

結果の並べ替え

ポータル コレクションを選択すると (検索前)、そのコレクション内のアイテムのリストが表示されます。 このリストは、関連性で並べ替えられる [Living Atlas] コレクションを除き、デフォルトで最近の更新日順に並べ替えられます。

検索後、結果はすべてのポータル コレクションの関連順に並んでいます。 以下のいずれかのオプションを使用して、この並べ替え順を変更できます。 並べ替え順は、関連性を除いてすべて元に戻すことができます。

  • 関連性
  • Date Modified
  • タイトル
  • 所有者

並べ替え順を変更するには、検索ボックスの横にある [並べ替え] ボタン 並べ替え をクリックして、ドロップダウン リストからオプションを選択します。 ポータル アイテムはタイプまたはパス別に並べ替えることはできませんが、これらのプロパティはドロップダウン リストに表示されます。

カタログ ビューで検索する場合、列見出し ([タイトル] など) をクリックして、検索結果を並べ替えることもできます。 見出しをもう一度クリックして、並べ替え順を逆にすることもできます ([タイプ] または [パス] 列見出しをクリックしても何も変化はありません)。

[並べ替え] ボタンのドロップダウン オプションを表示するカタログ ビュー
検索結果は、最近の更新日順に従ってデフォルトで並べ替えられます。

注意:

関連性での並べ替えには、アイテムのタグ内の検索キーワードの有無、アイテム情報フィールド (タイトル、概要、および説明) でのキーワードの出現頻度、アイテム情報の完全性、アイテムの表示回数など、たくさんの要素が考慮されています。

結果のフィルタリング

フィルターを適用して検索結果のリストを絞り込むことができます。 7 つのフィルター タイプを使用できますが、それぞれのポータル コレクションにすべてのタイプを使用できるとは限りません。 検索に複数のフィルター タイプを適用できます。 たとえば、結果のリストを作成日とアイテム タイプでフィルター処理できます。

フィルターを適用するには、検索ボックスの横にある [フィルター] ボタン フィルター をクリックして、ドロップダウン リストからオプションを選択します。 フィルターを消去するには、オプションの横にある [消去] をクリックします。

フィルターを検索の前に適用すると、検索結果の初期設定を制限し、検索の後に適用すると、結果のリストを絞り込むことができます。

[フィルター] ボタンのドロップダウン オプションとフィルター処理された検索結果を表示するカタログ ビュー
結果のリストがフィルター処理され、2021 年 1 月 1 日から指定日までに変更された Web マップが表示されています。 カタログ ビューでは、アクティブなフィルターは検索結果の上に表示されます。

各フィルター タイプには、それぞれオプションがあります。 フィルター タイプ内のオプションは相互に排他的です。 たとえば、アイテム タイプでフィルター処理する場合、マップまたはレイヤーを選択できますが、両方を選択することはできません。 タグは例外です。 複数のタグをフィルター処理する場合、アイテムは指定されたすべてのタグがフィルター条件に一致する必要があります。

アクティブなフィルターは、スペースがある場合には、カタログ ビュー、[カタログ] ウィンドウ、および参照ダイアログ ボックスにテキストとして表示されます。 テキストとして表示されないフィルターは、ドロップダウン リストに表示されます。

2 つのアクティブなフィルターのテキストと 3 つ目のアクティブなフィルターを示すドロップダウン矢印付きのボタンを表示する [カタログ] ウィンドウ

追加のフィルターを追加する、別のフィルター オプションを選択する、およびフィルターを消去することにより、対話形式で検索結果を変更できます。 ポータル コレクション内のコンテンツを検索する場合、フィルターは、明示的に変更されるまで動作しません。 ポータル コレクションを切り替えると、すべてのフィルターが自動的に解除されます。

注意:

[マイ グループ] 内のグループなど、ポータル グループには固有のタグ セットがあります。 グループのコンテンツを参照または検索する場合、別のグループ内のコンテンツの検索を開始すると、適用したタグ フィルターが解除されます。

次の表に、フィルター タイプとそれを使用できるポータル コレクションを示します。

検索フィルターとポータル コレクション

フィルターマイ コンテンツお気に入りマイ グループ自組織ArcGIS Online または ArcGIS EnterpriseLiving Atlas

カテゴリ: ArcGIS Living Atlas で使用されるコンテンツの分類。 ArcGIS 組織およびグループのカスタム カテゴリを作成できます。

サポート

サポート

サポート

アイテム タイプ: アイテムの主な用途に基づく事前定義された分類。

サポート

サポート

サポート

サポート

サポート

サポート

更新日: アイテムまたはそのアイテム ページが所有者により最後に変更された日付。

サポート

サポート

サポート

サポート

サポート

作成日: アイテムが作成された日付。

サポート

サポート

サポート

サポート

サポート

共有: そのアイテムへのアクセス権を持つユーザーを指定するアイテム プロパティ。

サポート

サポート

サポート

サポート

サポート

ステータス: 信頼済みアイテムと非推奨アイテムを識別するアイテム プロパティ。

サポート

サポート

サポート

サポート

サポート

サポート

タグ: 検索の目的でアイテムに関連付けられる単語またはフレーズ。

サポート

サポート

サポート

サポート

サポート

チェック マークは、フィルターがポータル コレクションで使用できることを示しています。
注意:

ArcGIS Enterprise 10.4.x および 10.5.x では、検索結果の並べ替えおよびフィルタリングはサポートされていません。 ArcGIS Enterprise 10.6.x では、カスタムの日付範囲によるフィルタリングはサポートされていません。

検索結果の管理

検索ボックスで検索結果を管理できます。

  • 検索を消去するには、検索ボックスの [削除] ボタン 削除 をクリックします。
  • 最近使用した検索を繰り返すには、検索ボックスのドロップダウン矢印をクリックして、リストされた検索のいずれかをクリックします。
  • 検索履歴を消去するには、検索ボックスのドロップダウン矢印をクリックして、[履歴の消去] をクリックします。

検索操作の違い

カタログ ビュー、[カタログ] ウィンドウ、および参照ダイアログ ボックスは似ていますが、検索操作は同じではありません。

  • [アイテム タイプ] フィルターは、参照ダイアログ ボックスでは使用できません。
  • カタログ ビューは、返される検索結果の数を指定します。 [カタログ] ウィンドウと参照ダイアログ ボックスは指定しません。

関連トピック