テレイン ピラミッド レベルの追加 (Add Terrain Pyramid Level) (3D Analyst)

サマリー

既存のテレイン データセットに 1 つ以上のピラミッド レベルを追加します。

テレイン ピラミッド レベルの定義 (Terrain Pyramid Level Definition) の詳細

使用法

  • 各ピラミッド レベルは、ピラミッド レベル解像度と基準縮尺をスペースで区切ったペアとして入力します。(たとえば、ウィンドウ サイズが 20 で基準縮尺が 1:24000 の場合、「20 24000」と入力し、Z 許容値が 1.5 で基準縮尺が 1:10000 の場合、「1.5 10000」と入力します。

  • ピラミッド レベル解像度は、ピラミッドに使用する Z 許容値またはウィンドウ サイズで表します。

    • Z 許容値は、最大解像度でテレインの標高から生じる可能性のある最大偏差を指定します。
    • ウィンドウ サイズは、テレインの作成時に指定したウィンドウ サイズ メソッドに基づいたエリアから、1 つまたは 2 つのポイントを選択することによって標高ポイントを間引きする際に使用するタイル エリアを指定します。
  • 基準縮尺は、ピラミッド レベルが表示される最大のマップ縮尺を表します。

  • テレインに新しいピラミッド レベルを追加すると、テレインは無効になります。それは、テレインは、前のピラミッド レベルからサンプリングされた標高ポイントをピラミッドに設定する必要があるからです。ピラミッド レベルの追加後、[テレインの構築 (Build Terrain)] を使用してください。

  • SDE データベースで使用する場合は、入力テレインをバージョン対応登録できません。

パラメーター

ラベル説明データ タイプ
入力テレイン

処理対象のテレイン データセット。

Terrain Layer
ピラミッド タイプ
(オプション)

テレイン データセットで使用されるピラミッド タイプ このパラメーターは、ArcGIS 9.3 以降では使用しません。それは、このパラメーターが、ArcGIS 9.2 を使用して作成されたスクリプトおよびモデルとの下位互換性を保つためのものだからです。

String
ピラミッド レベル定義

テレインに追加される各ピラミッド レベルの Z 許容値またはウィンドウ サイズおよびそれに関連する基準縮尺 各ピラミッド レベルは、ピラミッド レベル解像度と基準縮尺をスペースで区切ったペアとして入力します。(たとえば、ウィンドウ サイズが 20 で基準縮尺が 1:24000 の場合、「20 24000」と入力し、Z 許容値が 1.5 で基準縮尺が 1:10000 の場合、「1.5 10000」と入力します。ピラミッド レベル解像度には、浮動小数値も設定できます。基準縮尺には、整数を設定しなければなりません。

Z 許容値は、最大解像度でテレインの標高から生じる可能性のある最大偏差を表します。ウィンドウ サイズ値は、テレインの作成時に指定したウィンドウ サイズ メソッドに基づいたエリアから、1 つまたは 2 つのポイントを選択することによって標高ポイントを間引きする際に使用するタイル エリアを指定します。基準縮尺は、ピラミッド レベルが表示される最大のマップ縮尺を表します。テレインがこの値より大きい縮尺で表示される場合、次に最も高いピラミッド レベルが表示されます。

String

派生した出力

ラベル説明データ タイプ
更新された入力テレイン

更新されたテレイン。

テレイン レイヤー

arcpy.ddd.AddTerrainPyramidLevel(in_terrain, {pyramid_type}, pyramid_level_definition)
名前説明データ タイプ
in_terrain

処理対象のテレイン データセット。

Terrain Layer
pyramid_type
(オプション)

テレイン データセットで使用されるピラミッド タイプ このパラメーターは、ArcGIS 9.3 以降では使用しません。それは、このパラメーターが、ArcGIS 9.2 を使用して作成されたスクリプトおよびモデルとの下位互換性を保つためのものだからです。

String
pyramid_level_definition
["<pyramid_level_resolution> <reference_scale>",...]

テレインに追加される各ピラミッド レベルの Z 許容値またはウィンドウ サイズおよびそれに関連する基準縮尺 各ピラミッド レベルは、ピラミッド レベル解像度と基準縮尺をスペースで区切ったペアとして入力します。(たとえば、ウィンドウ サイズが 20 で基準縮尺が 1:24000 の場合、「20 24000」と入力し、Z 許容値が 1.5 で基準縮尺が 1:10000 の場合、「1.5 10000」と入力します。ピラミッド レベル解像度には、浮動小数値も設定できます。基準縮尺には、整数を設定しなければなりません。

Z 許容値は、最大解像度でテレインの標高から生じる可能性のある最大偏差を表します。ウィンドウ サイズ値は、テレインの作成時に指定したウィンドウ サイズ メソッドに基づいたエリアから、1 つまたは 2 つのポイントを選択することによって標高ポイントを間引きする際に使用するタイル エリアを指定します。基準縮尺は、ピラミッド レベルが表示される最大のマップ縮尺を表します。テレインがこの値より大きい縮尺で表示される場合、次に最も高いピラミッド レベルが表示されます。

String

派生した出力

名前説明データ タイプ
derived_out_terrain

更新されたテレイン。

テレイン レイヤー

コードのサンプル

AddTerrainPyramidLevel (テレイン ピラミッド レベルの追加) の例 1 (Python ウィンドウ)

次のサンプルは、Python ウィンドウでこのツールを使用する方法を示しています。

arcpy.env.workspace = 'C:/data'
arcpy.ddd.AddTerrainPyramidLevel('test.gdb/featuredataset/terrain', 'WINDOWSIZE', 
                              '2.5 10000; 5 25000; 10 50000')
AddTerrainPyramidLevel (テレイン ピラミッド レベルの追加) の例 2 (スタンドアロン スクリプト)

次のサンプルは、スタンドアロン Python スクリプトでこのツールを使用する方法を示しています。

"""****************************************************************************
Name: Create Terrain from TIN
Description: This script demonstrates how to create a terrain dataset using
             features extracted from a TIN. It is particularly useful in
             situations where the source data used in the TIN is not available,
             and the amount of data stored in the TIN proves to be too large
             for the TIN. The terrain's scalability will allow improved
             display performance and faster analysis. The script is designed
             to work as a script tool with 5 input arguments.
****************************************************************************"""
# Import system modules
import arcpy

# Set local variables
tin = arcpy.GetParameterAsText(0) # TIN used to create terrain
gdbLocation = arcpy.GetParameterAsText(1) # Folder that will store terran GDB
gdbName = arcpy.GetParameterAsText(2) # Name of terrain GDB
fdName = arcpy.GetParameterAsText(3) # Name of feature dataset
terrainName = arcpy.GetParameterAsText(4) # Name of terrain

try:
    # Create the file gdb that will store the feature dataset
    arcpy.management.CreateFileGDB(gdbLocation, gdbName)
    gdb = '{0}/{1}'.format(gdbLocation, gdbName)
    # Obtain spatial reference from TIN
    SR = arcpy.Describe(tin).spatialReference
    # Create the feature dataset that will store the terrain
    arcpy.management.CreateFeatureDataset(gdb, fdName, SR)
    fd = '{0}/{1}'.format(gdb, fdName)
    # Export TIN elements to feature classes for terrain
    arcpy.AddMessage("Exporting TIN footprint to define terrain boundary...")
    boundary = "{0}/boundary".format(fd)
    # Execute TinDomain
    arcpy.ddd.TinDomain(tin, tinDomain, 'POLYGON')
    arcpy.AddMessage("Exporting TIN breaklines...")
    breaklines = "{0}/breaklines".format(fd)
    # Execute TinLine
    arcpy.ddd.TinLine(tin, breaklines, "Code")
    arcpy.AddMessage("Exporting TIN nodes...")
    masspoints = "{0}/masspoints".format(fd)
    # Execute TinNode
    arcpy.ddd.TinNode(sourceTIN, TIN_nodes)
    arcpy.AddMessage("Creating terrain dataset...")
    terrain = "terrain_from_tin"
    # Execute CreateTerrain
    arcpy.ddd.CreateTerrain(fd, terrainName, 10, 50000, "",
                            "WINDOWSIZE", "ZMEAN", "NONE", 1)
    arcpy.AddMessage("Adding terrain pyramid levels...")
    terrain = "{0}/{1}".format(fd, terrainName)
    pyramids = ["20 5000", "25 10000", "35 25000", "50 50000"]
    # Execute AddTerrainPyramidLevel
    arcpy.ddd.AddTerrainPyramidLevel(terrain, "", pyramids)
    arcpy.AddMessage("Adding features to terrain...")
    inFeatures = "{0} Shape softclip 1 0 10 true false boundary_embed <None> "\
             "false; {1} Shape masspoints 1 0 50 true false points_embed "\
             "<None> false; {2} Shape softline 1 0 25 false false lines_embed "\
             "<None> false".format(boundary, masspoints, breaklines)
    # Execute AddFeatureClassToTerrain
    arcpy.ddd.AddFeatureClassToTerrain(terrain, inFeatures)
    arcpy.AddMessage("Building terrain...")
    # Execute BuildTerrain
    arcpy.ddd.BuildTerrain(terrain, "NO_UPDATE_EXTENT")
    arcpy.GetMessages()

except arcpy.ExecuteError:
    print(arcpy.GetMessages())
except Exception as err:
    print(err)

ライセンス情報

  • Basic: 次のものが必要 3D Analyst
  • Standard: 次のものが必要 3D Analyst
  • Advanced: 次のものが必要 3D Analyst

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