ラベル | 説明 | データ タイプ |
入力点群データ | 電線として分類されるポイントを含む LAS データセット レイヤーです。 | LAS Dataset Layer |
電線クラス コード | 電線を表すポイントのクラス コード値です。 | Long |
出力 3D ライン | 電線をモデル化する 3D ラインです。 | Feature Class |
ポイント許容値 (オプション) | 所定の電線に属するポイントを確保するために使用される距離です。 デフォルトは 80 センチメートルです。 | Linear Unit |
ワイヤー分離距離 (オプション) | 異なる電線に属しているかどうかを判断するために、ポイントが離れている必要がある距離。 デフォルトは 1 メートルです。 | Linear Unit |
最大ワイヤー サンプリング ギャップ (オプション) | 電線の所定スパンに存在しうる最大のギャップ。 一連の電線ポイントからモデル化されたカテナリー曲線は、この距離だけ拡張されます。この曲線は、同じ電線に適合する他のポイントを探す際に役立ちます。 デフォルトは 5 メートルです。 | Linear Unit |
出力ライン許容値 (オプション) | 出力電線の精度を確保するために使用される距離です。 距離を大きくすると、ラインごとの頂点数が少なくなり、距離を小さくした場合と比較して、電線の表示が粗くなります。 デフォルトは 1 センチメートルです。 | Linear Unit |
風の歪みを調整 (オプション) | 風の影響に合わせて出力電線を調整するかどうかを指定します。 偏流補正を適用すると、風によって補正されたポイントの適合性を向上したり、風が作用していない電線の静止状態をモデル化するために使用できます。 偏流補正の種類は、[風の除去] パラメーターを使用して指定します。
| Boolean |
偏流補正の最小スパン (オプション) | 出力電線を生成する際に偏流補正を適用できる電線スパンの最短距離です。 デフォルト値は 60 メートルです。 | Linear Unit |
最大偏差角 (オプション) | 風が所定の電線をずらすと予想される最大角度です。 デフォルトは 10 度です。 | Double |
終点検索半径 (オプション) | 同じ配線柱または送電鉄塔に接続された電線セグメントの共通の吊り下げポイントを特定するために使用される距離です。 デフォルト値は 10 メートルです。 | Linear Unit |
最小ワイヤー長 (オプション) | 共通の終点の存在を確認するために使用できる最短のワイヤーの長さです。 デフォルトは 5 メートルです。 | Linear Unit |
風の除去 (オプション) | 出力電線に対し、偏流補正を適用する方法を指定します。 偏流補正は、[偏流補正の最小間隔] パラメーターで指定された距離よりも長いスパンを持つカテナリー曲線に対してのみ適用されます。
| Boolean |
サマリー
分類された点群データから電線をモデル化する 3D ライン フィーチャを抽出します。
図
使用法
このツールは、2 つの吊り下げポイント間の電線の各セグメントを個別のライン フィーチャとしてモデル化します。 同じスパンに属するポイントは 1 つのカテナリー曲線にあてはめられ、結果として得られる線を決定します。 入力ポイント クラウドには、独自のクラス コード値で分類された電線を表すポイントが必要です。このクラス コード値は他のオブジェクトを表すポイントを除外します。 最も近いケーブルを隔てる距離の少なくとも半分の長さの距離で定期的にサンプリングされる電線ポイントで最適な結果が得られます。
2 本以上の導体ケーブルが互いに固定しあっている導体ケーブル束のスパンは、束ねたケーブルの半径に近似したポイント公差を指定することで、1 つのライン フィーチャとしてモデル化するのが最適です。
偏流補正は、風が作用していない静止状態の電線をシミュレートするため、または風によって変化するポイントに対して適合性の高い電線を作成するために適用できます。 風の影響を排除することで、植生除去の評価といった用途に適した電線を表すことができます。 改善された偏流補正が実施されると、電線とソース ポイントとの適合性が高くなります。 ただし、この適合性は一方向に変位する電線に合わせてのみ調整されるため、ギャロップ振動を反映する電線では最適な適合性が得られない場合があります。 このような電線に対して望ましい結果が得られない場合は、ポイント許容値を増やすことを検討してください。
出力ライン フィーチャには、次の属性が含まれます。
- CLASS_CODE - 電線に関連付けられたクラス コード値。
- CURVE_LEN - ラインによってモデル化されるカテナリー曲線の長さ。 この値は、[出力ライン許容値] パラメーターの値に基づくライン フィーチャの 3D 長さとは異なり、値が小さいほど、大きい値よりもカテナリー曲線がより正確に描写されます。
- SAG_DIST_0 - ラインの最初の頂点から最大のたるみの位置までの水平距離。
- SAG_DIST_1 - ラインの最後の頂点から最大のたるみの位置までの水平距離。
- SAG - 端点を結ぶ 3D 直線からの電線の最大標高差。
- WIND_ANGLE - 電線の静止状態から風によって引き起こされる偏差の最大角度。 [偏流補正の最小間隔] パラメーターで指定された距離が原因で風補正が試みられなかった場合、-1 の値が返されます。
パラメーター
arcpy.ddd.ExtractPowerLinesFromPointCloud(in_point_cloud, class_codes, out_3d_lines, {point_tolerance}, {separation_distance}, {max_sampling_gap}, {line_tolerance}, {wind_correction}, {min_wind_span}, {max_wind_deviation}, {end_point_search_radius}, {min_length}, {eliminate_wind})
名前 | 説明 | データ タイプ |
in_point_cloud | 電線として分類されるポイントを含む LAS データセット レイヤーです。 | LAS Dataset Layer |
class_codes [class_codes,...] | 電線を表すポイントのクラス コード値です。 | Long |
out_3d_lines | 電線をモデル化する 3D ラインです。 | Feature Class |
point_tolerance (オプション) | 所定の電線に属するポイントを確保するために使用される距離です。 デフォルトは 80 センチメートルです。 | Linear Unit |
separation_distance (オプション) | 異なる電線に属しているかどうかを判断するために、ポイントが離れている必要がある距離。 デフォルトは 1 メートルです。 | Linear Unit |
max_sampling_gap (オプション) | 電線の所定スパンに存在しうる最大のギャップ。 一連の電線ポイントからモデル化されたカテナリー曲線は、この距離だけ拡張されます。この曲線は、同じ電線に適合する他のポイントを探す際に役立ちます。 デフォルトは 5 メートルです。 | Linear Unit |
line_tolerance (オプション) | 出力電線の精度を確保するために使用される距離です。 距離を大きくすると、ラインごとの頂点数が少なくなり、距離を小さくした場合と比較して、電線の表示が粗くなります。 デフォルトは 1 センチメートルです。 | Linear Unit |
wind_correction (オプション) | 風の影響に合わせて出力電線を調整するかどうかを指定します。 偏流補正を適用すると、風によって補正されたポイントの適合性を向上したり、風が当たっていない電線の静止状態をモデル化するために使用できます。 偏流補正の種類は、eliminate_wind パラメーターを使用して指定します。
| Boolean |
min_wind_span (オプション) | 出力電線を生成する際に偏流補正を適用できる電線スパンの最短距離です。 デフォルト値は 60 メートルです。 | Linear Unit |
max_wind_deviation (オプション) | 風が所定の電線をずらすと予想される最大角度です。 デフォルトは 10 度です。 | Double |
end_point_search_radius (オプション) | 同じ配線柱または送電鉄塔に接続された電線セグメントの共通の吊り下げポイントを特定するために使用される距離です。 デフォルト値は 10 メートルです。 | Linear Unit |
min_length (オプション) | 共通の終点の存在を確認するために使用できる最短のワイヤーの長さです。 デフォルトは 5 メートルです。 | Linear Unit |
eliminate_wind (オプション) | 出力電線に対し、偏流補正を適用する方法を指定します。 偏流補正は、min_wind_span パラメーターで指定された距離よりも長いスパンを持つカテナリー曲線に対してのみ適用されます。
| Boolean |
コードのサンプル
次のサンプルは、Python ウィンドウでこのツールを使用する方法を示しています。
import arcpy
arcpy.env.workspace = r'c:\data"
arcpy.ddd.ExtractPowerLinesFromPointCloud("Electrical_Assets.lasd", 14,
"Power_Lines.shp", "80 Centimeters")
環境
ライセンス情報
- Basic: 次のものが必要 3D Analyst
- Standard: 次のものが必要 3D Analyst
- Advanced: 次のものが必要 3D Analyst