近接範囲内での集計 (Summarize Nearby) (解析)

サマリー

入力レイヤー内のフィーチャから指定した距離の範囲内にあるフィーチャを検出し、それらの近接フィーチャについて統計情報を計算します。 距離は、直線距離、運転時間距離 (10 分以内など)、または走行距離 (5 キロメートル以内など) で計測できます。 運転時間と走行距離を計測するには、ネットワーク解析権限を持っている ArcGIS Online の組織アカウントでログインする必要があります。これらを計測すると、クレジットが消費されます。

[近接範囲内での集計 (Summarize Nearby)] を使用する例として、以下のシナリオがあります。

  • 提案されている新しい店舗の場所から運転時間が 5 分以内の総人口を計算する。
  • 店舗へのアクセス性の尺度として使用するために、提案された新しい店舗の場所からの走行距離が 1 マイル以内にある高速道路の出入り口の数を計算する。

近接範囲内での集計

使用法

    ライセンス:

    運転時間と走行距離の計測オプションを使用するには、ネットワーク解析権限を持っている ArcGIS Online の組織アカウントでログインする必要があります。 このツールが正常に実行されるたびに、使用したサービスとサービスから返される結果に基づき、サブスクリプションからサービス クレジットが消費されます。 ArcGIS Online サービス クレジット ページには、サービス クレジットの詳細が記載されています。

  • 複数の距離を指定することができ、各入力フィーチャの周囲に、距離の値ごとに 1 つのエリアが生成されます。 たとえば、2 つの距離を指定した場合、各入力フィーチャに対して 2 回バッファーが作成され、出力には、1 つの入力フィーチャにつき 2 つ (距離ごとに 1 つ) のエリアが含まれます。

  • [エリア内での集計 (Summarize Within)] ツールと [近接範囲内での集計 (Summarize Nearby)] ツールは、概念的に同じです。 [エリア内での集計 (Summarize Within)] ツールでは、既存のポリゴン内のフィーチャを集計できますが、[近接範囲内での集計 (Summarize Nearby)] ツールでは、ポイント、ライン、またはポリゴンの周囲にエリアを生成し、それらのエリア内のフィーチャを集計することができます。

  • グループ フィールドを指定することで、入力ポイントからグループを作成できます。 たとえば、近隣境界から一定の距離の範囲内の犯罪を集計する場合に、5 つの異なる犯罪タイプを持つ属性 Crime_type を持っているとします。 一意の犯罪タイプごとに 1 つのグループが形成され、選択した統計情報が、Crime_type の一意の値に対して計算されます。

パラメーター

ラベル説明データ タイプ
入力フィーチャ

バッファーを作成するポイント フィーチャ、ライン フィーチャ、またはポリゴン フィーチャ。それらのバッファーを使用して、入力サマリー フィーチャが集計されます。

Feature Layer
入力サマリー フィーチャ

集計するポイント フィーチャ、ライン フィーチャ、またはポリゴン フィーチャ。

Feature Layer
出力フィーチャクラス

バッファーが作成された入力フィーチャ、入力フィーチャの属性、および各バッファー内のポイントの数、ラインの長さ、ポリゴンの面積、バッファー内のフィーチャについての統計情報に関する新しい属性が格納される出力ポリゴン フィーチャクラス。

Feature Class
距離の計測方法

入力フィーチャの周囲でのバッファー領域の生成で使用される距離計測の種類を定義します。 走行距離と運転時間は道路網を使用し、一方通行などの規制に従います。 運転時間は、現在の道路標識の速度制限に従います。

運転時間と走行距離の計測オプションを使用するには、ネットワーク解析権限を持っている ArcGIS Online の組織アカウントでログインする必要があります。 このツールが正常に実行されるたびに、使用したサービスとサービスから返される結果に基づき、サブスクリプションからサービス クレジットが消費されます。 ArcGIS Online サービス クレジット ページには、サービス クレジットの詳細が記載されています。

直線距離を除くすべての距離タイプは、すべて ArcGIS Online のルート サービスとネットワーク サービスを使用します。

  • 走行距離乗用車または他の類似する小型自動車 (ピックアップ トラックなど) でカバーされる距離。 移動は、自動車に固有のすべてのルールに従います。
  • 運転時間乗用車または他の類似する小型自動車 (ピックアップ トラックなど) で、指定した時間以内にカバーされる距離。 時刻を指定した場合、交通状況に応じて動的に変化する移動速度が使用可能になります。 移動は、自動車に固有のすべてのルールに従います。
  • 直線距離ユークリッド距離または直線距離。
  • トラック輸送距離指定されたトラックのルートに沿ってカバーされる距離。 移動は、自動車およびトラック輸送に固有のすべてのルールに従います。
  • トラック輸送時間指定されたトラックのルートに沿って移動する場合に、指定した時間以内にカバーされる距離。 時刻を指定した場合、交通状況に応じて動的に変化する移動速度が使用可能になります。 移動は、自動車およびトラック輸送に固有のすべてのルールに従います。
  • 歩行距離歩行が可能な歩道および道路に沿ってカバーされる距離。
  • 歩行時間歩行が可能な歩道および道路に沿って歩行する場合に、指定した時間以内にカバーされる距離。
String
距離

距離の値は、検索距離 (直線距離、走行距離、トラック輸送距離、または歩行距離の場合) または移動時間 (運転時間、トラック輸送時間、または歩行時間の場合) を定義します。 入力した距離以内にあるフィーチャが集計されます。

複数の値を指定できます。 各入力フィーチャの周囲に、距離ごとに 1 つのエリアが生成されます。

Double
距離単位
(オプション)

距離の値の単位。

  • マイルマイル
  • キロメートルキロメートル
  • フィートフィート
  • ヤードヤード
  • メートルメートル
  • 時間時間
String
時刻
(オプション)

移動時間の計測で交通状況を考慮するかどうかを指定します。 交通状況は、特に市街地では、指定した移動時間以内にカバーされるエリアに大きな影響を与える場合があります。 日付も時間も指定しない場合、指定した移動時間以内にカバーされる距離は交通状況の影響を受けません。

交通状況は、このパラメーターで指定した日時に応じてライブまたは標準 (履歴) になります。 Esri では、過去 12 時間のライブ交通状況データが保存され、未来へ 12 時間延長した予測データが参照されます。 指定した日時がこの 24 時間の範囲に含まれる場合は、ライブ交通状況が使用されます。 指定した日時がこの時間範囲から外れている場合は、履歴交通状況が使用されます。

Date
タイム ゾーン
(オプション)

指定した時刻のタイム ゾーン。 タイム ゾーンは、ローカル時間または UTC (協定世界時) で指定できます。

  • ローカル時間時刻は、ローカル タイム ゾーンまたは入力フィーチャが存在しているタイム ゾーンを参照します。 このオプションを指定すると、解析では、タイム ゾーン全体を回る複数の開始時間を持つことができます。 これがデフォルトです。たとえば、ローカル時間を午前 9:00 に設定すると、東部標準時ゾーン内のポイントの走行時間は東部標準時の午前 9:00 に開始され、中央標準時ゾーン内のポイントの走行時間は中央標準時の午前 9:00 に開始されます (各開始時間は、リアル タイムまたは UTC 時間における時間単位のオフセットになります)。
  • UTC時刻は、UTC (協定世界時) を参照します。 すべてのポイントの開始時間は、タイム ゾーンにかかわらず同時になります。たとえば、UTC 時間を午前 9:00 に設定すると、東部標準時ゾーン内のポイントの走行時間は東部標準時の午前 4:00 に開始され、中央標準時ゾーン内のポイントの走行時間は中央標準時の午前 3:00 に開始されます (開始時間は同時です)。
String
ポイントを含まないポリゴンを維持
(オプション)

出力フィーチャクラスに入力フィーチャのすべてのバッファーをコピーするのか、それとも 1 つ以上の入力集計フィーチャが交差しているか含まれているバッファーのみをコピーするのかを指定します。

  • オン - すべてのバッファーを出力フィーチャクラスにコピーします。 これがデフォルトです。
  • オフ - 1 つ以上の入力サマリー フィーチャが交差しているか含まれているバッファーのみを出力フィーチャクラスにコピーします。
Boolean
サマリー フィールド
(オプション)

入力サマリー フィーチャの属性フィールド名、および、それらの属性フィールドについて計算する統計の種類のリスト。統計値は、各入力フィーチャのバッファーに含まれるすべてのポイントについて計算されます。

サマリー フィールドの値は数値でなければなりません。 テキストなどの他の属性フィールド タイプはサポートされていません。

統計の種類は以下のとおりです。

  • 合計 - 各バッファー内のすべてのポイントの値を合計します。
  • 平均 - 各バッファー内のすべてのポイントの平均値を計算します。
  • 最小 - 各バッファー内のすべてのポイントの最小値を検索します。
  • 最大 - 各バッファー内のすべてのポイントの最大値を検索します。
  • 標準偏差 - 各バッファー内のすべてのポイントの標準偏差を求めます。

Value Table
シェープ サマリー属性の追加
(オプション)

各入力フィーチャのバッファー内で集計されたポイントの数、ラインの長さ、およびポリゴンの面積に関する属性を、出力フィーチャクラスに含めるかどうかを指定します。

  • オン - シェープのサマリー属性を出力フィーチャクラスに追加します。 これがデフォルトです。
  • オフ - シェープのサマリー属性を出力フィーチャクラスに追加しません。
Boolean
集計エリアの単位
(オプション)

シェープのサマリー属性で使用する単位。 入力サマリー フィーチャがポイントである場合は、各入力フィーチャのバッファー内のポイント数が加算されるだけなので、集計エリアの単位は使用されません。

入力サマリー フィーチャがラインである場合は、距離単位を指定します。 入力サマリー フィーチャがポリゴンである場合は、面積単位を指定します。

  • メートルメートル
  • キロメートルキロメートル
  • フィートフィート
  • ヤードヤード
  • マイルマイル
  • エーカーエーカー
  • ヘクタールヘクタール
  • 平方メートル平方メートル
  • 平方キロメートル平方キロメートル
  • 平方フィート平方フィート
  • 平方ヤード平方ヤード
  • 平方マイル平方マイル
String
グループ フィールド
(オプション)

グループ化に使用する入力サマリー フィーチャの属性フィールド。 同じグループ フィールド値を持つフィーチャがまとまって結合されて、集計されます。

グループ フィールドを選択した場合、グループ化された追加出力テーブルが作成されるため、そのテーブルの場所を指定する必要があります。 このグループ化された出力テーブルは、グループ フィールドを使用する場合に必要になります。

Field
最少頻値属性および最頻値属性の追加
(オプション)

このオプションは、グループ フィールドを選択した場合にのみ有効になります。 このオプションを指定すると、各入力フィーチャのバッファー内の最少頻値 (最も少ない値) および最頻値 (最も多い値) であるグループ フィールド値を決定できます。

  • オフ - 最少頻値フィールドと最頻値フィールドを出力に追加しません。 これがデフォルトです。
  • オン - 最少頻値フィールドと最頻値フィールドを出力に追加します。
Boolean
グループの割合の追加
(オプション)

このオプションは、グループ フィールドを選択した場合にのみ有効になります。 このオプションを指定すると、各グループ内の各属性値の割合を決定できます。

  • オフ - 割合属性フィールドを出力に追加しません。 これがデフォルトです。
  • オン - 割合属性フィールドを出力に追加します。
Boolean
出力グループ化テーブル
(オプション)

グループ フィールドを指定した場合、グループ化された出力テーブルが必要になります。

出力テーブルには、入力フィーチャのバッファーごとに、サマリー フィーチャのグループ別のサマリー フィールドが含まれます。 このテーブルには、以下の属性フィールドが含まれます。

  • Join_ID- 出力フィーチャクラスに追加される ID フィールドに対応する ID。
  • グループ フィールド。
  • ポイント数やラインの長さなどのシェープ サマリー フィールド。
  • 各サマリー フィールドに対して 1 つのフィールド。
  • 割合フィールド。

Table

arcpy.analysis.SummarizeNearby(in_features, in_sum_features, out_feature_class, distance_type, distances, {distance_units}, {time_of_day}, {time_zone}, {keep_all_polygons}, {sum_fields}, {sum_shape}, {shape_unit}, {group_field}, {add_min_maj}, {add_group_percent}, {Output_Grouped_Table})
名前説明データ タイプ
in_features

バッファーを作成するポイント フィーチャ、ライン フィーチャ、またはポリゴン フィーチャ。それらのバッファーを使用して、入力サマリー フィーチャが集計されます。

Feature Layer
in_sum_features

集計するポイント フィーチャ、ライン フィーチャ、またはポリゴン フィーチャ。

Feature Layer
out_feature_class

バッファーが作成された入力フィーチャ、入力フィーチャの属性、および各バッファー内のポイントの数、ラインの長さ、ポリゴンの面積、バッファー内のフィーチャについての統計情報に関する新しい属性が格納される出力ポリゴン フィーチャクラス。

Feature Class
distance_type

入力フィーチャの周囲でのバッファー領域の生成で使用される距離計測の種類を定義します。 走行距離と運転時間は道路網を使用し、一方通行などの規制に従います。 運転時間は、現在の道路標識の速度制限に従います。

運転時間と走行距離の計測オプションを使用するには、ネットワーク解析権限を持っている ArcGIS Online の組織アカウントでログインする必要があります。 このツールが正常に実行されるたびに、使用したサービスとサービスから返される結果に基づき、サブスクリプションからサービス クレジットが消費されます。 ArcGIS Online サービス クレジット ページには、サービス クレジットの詳細が記載されています。

直線距離を除くすべての距離タイプは、すべて ArcGIS Online のルート サービスとネットワーク サービスを使用します。

  • DRIVING_DISTANCE乗用車または他の類似する小型自動車 (ピックアップ トラックなど) でカバーされる距離。 移動は、自動車に固有のすべてのルールに従います。
  • DRIVING_TIME乗用車または他の類似する小型自動車 (ピックアップ トラックなど) で、指定した時間以内にカバーされる距離。 時刻を指定した場合、交通状況に応じて動的に変化する移動速度が使用可能になります。 移動は、自動車に固有のすべてのルールに従います。
  • STRAIGHT_LINEユークリッド距離または直線距離。
  • TRUCKING_DISTANCE指定されたトラックのルートに沿ってカバーされる距離。 移動は、自動車およびトラック輸送に固有のすべてのルールに従います。
  • TRUCKING_TIME指定されたトラックのルートに沿って移動する場合に、指定した時間以内にカバーされる距離。 時刻を指定した場合、交通状況に応じて動的に変化する移動速度が使用可能になります。 移動は、自動車およびトラック輸送に固有のすべてのルールに従います。
  • WALKING_DISTANCE歩行が可能な歩道および道路に沿ってカバーされる距離。
  • WALKING_TIME歩行が可能な歩道および道路に沿って歩行する場合に、指定した時間以内にカバーされる距離。
String
distances
[distance,...]

距離の値は、検索距離 (直線距離、走行距離、トラック輸送距離、または歩行距離の場合) または移動時間 (運転時間、トラック輸送時間、または歩行時間の場合) を定義します。 入力した距離以内にあるフィーチャが集計されます。

複数の値を指定できます。 各入力フィーチャの周囲に、距離ごとに 1 つのエリアが生成されます。

Double
distance_units
(オプション)

距離の値の単位。

  • MILESマイル
  • KILOMETERSキロメートル
  • FEETフィート
  • YARDSヤード
  • METERSメートル
  • HOURS時間
  • MINUTES
  • SECONDS
String
time_of_day
(オプション)

移動時間の計測で交通状況を考慮するかどうかを指定します。 交通状況は、特に市街地では、指定した移動時間以内にカバーされるエリアに大きな影響を与える場合があります。 日付も時間も指定しない場合、指定した移動時間以内にカバーされる距離は交通状況の影響を受けません。

交通状況は、このパラメーターで指定した日時に応じてライブまたは標準 (履歴) になります。 Esri では、過去 12 時間のライブ交通状況データが保存され、未来へ 12 時間延長した予測データが参照されます。 指定した日時がこの 24 時間の範囲に含まれる場合は、ライブ交通状況が使用されます。 指定した日時がこの時間範囲から外れている場合は、履歴交通状況が使用されます。

Date
time_zone
(オプション)

指定した時刻のタイム ゾーン。 タイム ゾーンは、ローカル時間または UTC (協定世界時) で指定できます。

  • GEOLOCAL時刻は、ローカル タイム ゾーンまたは入力フィーチャが存在しているタイム ゾーンを参照します。 このオプションを指定すると、解析では、タイム ゾーン全体を回る複数の開始時間を持つことができます。 これがデフォルトです。たとえば、ローカル時間を午前 9:00 に設定すると、東部標準時ゾーン内のポイントの走行時間は東部標準時の午前 9:00 に開始され、中央標準時ゾーン内のポイントの走行時間は中央標準時の午前 9:00 に開始されます (各開始時間は、リアル タイムまたは UTC 時間における時間単位のオフセットになります)。
  • UTC時刻は、UTC (協定世界時) を参照します。 すべてのポイントの開始時間は、タイム ゾーンにかかわらず同時になります。たとえば、UTC 時間を午前 9:00 に設定すると、東部標準時ゾーン内のポイントの走行時間は東部標準時の午前 4:00 に開始され、中央標準時ゾーン内のポイントの走行時間は中央標準時の午前 3:00 に開始されます (開始時間は同時です)。
String
keep_all_polygons
(オプション)

出力フィーチャクラスに入力フィーチャのすべてのバッファーをコピーするのか、それとも 1 つ以上の入力集計フィーチャが交差しているか含まれているバッファーのみをコピーするのかを指定します。

  • KEEP_ALLすべてのバッファーを出力フィーチャクラスにコピーします。 これがデフォルトです。
  • ONLY_INTERSECTING1 つ以上の入力さまサマリー フィーチャが交差しているか含まれているバッファーのみを出力フィーチャクラスにコピーします。
Boolean
sum_fields
[[summary_field, statistic_type],...]
(オプション)

入力サマリー フィーチャの属性フィールド名、および、それらの属性フィールドについて計算する統計の種類のリスト。統計値は、各入力フィーチャのバッファーに含まれるすべてのポイントについて計算されます。

サマリー フィールドの値は数値でなければなりません。 テキストなどの他の属性フィールド タイプはサポートされていません。

統計の種類は以下のとおりです。

  • 合計 - 各バッファー内のすべてのポイントの値を合計します。
  • 平均 - 各バッファー内のすべてのポイントの平均値を計算します。
  • 最小 - 各バッファー内のすべてのポイントの最小値を検索します。
  • 最大 - 各バッファー内のすべてのポイントの最大値を検索します。
  • 標準偏差 - 各バッファー内のすべてのポイントの標準偏差を求めます。

Value Table
sum_shape
(オプション)

各入力フィーチャのバッファー内で集計されたポイントの数、ラインの長さ、およびポリゴンの面積に関する属性を、出力フィーチャクラスに含めるかどうかを指定します。

  • ADD_SHAPE_SUMシェープのサマリー属性を出力フィーチャクラスに追加します。 これがデフォルトです。
  • NO_SHAPE_SUMシェープのサマリー属性を出力フィーチャクラスに追加しません。
Boolean
shape_unit
(オプション)

シェープのサマリー属性で使用する単位。 入力サマリー フィーチャがポイントである場合は、各入力フィーチャのバッファー内のポイント数が加算されるだけなので、集計エリアの単位は使用されません。

入力サマリー フィーチャがラインである場合は、距離単位を指定します。 入力サマリー フィーチャがポリゴンである場合は、面積単位を指定します。

  • METERSメートル
  • KILOMETERSキロメートル
  • FEETフィート
  • YARDSヤード
  • MILESマイル
  • ACRESエーカー
  • HECTARESヘクタール
  • SQUAREMETERS平方メートル
  • SQUAREKILOMETERS平方キロメートル
  • SQUAREFEET平方フィート
  • SQUAREYARDS平方ヤード
  • SQUAREMILES平方マイル
String
group_field
(オプション)

グループ化に使用する入力サマリー フィーチャの属性フィールド。 同じグループ フィールド値を持つフィーチャがまとまって結合されて、集計されます。

グループ フィールドを選択した場合、グループ化された追加出力テーブルが作成されるため、そのテーブルの場所を out_grouped_table パラメーターで指定する必要があります。

Field
add_min_maj
(オプション)

このオプションは、グループ フィールドを選択した場合にのみ有効になります。 このオプションを指定すると、各入力フィーチャのバッファー内の最少頻値 (最も少ない値) および最頻値 (最も多い値) であるグループ フィールド値を決定できます。

  • NO_MIN_MAJ最少頻値フィールドと最頻値フィールドを出力に追加しません。 これがデフォルトです。
  • ADD_MIN_MAJ最少頻値フィールドと最頻値フィールドを出力に追加します。
Boolean
add_group_percent
(オプション)

このオプションは、グループ フィールドを選択した場合にのみ有効になります。 このオプションを指定すると、各グループ内の各属性値の割合を決定できます。

  • NO_PERCENT割合属性フィールドを出力に追加しません。 これがデフォルトです。
  • ADD_PERCENT割合属性フィールドを出力に追加します。
Boolean
Output_Grouped_Table
(オプション)

グループ フィールドを指定した場合、グループ化された出力テーブルが必要になります。

出力テーブルには、入力フィーチャのバッファーごとに、サマリー フィーチャのグループ別のサマリー フィールドが含まれます。 このテーブルには、以下の属性フィールドが含まれます。

  • Join_ID- 出力フィーチャクラスに追加される ID フィールドに対応する ID。
  • グループ フィールド。
  • ポイント数やラインの長さなどのシェープ サマリー フィールド。
  • 各サマリー フィールドに対して 1 つのフィールド。
  • 割合フィールド。

Table

コードのサンプル

SummarizeNearby の例 1 (Python ウィンドウ)

次の Python ウィンドウ スクリプトは、SummarizeNearby 関数の使用方法を示しています。

import arcpy
arcpy.env.workspace = "C:/data/city.gdb"
arcpy.analysis.SummarizeNearby("new_store_location", "census_blocks", 
                               "new_store_population", "STRAIGHT_LINE", "1;2", 
                               "Miles", "", "", "KEEP_ALL", "Pop2014 SUM")
SummarizeNearby の例 2 (スタンドアロン スクリプト)

次のスタンドアロン スクリプトは、SummarizeNearby 関数をスクリプティング環境で使用する方法の例を示しています。

# Description: Use SummarizeNearby to summarize population

# import system modules 
import arcpy

# Set environment settings
arcpy.env.workspace = "C:/data/city.gdb"

# Set local variables
newStore = "new_store_location"
censusInfo = "census_blocks"
outFeatureClass = "crimes_aggregated"
distanceType = "TRAVEL_TIME"
distance = "10;20"
distanceUnit = "Minutes"
time = "10/15/2014 2:14:19 PM"
timeZone = "GEOLOCAL"
keepPolys = True
sumFields = [["Pop2010", "Sum"],["OWNERS", "Sum"]]
addShapeSum = True

arcpy.analysis.SummarizeNearby(newStore, censusInfo, outFeatureClass, 
                               distanceType, distance, distanceUnit,
                               time, timeZone, keepPolys, sumFields,
                               addShapeSum)

ライセンス情報

  • Basic: Yes
  • Standard: Yes
  • Advanced: Yes

関連トピック