非推奨のツールは、別のツールに置き換えられたツールです。 ツールはシステムに残りますが、今後の開発作業は行われません。
非推奨のツールを使用する既存のモデルとスクリプトは引き続き動作しますが、ツールは [ジオプロセシング] ウィンドウからアクセスできなくなります。 非推奨のツールについては、ヘルプに記述された代替の方法に移行することをお勧めします。
非推奨のツールのドキュメントはヘルプの目次には表示されず、トピックの URL からしかアクセスできなくなります。
廃止のプロセス
Esri がより優れた方法で機能を提供する新しいツールを開発したときに、ツールは非推奨になります。 新しいツールの開発には、ユーザーのフィードバックが欠かせません。 Esri では、ツールを非推奨にするという判断を簡単に下しません。代わりとなるツールは非推奨のツールよりも優れている必要があります。 マニュアルには、非推奨のツールに関して、代わりとなるツールの情報も記載されます。
関連ツールをよりわかりやすく分類するために、ツールを別のツールボックスに移動することもあります。 元の場所のツールはそのまま残りますが、重複を回避するために非推奨になります。
非推奨のツールの使用
非推奨のツールになっても、ArcGIS Pro にインストールされるため、既存のモデルとスクリプトは引き続き動作します。
ModelBuilder の非推奨のツールは、既存のモデルからツールにコピーすることで追加できます。 既存のモデルは、ArcGIS の以前のバージョン、すなわちツールがまだ非推奨でなかったバージョンで作成したモデルです。
非推奨のツールをスクリプトに追加するには、非推奨のツールを含むツールボックスのエイリアスを把握している必要があります。 非推奨ではないツールと同じ方法で追加されます。
非推奨のツールの長期的なサポート
通常、非推奨のツールは ArcGIS のすべてのバージョンに含まれるので、既存のモデルまたはスクリプトは引き続き動作します。 ただし、技術的な状況により、非推奨のツールを含めることができない場合は、ツールはインストールから削除されます。