リレートの追加 (Add Relate) (データ管理)

サマリー

フィールド値に基づいて、レイヤーを別のレイヤーまたはテーブルにリレートします。ラスター属性テーブルを含むフィーチャ レイヤー、テーブル ビュー、およびラスター レイヤーを使用できます。

[リレート テーブル] 内のレコードは、入力の [レイヤー名、またはテーブル ビュー] のレコードと照合されます。入力のリレート フィールドと、出力のリレート フィールドが等しい場合に一致したと見なされます。リレートによりデータは変更されません。リレートは、レイヤーのプロパティです。

使用法

  • 入力がフィーチャクラスまたはデータセット パスの場合、このツールは、ツールの結果が適用された新しいレイヤーを自動的に作成して返します。

  • [リレート テーブル] のレコードを、入力のレイヤーまたはテーブル ビュー内の複数のレコードと照合することができます。

  • [リレート テーブル] には、ジオデータベース テーブルまたは dBASE ファイルを使用できます。[リレート テーブル] がレイヤーである必要はありません。

  • 入力には ObjectID フィールドが必要です。[リレート テーブル] に ObjectID を含める必要はありません。

  • 他のプロジェクトで使用するためにリレートを保存するには、[レイヤー ファイルの保存 (Save To Layer File)] ツールを使用して、レイヤーをレイヤー ファイルに保存してください。この操作はレイヤーに対してのみ可能です。テーブル ビューはこの方法では保存できません。

  • 永続的なリレートを作成するには、[リレーションシップ クラスの作成 (Create Relationship Class)] ツールを使用します。

  • リレートのキーとなる、入力レイヤーまたはテーブル ビューおよび [リレート テーブル] 内の各フィールドにインデックスを付けると、パフォーマンスを向上させることができます。これには、[属性インデックスの追加 (Add Attribute Index)] ツールが使用できます。

パラメーター

ラベル説明データ タイプ
レイヤー名、またはテーブル ビュー

リレート テーブルにリレートするレイヤーまたはテーブル ビュー

Mosaic Layer; Raster Layer; Table View
入力リレート フィールド

リレートのキーとなる、入力レイヤーまたはテーブル ビューのフィールド

Field
リレート先のテーブル

入力レイヤーまたはテーブル ビューにリレートするテーブルまたはテーブル ビュー

Mosaic Layer; Raster Layer; Table View
出力リレート フィールド

リレートのキーとなる値が格納されている、リレート テーブル内のフィールド。

Field
リレート名

リレートに付与された一意の名前。

String
基数
(オプション)

リレーションシップの基数。

  • 1 対 1入力テーブルとリレート テーブルが 1 対 1 の関係であることを指定します。たとえば、入力テーブル内の 1 つのレコードには、リレート テーブル内に一致するレコードが 1 つだけあります。
  • 1 対多入力テーブルとリレート テーブルが 1 対多の関係であることを指定します。たとえば、入力テーブル内の 1 つのレコードは、リレート テーブル内に一致するレコードを複数持つことができます これがデフォルト設定。
  • 多対多入力テーブルとリレート テーブルが多対多の関係であることを指定します。たとえば、入力テーブル内で同じ値を持つ多数のレコードは、リレート テーブル内に一致するレコードを複数持つことができます。
String

派生した出力

ラベル説明データ タイプ
更新された入力レイヤーまたはテーブル ビュー

更新された入力データセット。

テーブル ビュー; ラスター レイヤー; モザイク レイヤー

arcpy.management.AddRelate(in_layer_or_view, in_field, relate_table, relate_field, relate_name, {cardinality})
名前説明データ タイプ
in_layer_or_view

リレート テーブルにリレートするレイヤーまたはテーブル ビュー

Mosaic Layer; Raster Layer; Table View
in_field

リレートのキーとなる、入力レイヤーまたはテーブル ビューのフィールド

Field
relate_table

入力レイヤーまたはテーブル ビューにリレートするテーブルまたはテーブル ビュー

Mosaic Layer; Raster Layer; Table View
relate_field

リレートのキーとなる値が格納されている、リレート テーブル内のフィールド。

Field
relate_name

リレートに付与された一意の名前。

String
cardinality
(オプション)

リレーションシップの基数。

  • ONE_TO_ONE入力テーブルとリレート テーブルが 1 対 1 の関係であることを指定します。たとえば、入力テーブル内の 1 つのレコードには、リレート テーブル内に一致するレコードが 1 つだけあります。
  • ONE_TO_MANY入力テーブルとリレート テーブルが 1 対多の関係であることを指定します。たとえば、入力テーブル内の 1 つのレコードは、リレート テーブル内に一致するレコードを複数持つことができます これがデフォルト設定。
  • MANY_TO_MANY入力テーブルとリレート テーブルが多対多の関係であることを指定します。たとえば、入力テーブル内で同じ値を持つ多数のレコードは、リレート テーブル内に一致するレコードを複数持つことができます。
String

派生した出力

名前説明データ タイプ
out_layer_or_view

更新された入力データセット。

テーブル ビュー; ラスター レイヤー; モザイク レイヤー

コードのサンプル

AddRelate (リレートの追加) の例 1 (Python ウィンドウ)

次の Python ウィンドウ スクリプトは、イミディエイト モードで AddRelate 関数を使用する方法を示しています。

import arcpy
relate = arcpy.AddRelate_management("Parcel", "ParcelID", "owner_table", 
                                    "ParcelID", "Owner2Parcel")

ライセンス情報

  • Basic: Yes
  • Standard: Yes
  • Advanced: Yes

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