XY イベント レイヤーの作成 (Make XY Event Layer) (データ管理)

サマリー

テーブル内で定義されている X 座標および Y 座標に基づいて、新しいポイント フィーチャ レイヤーを作成します。ソース テーブルに Z 座標 (標高値) が格納されている場合、そのフィールドもイベント レイヤーの作成時に指定できます。このツールで作成されたレイヤーは、一時的なものです。

使用法

  • このツールで作成される出力ポイント フィーチャ レイヤーは一時的なものであり、セッションの終了後に削除されます。このイベント レイヤーは、[フィーチャのコピー (Copy Features)][フィーチャ → ポイント (Feature to Point)]、または [フィーチャクラス → フィーチャクラス (Feature Class to Feature Class)] ツールを使用してディスク上のフィーチャクラスにエクスポートできます。

  • イベント レイヤーは編集可能でないため、編集コントロールを使用して出力レイヤーのポイントを対話形式で移動することはできません。これらのポイントを直接移動する方法として、入力テーブル内の X 座標属性と Y 座標属性を変更した後にイベント レイヤーを再作成する方法や、イベント レイヤーをディスク上のフィーチャクラスに保存した後にフィーチャクラスに対して編集を行う方法があります。

  • 表形式のテキスト ファイルで使用される標準的な区切り記号は、拡張子が「.csv」または「.txt」のファイルではカンマ、拡張子が「.tab」のファイルではタブです。入力テーブルで標準以外の区切り記号が使用されている場合は、schema.ini ファイルを使用して、テーブルで使用されている正しい区切り記号を指定する必要があります。

  • 入力テーブルに ObjectID フィールドが存在していない場合は、選択を行うことも、結果レイヤーに結合を追加することもできません。

パラメーター

ラベル説明データ タイプ
XY テーブル

作成するポイント フィーチャの場所を定義する X 座標および Y 座標を含むテーブル。

Table View
X フィールド

X 座標 (経度) を含む入力テーブル内のフィールド。

Field
Y フィールド

Y 座標 (緯度) を含む入力テーブル内のフィールド。

Field
レイヤー名

出力ポイント イベント レイヤーの名前。

Feature Layer
空間参照
(オプション)

[X フィールド] パラメーターと [Y フィールド] パラメーターで指定された座標の空間参照。これは出力イベント レイヤーの空間参照になります。

Spatial Reference
Z フィールド
(オプション)

Z 座標を含む入力テーブル内のフィールド。

Field

arcpy.management.MakeXYEventLayer(table, in_x_field, in_y_field, out_layer, {spatial_reference}, {in_z_field})
名前説明データ タイプ
table

作成するポイント フィーチャの場所を定義する X 座標および Y 座標を含むテーブル。

Table View
in_x_field

X 座標 (経度) を含む入力テーブル内のフィールド。

Field
in_y_field

Y 座標 (緯度) を含む入力テーブル内のフィールド。

Field
out_layer

出力ポイント イベント レイヤーの名前。

Feature Layer
spatial_reference
(オプション)

in_x_field パラメーターと in_y_field で指定された座標の空間参照。これは出力イベント レイヤーの空間参照になります。

Spatial Reference
in_z_field
(オプション)

Z 座標を含む入力テーブル内のフィールド。

Field

コードのサンプル

MakeXYEventLayer (XY イベント レイヤーの作成) の例 (Python ウィンドウ)

次の Python ウィンドウ スクリプトは、MakeXYEventLayerツールの使用方法を示しています。

import arcpy
arcpy.env.workspace = "C:/data"
arcpy.MakeXYEventLayer_management("firestations.dbf", "POINT_X", "POINT_Y", 
                                  "firestations_points", "", "POINT_Z")
MakeXYEventLayer (XY イベント レイヤーの作成) の例 (スタンドアロン スクリプト)

次のスタンドアロン Python スクリプトは、MakeXYEventLayer ツールの使用方法を示しています。

# Description: Creates an XY layer and exports it to a layer file
# import system modules 
import arcpy
# Set environment settings
arcpy.env.workspace = "C:/data"
 
# Set the local variables
in_Table = "firestations.dbf"
x_coords = "POINT_X"
y_coords = "POINT_Y"
z_coords = "POINT_Z"
out_Layer = "firestations_layer"
saved_Layer = r"c:\output\firestations.lyr"
# Set the spatial reference
spRef = r"Coordinate Systems\Projected Coordinate Systems\Utm\Nad 1983\NAD 1983 UTM Zone 11N.prj"
# Make the XY event layer...
arcpy.MakeXYEventLayer_management(in_Table, x_coords, y_coords, out_Layer, 
                                  spRef, z_coords)
# Save to a layer file
arcpy.SaveToLayerFile_management(out_Layer, saved_Layer)

ライセンス情報

  • Basic: Yes
  • Standard: Yes
  • Advanced: Yes

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