入室者フィーチャの生成 (Generate Occupant Features) (Indoors)

Indoors エクステンションのライセンスが付与された ArcGIS 組織で利用できます。

サマリー

ArcGIS Indoors Information Model に準拠する従業員または入室者のポイント データを作成または更新します。

このツールは、入力建物スペース (ユニット) に基づいてポイント フィーチャを生成し、それらのポイントに入室者データを付加します。 このツールの出力は、Indoors Web アプリやモバイル アプリでの屋内解析および機能 (検索、ルート検索、ワークスペースの予約、スペース プランニングなど) のサポートに使用できます。

レガシー:

このツールは非推奨のツールです。 この機能は、[入室者フィーチャの更新 (Update Occupant Features)] ツールに置き換えられています。このツールは、ArcGIS Pro 3.0 で [Indoors データベースの作成 (Create Indoors Database)] ツールによって自動生成される ArcGIS Indoors Information Model に準拠する Occupants フィーチャクラスを更新します。

使用法

• [入力ユニット フィーチャ] パラメーター値は、Indoors ジオデータベースまたは屋内データセットのフィーチャ レイヤーまたはフィーチャクラスである必要があります。

• [入力ユニット フィーチャ] 値には、ユニット フィーチャクラスの Indoors Model によって示された AREA_ID フィールドが含まれている必要があります。

• [入力入室者テーブル] パラメーター値は、ジオデータベース テーブル、Microsoft Excel ワークブック (*.xls または *.xlsx ファイル) のシート、またはカンマ区切りテキスト ファイル (*.csv) である必要があります。

• [入力入室者テーブル] 値には、次のフィールドが含まれている必要があります。

  • KNOWNAS- 入室者を検索するときによく使用される姓と名
  • EMAIL- 入室者の電子メール アドレス
  • CONTACT_PHONE- 入室者の電話番号
  • CONTACT_EXTENSION- 入室者に関連付けられているエクステンション コード (該当する場合)

• 次のフィールドを [入力入室者テーブル] に含めることで、Space Planner アプリの操作性を高めることができます。

  • ORG_LEVEL_1- 入室者の所属部門
  • ORG_LEVEL_2- 入室者の所属チーム
  • JOB_TITLE- 入室者の役職
  • START_DATE- 入室者の入室日
  • SITE_NAME- 入室者に関連付けられているサイト このフィールドの値は、Sites フィーチャクラスの NAME フィールドにある値と一致している必要があります。

• 入力 [入室者ユニット識別子フィールド] パラメーターが空 (*.csv ファイルまたは Excel シート) または <Null> (ジオデータベース テーブル) の場合、入室者は未割り当てとして読み込まれます。

• デフォルトでは、[入力ユニット フィーチャ] パラメーターの座標系は、[出力入室者フィーチャクラス] パラメーターに使用されます。 これは、出力座標系環境設定で上書きできます。

• 出力入室者フィーチャクラスには、[入力ユニット フィーチャ] パラメーター値に基づいて入力された次のフィールドが含まれます。

  • LEVEL_ID
  • UNIT_ID
  • UNIT_NAME

  LEVEL_ID フィールドと UNIT_ID フィールドには、[入力ユニット フィーチャ] パラメーターの対応する値が設定されます。 対応する入力ユニット フィーチャで、UNIT_NAME フィールドに NAME 値が設定されます。

• [出力入室者フィーチャクラス] 値には、Indoor Space Planner アプリで使用される次のフィールドが含まれます。

  • AREA_ID
  • ORG_LEVEL_1
  • ORG_LEVEL_2
  • JOB_TITLE
  • START_DATE
  • SITE_ID

  注意:

  SITE_ID フィールドは、以下に基づいて設定されます。

  • 入室者がユニットに割り当てられている場合、SITE_ID フィールドは割り当てられたユニットに関連付けられたサイトに基づいて設定されます。
  • 入室者がユニットに割り当てられていない場合、SITE_NAME フィールドが入力入室者テーブルに含まれている際は、このフィールドに基づいて SITE_ID フィールドが設定されます。
  • 入室者がユニットに割り当てられておらず、SITE_NAME フィールドが [入力入室者テーブル] 値に含まれていない場合、NULL 値が割り当てられている場合、または Sites フィーチャクラスの NAME フィールドの値と一致しない値が割り当てられている場合、SITE_ID フィールドには NULL 値が入力されます。

• Indoor Viewer、Space Planner、ArcGIS Indoors for iOS、または ArcGIS Indoors for Android クライアント アプリ用のマップを準備するとき、このツールの出力をマップの [People] レイヤーで使用できます。

• ツールによって、Space Planner が使用する [入力ユニット フィーチャ] 属性が更新されます。 ユニットに入室者ポイント フィーチャが生成されると、そのユニットの属性は次のように更新されます。

  • ASSIGNMENT_TYPE は Office に設定されます。
  • AREA_ID は NULL に設定されます。

パラメーター

ダイアログ

ラベル	説明	データ タイプ
入力ユニット フィーチャ	入室する建物空間を表す入力ポリゴン フィーチャ。 ArcGIS Indoors Information Model では、これは Units レイヤーになります。 各スペースの重心は、入室者のポイント位置として使用されます。	Feature Layer
ユニット識別子フィールド	建物空間を [入力入室者テーブル] パラメーター値のレコードと関連付けるプライマリ キーとして使用される、[入力ユニット フィーチャ] パラメーター値内のフィールド。	Field
入力入室者テーブル	建物の入室者に関する情報を含む入力テーブル。 情報は、ジオデータベース テーブル、Excel ワークブック (*.xls または *.xlsx ファイル) のシート、または *.csv ファイルに格納できます。	Table View
入室者ユニット識別子フィールド	入室者を [入力ユニット フィーチャ] パラメーター値と関連付けるプライマリ キーとして使用される [入力入室者テーブル] パラメーター値内のフィールド。	Field
出力入室者フィーチャクラス	[入力ユニット フィーチャ] と [入力入室者テーブル] パラメーターの値を結合して作成される出力フィーチャクラス。	Feature Class

派生した出力

ラベル	説明	データ タイプ
更新されたユニット フィーチャクラス	更新された入力ユニット フィーチャ レイヤー。	Feature Class

Python

arcpy.indoors.GenerateOccupantFeatures(in_unit_features, unit_id_field, in_occupant_table, occupant_id_field, out_occupant_feature_class)

名前	説明	データ タイプ
in_unit_features	入室する建物空間を表す入力ポリゴン フィーチャ。 ArcGIS Indoors Information Model では、これは Units レイヤーになります。 各スペースの重心は、入室者のポイント位置として使用されます。	Feature Layer
unit_id_field	建物空間を in_occupant_table パラメーター値のレコードと関連付けるプライマリ キーとして使用される、in_unit_features パラメーター値内のフィールド。	Field
in_occupant_table	建物の入室者に関する情報を含む入力テーブル。 情報は、ジオデータベース テーブル、Excel ワークブック (*.xls または *.xlsx ファイル) のシート、または *.csv ファイルに格納できます。	Table View
occupant_id_field	入室者を in_unit_features パラメーター値と関連付けるプライマリ キーとして使用される in_occupant_table パラメーター値内のフィールド。	Field
out_occupant_feature_class	in_unit_features と in_occupant_table パラメーターの値を結合して作成される出力フィーチャクラス。	Feature Class

派生した出力

名前	説明	データ タイプ
updated_unit_feature_class	更新された入力ユニット フィーチャ レイヤー。	Feature Class

コードのサンプル

GenerateOccupantFeatures の例 1 (Python ウィンドウ)

次の Python ウィンドウ スクリプトは、イミディエイト モードで GenerateOccupantFeatures 関数を使用する方法を示しています。 この例では、入力および出力はすべて同じジオデータベース内にあります。

import arcpy
arcpy.indoors.GenerateOccupantFeatures('C:/Indoors/ExampleCampus.gdb/Indoor/Units', 
                                       'UNIT_ID', 
                                       'C:/Indoors/ExampleCampus.gdb/EMPLOYEEINFO', 
                                       'LOCATION', 
                                       'C:/Indoors/ExampleCampus.gdb/Indoor/Occupants')

GenerateOccupantFeatures (入室者フィーチャの生成) の例 2 (スタンドアロン スクリプト)

次のスタンドアロン スクリプトで、GenerateOccupantFeatures 関数を使用する方法を示します。

# Name: Indoors_GenerateOccupantFeatures_example2.py
# Description: Imports occupant information from an Excel spreadsheet to a 
#              point feature class in an indoor dataset or Indoors geodatabase.

import arcpy

# Use the Units feature class in the indoor dataset or Indoors geodatabase as the input unit features
in_unit_features = 'C:/Indoors/ExampleCampus.gdb/Indoor/Units'

# The join will use the NAME field from Units feature class
unit_id_field = 'NAME'

# Use an Excel spreadsheet as the input occupant table
in_occupant_table = r'C:\Indoors\EmployeeInfo.xls\MarketingDept$'

# The spreadsheet's OFFICE column has values that match those in Units' NAME field
occupant_id_field = 'OFFICE'

# Output Occupants feature class
out_occupant_feature_class = 'C:/Indoors/ExampleCampus.gdb/Indoor/Occupants'

# Execute GenerateOccupantFeatures
arcpy.indoors.GenerateOccupantFeatures(in_unit_features, unit_id_field, 
                                       in_occupant_table, occupant_id_field, 
                                       out_occupant_feature_class)

環境

現在のワークスペース, 出力座標系

ライセンス情報

• Basic: No
• Standard: No
• Advanced: 次のものが必要 Indoors