LRS ネットワークの作成 (Create LRS Network) (Location Referencing)

サマリー

ArcGIS Location Referencing リニア リファレンス システム (LRS) で LRS ネットワークを作成します。

使用法

  • 入力ワークスペースに Location Referencing LRS を含める必要があります。

  • 入力ワークスペースに複数の Location Referencing LRS が含まれている場合は、ネットワークの登録先の LRS を選択するためのドロップダウン メニューを使用します。 入力ワークスペースに含まれている有効な LRS を Python スクリプトに入力することができます。

  • LRS ネットワークの名前は 26 文字以下にする必要があり、アンダースコア以外の特殊文字を入れることはできません。

  • 出力フィーチャクラスの XY 座標精度、XY 許容値、および M 許容値は、Location Referencing LRS の座標精度および許容値の設定と同じでなければなりません。

  • 出力 LRS ネットワークの計測単位 (M 計測単位) は、空間参照の単位以外の単位に設定することができます。

  • このツールのデフォルトの出力は、ラインをサポートしていない LRS ネットワークであり、ラインのサポートに必要なフィールドが含まれていないフィーチャクラスも出力されます。 ラインをサポートしている LRS ネットワークが必要な場合は、[ラインをサポートするフィールドを含める] パラメーターをオンにして、LRS ライン ネットワークに必要な追加フィールドをマッピングします。 LRS 派生ネットワークが必要な場合は、[ライン ネットワークから生成] パラメーターをオンにして、LRS 派生ネットワークの登録先となる LRS ライン ネットワークを指定します。

  • このツールを実行すると、出力フィーチャクラスを LRS ネットワーク フィーチャクラスとして登録するための情報が内部メタデータ テーブルに追加されます。

  • フィーチャクラスは、一度に 1 つの LRS ネットワーク フィーチャクラスとしてしか登録できません。 フィーチャクラスがすでに登録済みであり、その名前を出力フィーチャクラス名として使用する必要がある場合は、そのフィーチャクラスの登録先となっている LRS ネットワークを削除します。

  • 出力フィーチャクラス内のフィールドは、LRS ネットワークの 1 つの必須フィールドにしかマッピングすることができません。

  • このツールの出力は、LRS ネットワークと、その LRS ネットワークのルートが格納される空のポリライン フィーチャクラスです。

  • 出力 LRS ネットワークおよび出力フィーチャクラスは、[LRS ネットワーク名] パラメーターで定義された名前と同じになります。

  • エンタープライズ ジオデータベースをこのツールの入力として使用する場合、現在のデータベース ユーザーは SDE や DBO であってはなりません。

パラメーター

ラベル説明データ タイプ
入力ロケーション

新しい LRS ネットワークが含まれる入力ワークスペース。 このワークスペースは、Location Referencing LRS を含むジオデータベースにする必要があります。 最上位のジオデータベースだけでなく、フィーチャ データセットも有効なパスとしてサポートされています。

Workspace; Feature Dataset
LRS 名

新しい LRS ネットワークの登録先となる LRS。 LRS は、[入力ロケーション] パラメーター値と同じジオデータベース内に存在している必要があります。

String
LRS ネットワーク名

作成される LRS ネットワークの名前と、作成された後にその LRS ネットワークに登録されるフィーチャクラスの名前。 LRS ネットワークの名前は 26 文字以下にする必要があり、アンダースコア以外の特殊文字を入れることはできません。

String
ルート ID フィールド

LRS ネットワークのルート ID としてマッピングされる出力フィーチャクラスのフィールド。 このフィールド タイプは、中心線シーケンス テーブルの RouteId フィールドから取得され、文字列または GUID タイプにする必要があります。

String
ルート名フィールド

LRS ネットワークのルート名としてマッピングされる出力フィーチャクラスの文字列フィールド。

String
開始日フィールド

LRS ネットワークの開始日としてマッピングされる出力フィーチャクラスの日付フィールド。

String
終了日フィールド

LRS ネットワークの終了日としてマッピングされる出力フィーチャクラスの日付フィールド。

String
ライン ネットワークから生成
(オプション)

ネットワークを LRS 派生ネットワークとして構成するかどうかを指定します。

  • オン - 出力が LRS 派生ネットワークと、その LRS 派生ネットワークをサポートするフィーチャクラスになります。 [ライン ネットワーク名] パラメーター値も指定する必要があります。
  • オフ - 出力が LRS 派生ネットワークになりません。 これがデフォルトです。
Boolean
ライン ネットワーク名
(オプション)

出力 LRS 派生ネットワークの登録先となる LRS ライン ネットワークの名前。 入力 LRS ライン ネットワークは、[ライン ネットワーク名] の値と同じジオデータベース ワークスペース内に存在している必要があります。 このパラメーターは、[ライン ネットワークから生成] パラメーターがオンの場合にのみ使用されます。

String
ラインをサポートするフィールドを含める
(オプション)

ラインをサポートするフィールドを追加するかどうかを指定します。

  • オン - 出力が LRS ライン ネットワークになり、ラインをサポートするフィールドが出力フィーチャクラスに含まれます。 [ライン ID フィールド][ライン名フィールド]、および [ライン順序フィールド] パラメーター値も指定する必要があります。
  • オフ - 出力が LRS ライン ネットワークになりません。 これがデフォルトです。
Boolean
ライン ID フィールド
(オプション)

LRS ネットワークのライン ID としてマッピングされる出力フィーチャクラスのフィールド。 このパラメーターは、[ラインをサポートするフィールドを含める] パラメーターがオンの場合にのみ使用されます。 このフィールド タイプは、中心線シーケンス テーブルの RouteId フィールドから取得され、ちょうど 38 文字の文字列または GUID になります。

String
ライン名フィールド
(オプション)

LRS ネットワークのライン名としてマッピングされる出力フィーチャクラスの文字列フィールド。 このパラメーターは、[ラインをサポートするフィールドを含める] パラメーターがオンの場合にのみ使用されます。

String
ライン順序フィールド
(オプション)

LRS ネットワークのライン順序としてマッピングされる出力フィーチャクラスのフィールド。 このパラメーターは、[ラインをサポートするフィールドを含める] パラメーターがオンの場合にのみ使用されます。 このフィールドは、長整数フィールド タイプになります。

String
計測単位
(オプション)

LRS ネットワークで使用される計測単位 (M 計測単位) を指定します。

  • マイル (米国測量)計測単位はマイルです。 これがデフォルトです。
  • インチ (米国測量)計測単位はインチです。
  • フィート (米国測量)計測単位はフィートです。
  • ヤード (米国測量)計測単位はヤードです。
  • 海里 (米国測量)計測単位は海里です。
  • フィート (国際)計測単位は国際フィートです。
  • ミリメートル計測単位はミリメートルです。
  • センチメートル計測単位はセンチメートルです。
  • メートル計測単位はメートルです。
  • キロメートル計測単位はキロメートルです。
  • デシメートル計測単位はデシメートルです。
String

派生した出力

ラベル説明データ タイプ
出力ネットワーク フィーチャクラス

更新されたネットワーク フィーチャクラス。

Feature Layer

arcpy.locref.CreateLRSNetwork(in_path, lrs_name, network_name, route_id_field, route_name_field, from_date_field, to_date_field, {derive_from_line_network}, {line_network_name}, {include_fields_to_support_lines}, {line_id_field}, {line_name_field}, {line_order_field}, {measure_unit})
名前説明データ タイプ
in_path

新しい LRS ネットワークが含まれる入力ワークスペース。 このワークスペースは、Location Referencing LRS を含むジオデータベースにする必要があります。 最上位のジオデータベースだけでなく、フィーチャ データセットも有効なパスとしてサポートされています。

Workspace; Feature Dataset
lrs_name

新しい LRS ネットワークの登録先となる LRS。 LRS は、in_path パラメーター値と同じジオデータベース内に存在している必要があります。

String
network_name

作成される LRS ネットワークの名前と、作成された後にその LRS ネットワークに登録されるフィーチャクラスの名前。 LRS ネットワークの名前は 26 文字以下にする必要があり、アンダースコア以外の特殊文字を入れることはできません。

String
route_id_field

LRS ネットワークのルート ID としてマッピングされる出力フィーチャクラスのフィールド。 このフィールド タイプは、中心線シーケンス テーブルの RouteId フィールドから取得され、文字列または GUID タイプにする必要があります。

String
route_name_field

LRS ネットワークのルート名としてマッピングされる出力フィーチャクラスの文字列フィールド。

String
from_date_field

LRS ネットワークの開始日としてマッピングされる出力フィーチャクラスの日付フィールド。

String
to_date_field

LRS ネットワークの終了日としてマッピングされる出力フィーチャクラスの日付フィールド。

String
derive_from_line_network
(オプション)

ネットワークを LRS 派生ネットワークとして構成するかどうかを指定します。

  • DERIVE出力が LRS 派生ネットワークと、その LRS 派生ネットワークをサポートするフィーチャクラスになります。 line_network_name パラメーター値も指定する必要があります。
  • DO_NOT_DERIVE出力が LRS 派生ネットワークになりません。 これがデフォルトです。
Boolean
line_network_name
(オプション)

出力 LRS 派生ネットワークの登録先となる LRS ライン ネットワークの名前。 入力 LRS ライン ネットワークは、line_network_name の値と同じジオデータベース ワークスペース内に存在している必要があります。 このパラメーターは、derive_from_line_network パラメーターが DERIVE に設定されている場合にのみ使用されます。

String
include_fields_to_support_lines
(オプション)

ラインをサポートするフィールドを追加するかどうかを指定します。

  • INCLUDE出力が LRS ライン ネットワークになり、ラインをサポートするフィールドが出力フィーチャクラスに含まれます。 line_id_fieldline_name_field、および line_order_field パラメーター値も指定する必要があります。
  • DO_NOT_INCLUDE出力が LRS ライン ネットワークになりません。 これがデフォルトです。
Boolean
line_id_field
(オプション)

LRS ネットワークのライン ID としてマッピングされる出力フィーチャクラスのフィールド。 このパラメーターは、include_fields_to_support_lines パラメーターが INCLUDE に設定されている場合にのみ使用されます。 このフィールド タイプは、中心線シーケンス テーブルの RouteId フィールドから取得され、ちょうど 38 文字の文字列または GUID になります。

String
line_name_field
(オプション)

LRS ネットワークのライン名としてマッピングされる出力フィーチャクラスの文字列フィールド。 このパラメーターは、include_fields_to_support_lines パラメーターが INCLUDE に設定されている場合にのみ使用されます。

String
line_order_field
(オプション)

LRS ネットワークのライン順序としてマッピングされる出力フィーチャクラスのフィールド。 このパラメーターは、include_fields_to_support_lines パラメーターが INCLUDE に設定されている場合にのみ使用されます。 このフィールドは、長整数フィールド タイプになります。

String
measure_unit
(オプション)

LRS ネットワークで使用される計測単位 (M 計測単位) を指定します。

  • MILES計測単位はマイルです。 これがデフォルトです。
  • INCHES計測単位はインチです。
  • FEET計測単位はフィートです。
  • YARDS計測単位はヤードです。
  • NAUTICAL_MILES計測単位は海里です。
  • INTFEET計測単位は国際フィートです。
  • MILLIMETERS計測単位はミリメートルです。
  • CENTIMETERS計測単位はセンチメートルです。
  • METERS計測単位はメートルです。
  • KILOMETERS計測単位はキロメートルです。
  • DECIMETERS計測単位はデシメートルです。
String

派生した出力

名前説明データ タイプ
out_feature_class

更新されたネットワーク フィーチャクラス。

Feature Layer

コードのサンプル

CreateLRSNetwork の例 1 (Python ウィンドウ)

CreateLRSNetwork ツールを Python ウィンドウで使用して、LRS ライン ネットワークを作成します。

# Name: CreateLRS_Line_Network_ex1.py
# Description: Creates an LRS Line Network with feet as the unit of measure.
# Requires: ArcGIS Location Referencing

# Check out license
arcpy.CheckOutExtension("LocationReferencing")

# Tool variables
in_path = r"C:\UPDM_Data\LRS.gdb\LRS"
lrs_name = "LRS"
network_name = "LRSNetwork"
route_id_field = "RouteId"
route_name_field = "RouteName"
from_date_field = "FromDate"
to_date_field = "ToDate"
derive_from_line_network = "DO_NOT_DERIVE"
line_network_name = ""
include_fields_to_support_lines = "INCLUDE"
line_id_field = "LineId"
line_name_field = "LineName"
line_order_field = "LineOrder"
measure_unit = "Meters"

# Set current workspace
arcpy.env.workspace = "C:\UPDM_Data\LRS.gdb"

# Execute the tool
arcpy.locref.CreateLRSNetwork(in_path, lrs_name, network_name, route_id_field, route_name_field, from_date_field, to_date_field, derive_from_line_network, line_network_name, include_fields_to_support_lines, line_id_field, line_name_field, line_order_field, measure_unit)

# Check in license
arcpy.CheckInExtension('LocationReferencing')
CreateLRSNetwork の例 2 (スタンドアロン スクリプト)

CreateLRSNetwork ツールをスタンドアロン Python スクリプトとして使用して、LRS ネットワークを作成します。

# Name: CreateLRSNetwork_ex2.py
# Description: Creates an LRS Network with miles as the unit of measure.
# Requires: ArcGIS Location Referencing

# Import arcpy module
import arcpy
 
# Check out license
arcpy.CheckOutExtension("LocationReferencing")

# Local variables:
Input_Path = r"C:\UPDM_Data\LRS.gdb\LRS"
LRS_Name = "LRS"
Network_Name = "LRSNetwork"
Route_ID = "RouteId"
Route_Name = "RouteName"
From_Date = "FromDate"
To_Date = "ToDate"

# Execute the tool
arcpy.locref.CreateLRSNetwork(Input_Path, LRS_Name, Network_Name, Route_ID, Route_Name, From_Date, To_Date)

# Check in license
arcpy.CheckInExtension('LocationReferencing')
CreateLRSNetwork の例 3 (スタンドアロン スクリプト)

CreateLRSNetwork ツールをスタンドアロン Python スクリプトとして使用して、LRS ライン ネットワークを作成します。

# Name: CreateLRS_Line_Network_ex3.py
# Description: Creates an LRS Line Network with feet as the unit of measure.
# Requires: ArcGIS Location Referencing

# Import arcpy module
import arcpy
 
# Check out license
arcpy.CheckOutExtension("LocationReferencing")

# Local variables
Input_Path = r"C:\UPDM_Data\LRS.gdb\LRS"
LRS_Name = "LRS"
Network_Name = "EngineeringNetwork"
Route_ID = "RouteId"
Route_Name = "RouteName"
From_Date = "FromDate"
To_Date = "ToDate"
Derive = "DO_NOT_DERIVE"
Derive_From = ""
Line_Support = "INCLUDE"
Line_ID = "LineId"
Line_Name = "LineName"
Line_Order = "LineOrder"
Unit = "Feet"

# Execute the tool
arcpy.locref.CreateLRSNetwork(Input_Path, LRS_Name, Network_Name, Route_ID, Route_Name, From_Date, To_Date, Derive, Derive_From, Line_Support, Line_ID, Line_Name, Line_Order, Unit)

# Check in license
arcpy.CheckInExtension('LocationReferencing')
CreateLRSNetwork の例 4 (スタンドアロン スクリプト)

CreateLRSNetwork ツールをスタンドアロン Python スクリプトとして使用して、LRS 派生ネットワークを作成します。

# Name: CreateLRS_Derived_Network_ex4.py
# Description: Creates an LRS Derived Network with miles as the unit of measure.
# Requires: ArcGIS Location Referencing

# Import arcpy module
import arcpy
 
# Check out license
arcpy.CheckOutExtension("LocationReferencing")

# Local variables:
Input_Path = r"C:\UPDM_Data\LRS.gdb\LRS"
LRS_Name = "LRS"
Network_Name = "LRSNetwork"
Route_ID = "RouteId"
Route_Name = "RouteName"
From_Date = "FromDate"
To_Date = "ToDate"
Derive = "DERIVE"
Derive_From = "EngineeringNetwork"

# Execute the tool
arcpy.locref.CreateLRSNetwork(Input_Path, LRS_Name, Network_Name, Route_ID, Route_Name, From_Date, To_Date, Derive, Derive_From)

# Check in license
arcpy.CheckInExtension('LocationReferencing')

ライセンス情報

  • Basic: 次のものが必要 ArcGIS Location Referencing
  • Standard: 次のものが必要 ArcGIS Location Referencing
  • Advanced: 次のものが必要 ArcGIS Location Referencing

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