ルート ID パディングの変更 (Modify Route ID Padding) (Location Referencing)

Location Referencing ライセンスで利用可能です。

サマリー

マルチフィールド ルート ID を構成する各フィールドのパディング、NULL、長さのプロパティを変更します。

ルート ID は、RouteTypeRouteNumberRampNumber の 3 つのフィールドで構成されます。 3 つのフィールドのパディングおよび NULL の設定例を以下に示します。

  • RouteType は、長さが 3 のテキスト フィールドです。 入力可能な最大文字数は 3 です。ただし、一部のルートについては、このフィールドに入力される文字数が 1 文字か 2 文字であることがあります。 右側のパディング文字には、ハイフンが使用されます。
  • RouteNumber は、Short フィールド タイプです。 フィールドには、0 ~ 99999 の値を指定できます。0 は、左側のパディング文字として使用されます。
  • RampNumber は、長さが 7 のテキスト フィールドです。一部のルートでは、このフィールドに値がなく、空白のままにしておく必要があります。 左右のパディング文字には、アンダースコアが使用されます。

ルート ID パディングの入力と出力の例

使用法

  • ルート ID の各フィールドでは、最大長を短くしたり、可変長または固定長にしたりできます。あるいは、パディング文字を左側、右側、両側に追加できるほか、パティングを空白のフィールドに追加したりすることもできます。 さらに、結合ルート ID の 1 つ以上のフィールドで NULL 値を使用することもできます。
  • 各レコードのルート ID は、パディングと NULL 値が含まれた状態で格納されます。 結合ルート ID の一部として使用される個々のフィールドは、パディング文字がない状態で格納されます。

  • パディングと NULL の設定は、ネットワークの作成後に変更できるようになります。 これらの設定を変更する前に読み込まれたり、作成されたりしたルートは、そのままの形でデータベースに保存されます。 設定を変更した後に読み込まれたり、作成されたりしたルートは、データベースへの保存時に、更新された設定を使用します。

  • 長さを変更しても、ArcGIS Roads and Highways がネットワークのルートの一部として各フィールドに対して予期する最大文字数だけが変更されるだけです。 データは、引き続きジオデータベースでモデル化する必要があり、そのルート ID フィールド長は、連結ルート ID を構成するフィールド長の合計である必要があります。

  • [NULL の場合はパッド] チェックボックスをオンにした場合は、[NULL 値を許可] チェックボックスをオンにする必要があります。

  • フィールドで NULL 値を許可した場合、そのフィールドの右側にあるすべてのフィールドも、NULL 値を許可する必要があります。 ただし、[値を指定しない場合はパッド] チェックボックスをオンにした場合、右側にあるフィールドで NULL 値を許可する必要はありません。

  • パディング文字として数字記号 (#) はサポートされません。

パラメーター

ラベル説明データ タイプ
LRS ネットワーク フィーチャクラス

変更する必要があるパディング値、NULL 値、長さ値のフィールドを含む入力マルチフィールド ルート ID ネットワーク レイヤー。

Feature Layer
ルート ID パディング

変更の必要があるフィールドと、対応するパディング値、NULL 値、長さ値を含む値のテーブル。

  • Field変更されるフィールド。
  • Length変更されるフィールドの長さの値。 フィールドの長さは、1 からデータベース フィールドの長さまでの間でなければなりません。
  • Variable Length[長さ] 値が可変的であるか固定値であるかを指定します。
  • Enable Paddingフィールドがパディングをサポートするかどうかを指定します。
  • Padding Characterフィールドのパディング文字。 デフォルトはスペースです。
  • Padding Locationフィールド値でパディングを適用する場所を指定します。
    • [左] - フィールドの値の左側にパディング文字を追加します。 これがデフォルトです。
    • [右] - フィールドの値の右側にパディング文字を追加します。
    • [左および右] - フィールドの値の両側にパディング文字を追加します。
  • Pad if Nullフィールドに NULL 値が含まれる場合に、パディング文字を追加するかどうかを指定します。
  • Allow Null Valuesフィールドが NULL 値をサポートするかどうかを指定します。
Value Table

派生した出力

ラベル説明データ タイプ
出力ネットワーク フィーチャクラス

更新されたネットワーク フィーチャ レイヤー。

Feature Layer

arcpy.locref.ModifyRouteIdPadding(in_feature_class, route_id_padding)
名前説明データ タイプ
in_feature_class

変更する必要があるパディング値、NULL 値、長さ値のフィールドを含む入力マルチフィールド ルート ID ネットワーク レイヤー。

Feature Layer
route_id_padding
[route_id_padding,...]

変更の必要があるフィールドと、対応するパディング値、NULL 値、長さ値を含む値のテーブル。

  • Field変更されるフィールド。
  • Length変更されるフィールドの長さの値。 フィールドの長さは、1 からデータベース フィールドの長さまでの間でなければなりません。
  • Variable Length[長さ] 値が可変的であるか固定値であるかを指定します。
  • Enable Paddingフィールドがパディングをサポートするかどうかを指定します。
  • Padding Characterフィールドのパディング文字。 デフォルトはスペースです。
  • Padding Locationフィールド値でパディングを適用する場所を指定します。
    • [左] - フィールドの値の左側にパディング文字を追加します。 これがデフォルトです。
    • [右] - フィールドの値の右側にパディング文字を追加します。
    • [左および右] - フィールドの値の両側にパディング文字を追加します。
  • Pad if Nullフィールドに NULL 値が含まれる場合に、パディング文字を追加するかどうかを指定します。
  • Allow Null Valuesフィールドが NULL 値をサポートするかどうかを指定します。
Value Table

派生した出力

名前説明データ タイプ
out_feature_class

更新されたネットワーク フィーチャ レイヤー。

Feature Layer

コードのサンプル

ModifyRouteIdPadding の例 1 (Python ウィンドウ)

ModifyRouteIdPadding ツールを Python ウィンドウで使用する方法を示しています。

# Name: ModifyRouteIdPadding_inline.py
# Description: Modifies the padding, null, and length properties for fields that are part of a multifield route ID in the Python window.
# Requires: ArcGIS Location Referencing

# Check out license
arcpy.CheckOutExtension("LocationReferencing")

# Tool variables 
in_feature_class = r"C:\Data\DOT.gdb\LRS\StateRoutes"

## Values format: "Field Length VariableLength EnablePadding PaddingCharacter PaddingLocation PadifNull AllowNullValues;Field2......" 
route_id_padding = "RouteSystem 3 false true @ LEFT false false;RouteNumber 10 true true 0 LEFT true true"

# Set current workspace
arcpy.env.workspace = "C:\Data\DOT.gdb"

# Execute the tool
arcpy.locref.ModifyRouteIdPadding(in_feature_class,route_id_padding)

# Check in license
arcpy.CheckInExtension('LocationReferencing')
ModifyRouteIdPadding の例 2 (スタンドアロン スクリプト)

ModifyRouteIdPadding ツールをスタンドアロン Python スクリプトで使用する方法を示します。

# Name: ModifyRouteIdPadding_standalone.py
# Description: Modifies the padding, null, and length properties for fields that are part of a multifield route ID in standalone mode.
# Requires: ArcGIS Location Referencing

# Import arcpy module
import arcpy

# Check out license
arcpy.CheckOutExtension("LocationReferencing")

# Set local variables
in_feature_class = r"C:\Data\DOT.gdb\LRS\StateRoutes"

# Values format: "Field Length VariableLength EnablePadding PaddingCharacter PaddingLocation PadifNull AllowNullValues;Field2......" 
route_id_padding = "RouteSystem 3 false true @ LEFT false false;RouteNumber 10 true true 0 LEFT true true"

# Execute the tool
arcpy.locref.ModifyRouteIdPadding(in_feature_class,route_id_padding)

# Check in license
arcpy.CheckInExtension('LocationReferencing')

ライセンス情報

  • Basic: 次のものが必要 ArcGIS Location Referencing
  • Standard: 次のものが必要 ArcGIS Location Referencing
  • Advanced: 次のものが必要 ArcGIS Location Referencing

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