ArcGIS Pro 3.1 を使用すると、ArcGIS Pro でルートを計画して、それをルート レイヤーとして共有できます。 ルート レイヤーには、ルートに割り当てられた訪問先や移動方向など、特定ルートに関するすべての情報が含まれます。 ルート レイヤーは、さまざまなアプリケーションで使用できます。 たとえば、モバイル作業者にルート ガイダンスを提供する場合には、ArcGIS Navigator で使用し、ルート レイヤーに含まれているルートをカスタマイズする場合には、Map Viewer Classic の [ルート案内] ウィンドウで使用し、ルート レイヤーからルート解析レイヤーを作成する場合には、ArcGIS Pro で使用することができます。 ルート レイヤーは、ポータル (ArcGIS Online または ArcGIS Enterprise ポータル) 内にアイテムとして保存されます。 計画したルートを修正する必要がある場合 (最後の配達の追加など)、ルート レイヤーを使用して更新されたルートを共有できます。
ルート レイヤーの共有
ルートや最寄り施設の検出解析の結果をルート レイヤーとして共有するには、[ルート レイヤー]、[最寄り施設の検出レイヤー]、または [VRP レイヤー] タブの [共有] グループで、[ルート レイヤーとして共有] ボタン をクリックします。
[ルート レイヤーとして共有 (Share As Route Layers)] ツールが開きます。このツールを使用して、アクティブなネットワーク解析レイヤーをルート レイヤーとしてアクティブなポータルで共有できます。
ルート レイヤーの使用
組織または組織内のグループで共有されているルート レイヤーは、Navigator に自動的にダウンロードされます。 モバイル作業者は、使用可能なすべてのルートの検索や、選択、使用をすることができます。
ルート レイヤーのアイテム詳細ページから ArcGIS Navigator リンクを取得して、電子メールやテキスト メッセージによって共有することもできます。 モバイル デバイスにインストールされた Navigator を所有しているライセンスが付与された Navigator ユーザーは、リンクを開いてルートを使用することができます。
ルート レイヤーの編集
ルート レイヤーを編集するには、ルート レイヤーからルート解析レイヤーを作成します。 [カタログ] ウィンドウの [ポータル] タブでルート レイヤーを選択し、現在のマップに追加します。
ルート レイヤーから新しいルート解析レイヤーが作成されます。これは、リボンの [ルート] タブを使用して修正できます。
注意:
ルート レイヤーから作成されたルート解析レイヤーを再共有する場合、新しいルート レイヤーは元のルート レイヤーを参照しません。
Web アプリでルート レイヤーを編集するには、Map Viewer Classic でルート レイヤーを開き、[コンテンツ] ウィンドウでルート レイヤーを選択して、[ルートの編集] ボタンをクリックします。 [ルート案内] ウィンドウにルートが開きます。ここでルートを編集して、修正されたルートを既存または新しいルート レイヤーとして保存できます。