Con 関数

Image Analyst ライセンスで利用できます。

Spatial Analyst のライセンスで利用可能。

概要

それぞれの入力セルの if/else 条件評価に基づいて、出力ラスターのピクセルを設定します。条件評価が真 (1) の場合は [True ラスター] のピクセル値、偽 (0) の場合は [False ラスター] のピクセル値を返します。この条件は、論理演算関数の出力によって指定され、これが入力 [ラスター] になります。

Con 関数は、Greater Than 関数などの算術演算: 論理演算関数の次に実行する必要があります。論理関数の出力は、ブール型のラスター (値が 1 と 0) です。Con 関数を使用すると、1 の値はすべて [True ラスター]、0 の値はすべて [False ラスター] の値に設定されます。

Con 関数の説明

Con を使用した条件評価の詳細

備考

[True ラスター][False ラスター] のいずれかが浮動小数の場合、出力ラスターは浮動小数になります。[True ラスター][False ラスター] がどちらも整数の場合、出力は整数になります。

[True ラスター] または定数が指定されていない場合、式が True にならないセルには NoData が割り当てられます。

入力で NoData のピクセルは、出力も NoData のままです。

[ラスター] がシングル バンド ラスターで [True ラスター] とオプションの [False ラスター] のいずれかが定数の場合、出力はシングル バンド ラスターになります。

すべての入力がマルチバンド ラスターの場合、出力はマルチバンド ラスターになります。true 入力またはオプションの false 入力が定数の場合、出力ラスターもマルチバンドになります。各マルチバンド入力のバンド数は同一である必要があります。

関数は、他の入力の対応するバンドを使用して、条件ラスターの各バンドに対して操作を実行します。条件付き入力がマルチバンド ラスターであり、true または false ラスター入力が定数の場合、関数はマルチバンド入力の各バンドの定数値を使用して操作を実行します。

パラメーター

パラメーター名説明

ラスター

論理演算ラスター関数のブール結果を表す入力ラスター。 値は 1 (true の場合) または 0 (false の場合) になります。 整数または浮動小数点のいずれかのラスターになります。

True ラスター

条件が true である場合に出力ピクセル値として使用される値を持つ入力。整数、浮動小数のラスター、または定数値のいずれでもかまいません。

False ラスター

条件が false である場合に出力ピクセル値として使用する値を持つ入力。 整数、浮動小数点ラスター、または定数値のいずれかになります。

範囲タイプ

出力ラスターで使用する範囲を選択します。

  • 最初のラスターに一致 - 最初の入力ラスターの範囲を使用して、処理対象範囲を決定します。

  • 共通の範囲 - 重複するピクセルの範囲を使用して、処理対象範囲を決定します。 これがデフォルトです。
  • すべての範囲 - すべてのラスターの範囲を使用して、処理対象範囲を決定します。
  • 最後のラスターに一致 - 最後の入力ラスターの範囲を使用して、処理対象範囲を決定します。

セルサイズ タイプ

出力ラスターで使用するセル サイズを選択します。 すべての入力セル サイズが同じである場合、すべてのオプションは同じ結果を生成します。

  • 最初のラスターに一致 - 入力ラスターの最初のセル サイズを使用します。
  • 最小 - すべての入力ラスターのうちの最小セル サイズを使用します。
  • 最大 - すべての入力ラスターのうちの最大セル サイズを使用します。 これがデフォルトです。
  • 平均 - すべての入力ラスターの平均セル サイズを使用します。
  • 最後のラスターに一致 - 入力ラスターの最後のセル サイズを使用します。

関連トピック


このトピックの内容
  1. 概要
  2. 備考
  3. パラメーター