Divide 関数

Image Analyst ライセンスで利用できます。

Spatial Analyst のライセンスで利用可能。

概要

2 つのラスターの値をピクセル単位で除算します。

Divide の図
OutRas = InRas1 / InRas2

メモ

1 つ目の入力が 2 つ目の入力によって除算されるため、入力値の順序は重要です。

数値をゼロで除算すると、出力は NoData になります。

どちらの入力も整数である場合、整数除算が実行され、出力結果は整数になります。 どちらかの入力が浮動小数点数である場合、浮動小数点数除算が実行され、出力結果は浮動小数点値になります。

両方の入力がシングルバンド ラスターである場合、またはいずれかの入力が定数である場合、出力はシングルバンド ラスターになります。

両方の入力がマルチバンド ラスターである場合、関数は 1 つの入力の各バンドに対して演算を実行し、出力はマルチバンド ラスターになります。 各マルチバンド入力のバンド数は同一である必要があります。

一方の入力がマルチバンド ラスターで、他方の入力が定数である場合、関数は、マルチバンド入力内の各バンドの定数値に対して演算を実行し、出力はマルチバンド ラスターになります。

両方の入力が、同数の変数を含む多次元ラスターの場合、関数は、ディメンション値が同じすべてのスライスについて演算を実行し、出力は多次元ラスターになります。 入力に含まれる変数には、同じディメンションまたは一般的なディメンションを指定する必要があり、一般的でないディメンションを指定してはなりません。

一方の入力が多次元ラスターで、他方の入力が定数である場合、関数は、すべての変数のすべてのスライスについて、その定数値に対する演算を実行し、出力は多次元ラスターになります。

パラメーター

パラメーター名説明

ラスター

2 つ目の入力で割られる入力値です。

Raster2 でラスターが指定されている場合、数値をこのパラメーターの入力として使用できます。

ラスター 2

最初の入力を割る入力値です。

Raster でラスターが指定されている場合、数値をこのパラメーターの入力として使用できます。

範囲タイプ

出力ラスターで使用する範囲を選択します。

  • 最初のラスターに一致 - 最初の入力ラスターの範囲を使用して、処理対象範囲を決定します。

  • 共通の範囲 - 重複するピクセルの範囲を使用して、処理対象範囲を決定します。 これがデフォルトです。
  • すべての範囲 - すべてのラスターの範囲を使用して、処理対象範囲を決定します。
  • 最後のラスターに一致 - 最後の入力ラスターの範囲を使用して、処理対象範囲を決定します。

セル サイズ タイプ

出力ラスターで使用するセル サイズを選択します。 すべての入力セル サイズが同じである場合、すべてのオプションは同じ結果を生成します。

  • 最初のラスターに一致 - 入力ラスターの最初のセル サイズを使用します。
  • 最小 - すべての入力ラスターのうちの最小セル サイズを使用します。
  • 最大 - すべての入力ラスターのうちの最大セル サイズを使用します。 これがデフォルトです。
  • 平均 - すべての入力ラスターの平均セル サイズを使用します。
  • 最後のラスターに一致 - 入力ラスターの最後のセル サイズを使用します。

関連トピック


このトピックの内容
  1. 概要
  2. メモ
  3. パラメーター