SQLite での ArcGIS Pro 3.1 の要件

Esri がサポートする環境ポリシーの詳細については、Esri テクニカル サポートをご参照ください。

ArcGIS Pro は、SQLite データベースおよび OGC GeoPackage ファイルにアクセスでき、モバイル ジオデータベースへの接続をサポートしています。

サポートされるデータベースの最小バージョン

SQLite 3.40.1 は ArcGIS で動作確認済みの最新バージョンです。 ArcGIS では、SQLite で引き続きサポートされている SQLite 3.x のすべてのマイナー バージョンとパッチ バージョンがサポートされています。

サポートされているアドオン

ArcGIS では、次のバージョンがサポートされています。

OGC GeoPackage 1.1~1.3

SpatiaLite 4.0.0

OGC GeoPackage 登録済みエクステンションのサポート

次の GeoPackage 登録済みエクステンションが部分的または完全にサポートされています。

GeoPackage エクステンションArcGIS サポート

メタデータ

ArcGIS では、[SQLite データベースの作成 (Create SQLite Database)] ツールを使用して GeoPackage を作成するときに gpkg_metadata および gpkg_metadata_reference テーブルが作成されますが、ArcGIS Pro メタデータ エディターを使用してこれらのテーブルにデータを読み込むことはできず、ArcGIS はこれらのテーブルに存在するエントリの読み取りを行いません。

これらのテーブルにメタデータが存在する GeoPackage からホスト フィーチャ レイヤーを公開する場合、メタデータは公開したレイヤーに保持されません。

非線形ジオメトリ タイプ

ArcGIS Pro は近似の形状を読み取って表示することはできますが、作成することはできません。

近似の形状を含む GeoPackage を公開する場合、結果のホスト フィーチャ レイヤーには、ソース ファイルに存在する形状の等価線形近似が含まれます。

RTree 空間インデックス

完全にサポート。

スキーマ

ArcGIS では、[SQLite データベースの作成 (Create SQLite Database)] ツールを使用して GeoPackage を作成するときに gpkg_data_columns テーブルが作成されます。ただし、列挙、範囲、GLOB、または MIME タイプは ArcGIS を使用して定義します。 これらの情報を SQL を使用して定義する場合、ArcGIS はこれらを認識しません。

このような情報が定義された GeoPackage からホスト フィーチャ レイヤーを公開する場合、これらの情報は公開したデータに保持されません。

座標参照系の WKT

完全にサポート。

データベースの要件/制限

次のデータベース要件と制限事項が適用されます。

  • SQLite データベース ファイルには、ArcGIS が認識できるように .sqlite 拡張子を付ける必要があります。
  • GeoPackage ファイルには、ArcGIS が認識できるように .gpkg 拡張子を付ける必要があります。
  • 既存の SQLite データベースにジオデータベースは作成できません。 ただし、ジオデータベースとこれを保存する SQLite データベースの両方を作成するモバイル ジオデータベースは作成できます。
  • 登録データを SQLite データベース、GeoPackage ファイル、またはモバイル ジオデータベースから参照する Web サービスは公開できません。

プラットフォームのサポート

次のプラットフォームがサポートされています。

  • ArcGIS DesktopArcGIS Pro がサポートしているすべてのプラットフォーム
  • ArcGIS Runtime SDK がサポートしているすべてのプラットフォーム
  • ArcGIS Enterprise がサポートしているすべてのプラットフォーム

クラウド サポート

クラウドにデプロイされたデータベース サービスとデータベースのサポートについては、「ArcGIS でクラウドのデータベースを使用するための要件」をご参照ください。