面積によるパーセルの分割

パーセル ファブリックで既存のパーセルを面積によって分割して、パーセルを作成できます。

パーセルは、以下で説明する面積ベースの各方法を使用して分割できます。

  • 比例面積 - 指定したパート数に基づいて、パーセルを均等な面積に分割します。 分割されるパーセルの面積は均等であり、指定したパート数に基づいて自動的に算出されます。
  • 等面積 - 指定した面積およびパート数に基づいて、パーセルを均等な面積に分割します。 分割されるパーセルの面積は、指定した面積と同じになります。 残りの面積を各分割パートに均等に分配するか、または残余パーセルを作成することができます。
  • 等幅 - 指定した幅およびパート数に基づいて、パーセルを面積に分割します。 分割されるパーセルの面積の幅は、指定した幅と同じになります。 残りの幅が指定の幅より短い場合は、最後に残った分割パートをそのパートに隣接する分割パートにマージすることができます。

[パーセル レコード ワークフロー] タブの [ツール] ギャラリーにある [分割] ツール 分割 を使用して、パーセルを分割します。

レコード主体のワークフローでのパーセルの分割

レコード主体のワークフローでパーセルを分割する場合は、パーセルの属性データが次のように更新されます。

  • 分割された新しいパーセル フィーチャは、アクティブなレコードに関連付けられます。このレコードは、作成したときのパーセル レコードです。

    新しいパーセル フィーチャの Created By Record フィールドに、アクティブなパーセル レコードの GlobalID が設定されます。

  • 分割された元のパーセルは履歴として設定されます。

    元のパーセル フィーチャの Retired By Record フィールドに、分割によって生まれた新しいパーセルを作成したレコードの GlobalID が設定されます。

  • 分割されているパーセルが、記載面積値を持つ場合、分割されるパーセルの記載面積属性は、配分された、計算済みの面積値で更新されます。 等幅 でパーセルを分割する場合、記載面積属性は更新されません。

レコード主体のワークフローでパーセルを分割する一般的な手順は次のとおりです。

  1. パーセルの分割パートを記述するパーセル レコードを作成し、マップ内でアクティブに設定します。
  2. 分割するパーセルを選択し、[パーセル レコード ワークフロー] タブの [ツール] ギャラリーにある [分割] ツール 分割 をクリックして、[分割] ウィンドウを開きます。
  3. [分割] ウィンドウで、分割の方法、分割の方向、および配分するパートの数を選択します。

    たとえば、比例面積を使用して、東のポリゴン エッジから西のポリゴン エッジに向かう方向で、パーセルを 3 つのパートに分割してください。

    レコード主体のワークフローでパーセルを分割するための追加の手順をご参照ください。

パーセル フィーチャ

パーセルが面積で分割されると、パーセル フィーチャは次のように更新されます。

  • 他の隣接パーセルで使用されなくなった境界線は、履歴として廃止されます。 パーセル ラインの Retired By Record フィールドに、アクティブなレコードの GlobalID が設定されます。 この状況が発生するのは、たとえば、隣接する境界線に重なり合うラインがある場合、つまり各パーセルに独自のライン セットがあり、隣接するパーセルと境界を共有しない場合です。
  • 元の親パーセルの境界線はそのままの状態を保ち、新しい分割線で分割 (またはその交点で分割) されることはありません。 元の親ラインは、そのラインを作成したレコードに引き続き関連付けられます。 分割線は、このトランザクションで作成される唯一の新しいラインであり、アクティブなレコードに関連付けられます。

パーセルを分割します。

レコードの外側にあるパーセルの分割

パーセル ファブリックでは、マップ内にアクティブなレコードがあるかどうかにかかわらず、パーセルを分割できます。 マップ内にアクティブなレコードがない状態でパーセルを分割すると、パーセルの履歴は追跡されず、パーセルを作成または廃止したレコードにパーセルが関連付けられることはありません。 データ品質を実行する際にアクティブなレコードがない状態でパーセルが分割され、パーセル ファブリックへの編集内容は削除されます。