正規表現の構築に使用されるメタ文字

Data Reviewer のライセンスで利用可能。

正規表現チェックでは、文字列値の値と書式の両方をチェックできます。 文字列フィールドは、値として英数字の文字列を使用します。

正規表現チェックは、値の範囲に基づいてテキスト文字列をチェックする場合にも使用することができます。 これらの値の書式を設定するために、さまざまなパラメーターを定義できます。 これらのパラメーターは、メタ文字と略語から構成されます。 メタ文字を使用すると、クエリを複雑化できます。略語は、クエリに特定タイプの値を含めるために使用できるショートカットを提供します。

正規表現チェックの詳細

メタ文字の説明

次の表で説明するメタ文字は、クエリ内で使用して、正規表現チェックで照合する内容を決定できる演算子です。

メタ文字説明

個々の文字を照合します。

x.y.z は、x1y0z や xaybz などの文字列と一致します。

[ ]

照合する個々の文字と値の範囲を含みます。

[xyz] は、x、y、または z を含む文字列と一致します。

^

式の先頭にある場合、入力の開始文字を照合します。 角括弧の中にあり、後に文字が続く場合、後続の文字を否定します。

注意:

角括弧で囲まれたグループが後に続く場合、グループ内の文字が照合されます。

^[xyz] は x、y、または z で始まる文字列と一致します。 [^abc] は a、b、および c の任意の組み合わせを含まない文字列と一致します。 一致する文字列には bat や bar などがありますが、cab は一致しません。

-

照合する値の範囲を示します。

注意:

範囲は角括弧で囲む必要があります。

[1–5][1-9][1-9][1-9][1-9] は、12345 や 26589 などの文字列と一致しますが、67890 は一致しません。

?

前の文字または値の範囲は、照合される式のオプション部分です。

Sept? は Sept や September と一致しますが、December は一致しません。

+

前の文字または値の範囲を 1 回以上照合することができます。

[0–9]+ は 1、11、456 などと一致します。

*

前の文字または値の範囲を 0 回以上照合することができます。

12*3 は 1223 や 123 と一致しますが、223 や 23 は一致しません。

??

オプションの文字または値の範囲の最小部分を照合します。

6(th)?? は 6th と一致します。

+?

繰り返し可能な文字または値の範囲の最小部分を照合します。 最小部分は 1 回以上繰り返すことができます。

Ju+? は June や July と一致しますが、January は一致しません。

*?

繰り返し可能な文字または値の範囲の最小部分を照合します。 最小部分は 0 回以上繰り返すことができます。

ea*? は each、era、fare などの文字列と一致します。

( )

式と値のグループを含みます。

(cat) は category や concatenate などの文字列と一致しますが、cart は一致しません。

\

メタ文字をリテラル文字として使用することができます。

\+ は + 記号をプラス記号として認識できます。

$

最後の文字に基づいて、入力を照合します。

[123]$ は 1、2、または 3 で終わる文字列と一致します。

|

代替のフレーズまたはスペルを照合します。

I|international は International および international と一致します。

メタ文字の説明

値の範囲のショートカット

次の略語は、値の範囲のショートカットを提供します。

略称説明

\a

任意の英数字 (a–zA–Z0–9)

\b

空白スペース

\c

任意のアルファベット文字 (a–zA–Z)

\d

任意の 10 進数 (0–9)

\h

任意の 16 進数

\n

新しい行

\q

引用符で囲まれた文字列

\w

単語 ([a–zA–Z]+)

\z

整数 ([0–9]+)

略語

正規表現の例

正規表現の例を次に示します。

検索する文字列正規表現

書式が yyyy-mm-dd で 1900-01-01 ~ 2099-12-31 の日付

((19)|(20))\d\d((0[1-9])|(1[012]))((0[1-9])|([12][0-9])|(3[01]))

人名の前後の行のパーツ

^.*Chris.*$

アルファベット文字のみを含む文字列フィールド

[A-Za-z]*

正規表現の例