ArcGIS Pro Standard ライセンスと Data Reviewer ライセンスで利用できます。
サマリー
[クエリ属性] チェックは、属性値に対するクエリに基づいてフィーチャを検索します。
サポートされているワークフロー
ArcGIS Data Reviewer のチェックは、データの自動レビューを実装するための複数の方法をサポートしています。 次の表に、このチェックでサポートされている実装方法を示します。
検証 | 制約 | |
---|---|---|
レビューアー バッチ ジョブ | 属性 (検証) ルール | いいえ |
はい | はい (ArcGIS Pro 2.5 および ArcGIS Enterprise 10.8 以降) |
注意:
マップベースのレビューアー ルールは、廃止予定のため使用できません。 属性ルールで利用できる Data Reviewer 機能に自動レビュー ワークフローを移行することをおすすめします。 ArcGIS Pro 3.0 以降でマップ ドキュメント (.aprx) を開くか保存すると、ドキュメントから既存のマップ ルールがすべて削除されます。
概要
[クエリ属性] チェックは、1 つ以上の属性値を含めることができる SQL (Structured Query Language) に基づいてエラーを特定します。 データベース タイプに応じて、このクエリは関数 (文字列と数値) を含めて複雑なクエリを実装することもできます。 クエリで返されたフィーチャまたは行は、エラーとして書き込まれます。
業界シナリオ
このチェックは次のようなシナリオで使用できます。
- 区画管理では、パーセル識別番号に無効な値を含む、無効な譲渡タイプまたは負債タイプを含むフィーチャは、フィーチャとレポートの属性の一貫性に影響します。
- ガス施設管理では、素材と直径のフィールドに無効な値を含むパイプ フィーチャは、資産レポートとモデリングに影響します。
- 水道施設管理では、既知の作図法に基づく、無効な値を含むネットワーク フィーチャ (直径が 24 インチ未満のバタフライ弁など) は、資産レポート、モデリング、およびロケーター サービスに影響します。
構文
パラメーター | 必須 | 説明 | ワークフロー |
---|---|---|---|
サブタイプ | いいえ | ルールが適用されるサブタイプ。 | 検証 |
属性 | いいえ | ルールの適用先となるフィーチャを特定するクエリ。 | 検証 |
検索目標 | はい | フィーチャ レイヤーまたはスタンドアロン テーブルに適用されるクエリ式。 属性が定義されたクエリに一致したすべてのフィーチャまたは行は、エラー結果として返されます。 | 検証 |
名前 | はい | ルールの一意の名前。 この情報は、データ品質要件のトレーサビリティ、自動レポート、および修正ワークフローのサポートに使用されます。 | 検証 |
説明 | いいえ | 非準拠フィーチャが検出されたときのエラーの定義済みの説明。 この情報は、修正ワークフローを円滑に進めるためのガイダンスを提供します。 | 検証 |
重要度 | いいえ | 非準拠フィーチャが検出された時点で割り当てられるエラーの重要度。 この値は、他のエラーに対するこのエラーの重要度を示します。 値の範囲は 1 ~ 5 で、1 は最高優先順位を示し、5 は最低優先順位を示します。 | 検証 |
タグ | いいえ | ルールのタグ プロパティ。 この情報は、データ品質要件のトレーサビリティとレポートをサポートするためのルール作成および管理ワークフローで使用されます。 | 検証 |
備考
チェックを使用する際には、次の点に留意してください。
- [属性] フィルター パラメーターには、比較演算子 (=、<>、>、<、>=、<=) および論理演算子 (AND/OR、IN/NOT IN、LIKE/NOT LIKE、IS NULL) のみを使用できます。
- [検索目標] パラメーターには、比較演算子 (=、<>、>、<、>=、<=) および論理演算子 (AND/OR、IN/NOT IN、LIKE/NOT LIKE、IS NULL) のみを使用できます。