リレーションシップ

ArcGIS Pro Standard ライセンスと Data Reviewer ライセンスで利用できます。

サマリー

[リレーションシップ] チェックはリレーションシップ クラスを検索し、指定した条件に基づいてリレーションシップ ルールの違反を見つけます。

サポートされているワークフロー

ArcGIS Data Reviewer のチェックは、データの自動レビューを実装するための複数の方法をサポートしています。 次の表に、このチェックでサポートされている実装方法を示します。

検証制約

レビューアー バッチ ジョブ

属性 (検証) ルール

いいえ

はい

はい

(ArcGIS Pro 2.9 および ArcGIS Enterprise 10.9.1 以降)

概要

リレーションシップ クラスはフィーチャとテーブルのレコードを相互に関連付けます。 リレーションシップのテーブルには基数が割り当てられます。 フィーチャクラスで設定されている規定のリレーションシップがある場合、その一部ではないフィーチャがチェック結果として返されます。

リレーションシップ ルールの詳細

構文

パラメーター必須説明ワークフロー

サブタイプ

いいえ

ルールが適用されるサブタイプ。

検証

属性

いいえ

ルールの適用先となるフィーチャを特定するクエリ。

検証

リレーションシップ クラス

はい

チェックを実行するリレーションシップ クラス。

検証

検索目標

はい

検証を行うリレーションシップ プロパティ。

注意:

検索目標では、入力データ ソースとしてリレーションシップのプロパティを選択できます。

  • Origin unreferenced or null key value - 関連元キー フィールドの関連先と NULL 値に対応先がない関連元キー フィールドで値を検索します。
  • Destination orphan or null key value - 関連先キー フィールドの関連元と NULL 値に対応先がない関連先キー フィールドで値を検索します。
  • Cardinality violations - 1 対多や 1 対 1 など、リレーションシップで設定されている基数ルールに違反しているレコードを検索します。
  • Relationship rule violations - 上記の 3 つのオプションも含めて、リレーションシップ ルールの違反を検索します。

検証

名前

はい

ルールの一意の名前。

この情報は、データ品質要件のトレーサビリティ、自動レポート、および修正ワークフローのサポートに使用されます。

検証

説明

いいえ

非準拠フィーチャが検出されたときのエラーの定義済みの説明。

この情報は、修正ワークフローを円滑に進めるためのガイダンスを提供します。

検証

重要度

いいえ

非準拠フィーチャが検出された時点で割り当てられるエラーの重要度。

この値は、他のエラーに対するこのエラーの重要度を示します。 値の範囲は 1 ~ 5 で、1 は最高優先順位を示し、5 は最低優先順位を示します。

検証

タグ

いいえ

ルールのタグ プロパティ。

この情報は、データ品質要件のトレーサビリティとレポートをサポートするためのルール作成および管理ワークフローで使用されます。

制約

検証

備考

チェックを使用する際には、次の点に留意してください。

  • [リレーションシップ クラス] パラメーターで参照されている関連元データ ソースと関連先データ ソースの Validation Status 属性値は評価中に無視されます。 たとえば、ルール評価時には、検証のステータスが [0 (計算不要、検証不要、エラーなし)])、[1 (計算不要、検証必要、エラーあり)][4 (計算必要、検証不要、エラーなし)]、または [5 (計算必要、検証不要、エラーあり)] の入力フィーチャが引き続き含まれます。
  • [リレーションシップ クラス] パラメーターのデータ ソースには Global ID フィールドを含める必要があります。 多対多のリレーションシップ クラスでは、中間リレーションシップ クラス テーブルに Global ID フィールドも含まれている必要があります。
  • [検証] 機能を有効化して Web レイヤーを共有する場合は、[リレーションシップ クラス] パラメーターで参照されている関連元データ ソースと関連先データ ソースの両方を含めます。
  • [属性] フィルター パラメーターには、比較演算子 (=<>><>=<=) および論理演算子 (AND/ORIN/NOT INLIKE/NOT LIKEIS NULL) のみを使用できます。

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