表示縮尺範囲全体でラベル付けに使用されるテキスト シンボルのサイズを動的に調整して、小縮尺で視覚的密度を低減しながら、大縮尺で適切な相対サイズを保持できます。 通常、テキスト シンボル サイズのこのような違いは、表示縮尺範囲全体ではわずかな違いです。 サイズを著しく大きくせずに、各縮尺でフィーチャ密度に適したテキスト シンボル サイズを保持する必要があります。
以下の例では、縮尺ストップが 1:250,000 で 9 ポイント フォント、1:24,000 で 28 ポイント フォントに設定されています。 左の画像は、縮尺 1:45,000 で描画され、ラベルが大きなフォントで描画されたマップを示しています。 中央の画像は 1:125,000、右の画像は 1:245,000 で描画されたマップを示しています。マップを縮小表示すると、縮尺ストップの設定に従ってフォント サイズが小さくなります。
縮尺ベースのシンボル サイズ設定は、2D マップでのみ使用できます。 3D シーンでは利用できません。
縮尺ベースのラベル サイズを調整するには、次の手順を実行します。
- [ラベル別にリスト] で [コンテンツ] ウィンドウの表示を利用すると、「非常に効果的」です。 [ラベル別にリスト] タブ をクリックします。
- [コンテンツ] ウィンドウでラベル クラスを選択して、[ラベリング] タブをクリックします。
- [ラベリング] タブの [テキスト シンボル] グループで [テキスト シンボル] ランチャー をクリックします。
- [シンボル] タブの [一般] タブ で、[縮尺ベースのサイズ設定を有効化] をオンにし、[表示設定] を展開します。
[サイズ] プロパティの下にスライダーが表示されます。
スライダーのストップは、マップ縮尺から取得されます。 スライダーは、スライダーの左端の小縮尺 (最大縮小率) から、スライダーの右端の 0 という大縮尺 (最大拡大率) まで全縮尺範囲をカバーします。 スライダーの暗い部分には、シンボル クラスまたはレイヤーの表示可能な縮尺範囲が表示されます (表示可能な縮尺範囲が、対応するフィーチャクラスの特定の縮尺に制限されていない場合は、スライダー全体が暗くなります)。
- 縮尺ストップをクリックし、[サイズ] プロパティ ボックスでその縮尺でのシンボル サイズを定義します。
ストップをドラッグすると、別の縮尺でサイズを定義できます。 テキスト シンボルは、ストップ間で直線的に変わります。
- [サイズ ストップの追加] ボタン をクリックして、定義済みのマップ縮尺に基づいて新しいストップを追加するか、スライダーに沿ってクリックします。
縮尺プロパティはマップ間で異なる可能性があるため、シンボルをスタイルに保存しても、縮尺ベースのラベル設定は保持されません。
マップ縮尺の設定の詳細については、「マップ縮尺および縮尺プロパティ」をご参照ください。