ルートの再割り当て

Location Referencing ライセンスで利用可能です。

再割り当てとは、ルートかラインのすべて、またはその一部を、別のルートまたはラインの最も近い上流または下流に移動 (再割り当て) する手段です。

ルートの再割り当ての例としては、パイプラインによってオペレーションかオーナーシップが変更された後に、ルートまたはラインをスプリットし、別のルートかラインにそれらをマージ (割り当て) することが挙げられます。 管理区画の変更後に、境界線の反対側になるパイプの一部を再割り当てするのも、この一例です。

[ルートの再割り当て] ツールは、ルートを再割り当てする以外に、属性フィールドやキャリブレーション ポイントを更新し、再割り当てされたルートに沿って配置された、ユーザーが構成したイベントの振舞いを適用できます。

再割り当てアクティビティを使用して実現できるシナリオを以下に示します。

注意:

以下のシナリオでは、ルート全体またはルートの一部を選択できます。

新しいルートへの複数ルートのマージ

RouteX、RouteY、RouteZ は同じラインに属する連続的なルートです。 [ルートの再割り当て] ツールを使用して、同じラインに属する RouteXYZ という新しいルートにこれらのルートをマージできます。 RouteZ のライン順序は、マージに使用された最初のルートである RouteX になります。 この操作を実行すると、RouteX、RouteY、RouteZ は廃止されます。 RouteXYZ の新しい開始メジャー値と終了メジャー値を選択できます。

ライン ネットワーク上に自動生成されたルート ID がある新しいルートへの複数ルートのマージ
ライン ネットワーク上の新たにマージされたルート

ソース

始点ルート

RouteX

始点メジャー

0

終点ルート

RouteZ

終点メジャー

30

ターゲット

ルート

RouteXYZ (新規)

始点メジャー

0

終点メジャー

30

ルートを既存のルートにマージ

RouteX、RouteY、RouteZ は同じラインに属する連続的なルートです。 [ルートの再割り当て] ツールを使用して、同じラインに属する RouteZ というルートにこれらのルートをマージできます。 この操作を実行すると、RouteX、RouteY、RouteZ は廃止されます。 新しい RouteZ のライン順序は、マージに使用された最初のルートである RouteX になります。 この場合、再割り当て部分は RouteX の始点から RouteY の終点までとなります。 再割り当てされた部分を、最も近い上流または下流のルートにマージできます。

既存のルートへのマージの入力
既存のルートへのマージの出力

ソース

始点ルート

RouteX

始点メジャー

0

終点ルート

RouteY

終点メジャー

15

ターゲット

ルート

RouteZ

始点メジャー

0

終点メジャー

30

既存のルートのスプリット

RouteXYZ には、0 ~ 30 のメジャーが含まれます。 以下の例にあるように、新しいルートである Route1 と、新しいバージョンの RouteXYZ という 2 つにルートをスプリットできます。 この操作を行うと、既存の RouteXYZ は廃止されます。 Route1 のライン順序は RouteXYZ となり、新しいバージョンの RouteXYZ は次のライン順序値となります。 たとえば、再割り当て前の RouteXYZ のライン順序が 100 の場合、Route1 のライン順序は 100 になり、新しい RouteXYZ のライン順序は 200 になります。

ライン ネットワーク上に自動生成されたルート ID がある既存ルートのスプリット
自動生成されたルート ID がある、新たにスプリットされた既存ルート

ソース

始点ルート

RouteXYZ

始点メジャー

0

終点ルート

RouteXYZ

終点メジャー

19

ターゲット

ルート

Route1 (新規)

始点メジャー

0

終点メジャー

19

ルートの名前変更

[ルートの再割り当て] ツールを使用して、既存のルートの名前を変更したり、始点メジャーと終点メジャーの値を変更したりできます。 RouteXYZ は Route123 に名前変更され、メジャーも新しくなります。 ライン順序は変更されません。 この操作を行うと、既存の RouteXYZ は廃止されます。

注意:

追加のタイム スライスを生成せずに、すべてのタイム スライスですべてのルート レコードの名前を変更する必要がある場合は、名前の変更ツールを使用します。

ライン ネットワーク上の自動生成されたルート ID があるルートの名前変更
自動生成されたルート ID がある新たな名前変更済みルート

ソース

始点ルート

RouteXYZ

始点メジャー

0

終点ルート

RouteXYZ

終点メジャー

30

ターゲット

ルート

Route123 (新規)

始点メジャー

15

終点メジャー

45

別のラインへのルートの転送

ルート全体、または一部を新しいラインに転送できます。 この場合、ターゲット ラインの上流か下流の終点、またはターゲット ラインのルート間にあるギャップの最も近い上流か下流に再割り当て部分がある必要があります。 例にあるとおり、紫色のルートは Line1 に属しており、緑のルートは Line2 に属しています。 Line1 から RouteY を取って、Line2 の Route2 という新しいルートとして再割り当てできます。 この操作を実行すると、RouteY が廃止され、Route2 のラインの順番は Route1 の次になります。

自動生成されたルート ID があるルートの別のラインへの転送
自動生成されたルート ID がある新たな転送済みルート

ソース

始点ルート

RouteY

始点メジャー

15

終点ルート

RouteY

終点メジャー

30

ターゲット

ルート

Route2 (新規)

始点メジャー

38

終点メジャー

43

キャリブレーション ポイントをターゲット ルートに転送

ポイント間の既知のメジャーを維持するために、ルートの始点と終点の間にキャリブレーション ポイントがある場合があります。 この場合、ルートを再割り当てする際には、再割り当て部分に含まれるキャリブレーション ポイントをターゲット ルートに転送するオプションがあります。

注意:

再割り当て時にキャリブレーション ポイントをターゲット ルートに転送するオプションがデフォルトでオンになっており、設定された計測値を維持する方法として推奨されます。

ターゲット ルートへのキャリブレーション ポイントの転送
新たに転送されたキャリブレーション ポイント

ソース

始点ルート

RouteX

始点メジャー

5

終点ルート

RouteZ

終点メジャー

30

ターゲット

ルート

RouteXYZ (新規)

始点メジャー

0

終点メジャー

25

下流の再キャリブレーション

以下の例で、下流の再キャリブレーションについて説明します。 ソース ルートが下流でキャリブレーションされたルート、またはキャリブレーションされていないルートを再割り当てすることができます。

下流でキャリブレーションされていないソース ルートの再割り当て

RouteX は 2 つのルート RouteX と Route1 に分割されます。Route1 は、古い RouteX の始点から、古い RouteX の中点までで構成されます。 新しく作成された Route1 の終点メジャー値は、推奨されるメジャーの 5 ではなく、3 に変更されています。 ソース ルートの [ルート下流の再キャリブレーション] チェックボックスがオフになっているため、下流のルート (RouteX) のメジャー値は変わりません。

下流でキャリブレーションされていないソース ルートの再割り当て
下流でキャリブレーションされていないソース ルートに新たに再割り当てされたセクション

ソース

始点ルート

RouteX

始点メジャー

0

終点ルート (ラインを含むネットワークのみのオプション)

RouteX

終点メジャー

5

ターゲット

ルート

Route1 (新規)

始点メジャー

0

終点メジャー

3

下流でキャリブレーションされたソース ルートの再割り当て

RouteX は 2 つのルート RouteX と Route1 に分割されます。Route1 は、古い RouteX の始点から、古い RouteX の中点までで構成されます。 新しく作成された Route1 の終点メジャー値は、推奨されるメジャーの 5 ではなく、3 に変更されています。 ソース ルートの [ルート下流の再キャリブレーション] チェックボックスがオンになっている場合、下流のルート (RouteX) のメジャーは、始点メジャー 0 および終点メジャー 5 に変更されます。

下流でキャリブレーションされたソース ルートの再割り当て
下流でキャリブレーションされたソース ルートで新たに再割り当てされたセクション

ソース

始点ルート

RouteX

始点メジャー

0

終点ルート (ラインを含むネットワークのみのオプション)

RouteX

終点メジャー

5

ターゲット

ルート

Route1 (新規)

始点メジャー

0

終点メジャー

3

下流でキャリブレーションされたターゲット ルートの再割り当て

RouteX の一部が隣接するルート RouteY に統合されます。 再割り当ては、RouteX の中点から下流側で行われます。 ターゲット ルートの [ルート下流の再キャリブレーション] チェックボックスがオンになっているため、再割り当てされた部分の下流にある RouteY のメジャーが再キャリブレーションされます。 新しいバージョンの RouteY の終点メジャー値が 9 になりました。

下流でキャリブレーションされたターゲット ルートの再割り当て
下流でキャリブレーションされたターゲット ルートに新たに再割り当てされたセクション

ソース

始点ルート

RouteX

始点メジャー

5

終点メジャー

10

ターゲット

ルート

RouteY

始点メジャー

0

終点メジャー

9

複雑なルートの再割り当てシナリオ

以下では、ループ ルート、ロリポップ ルート、ブランチ ルート、およびバーベル ルートを含む、複雑なルートおよび形状の複雑なルートの再割り当てシナリオについて説明します。

ループを生成する再割り当て

次の例では、RouteX と RouteY がマージされ、再割り当て後にループ ルートが作成されます。 RouteX にはメジャー 0 〜 2 が含まれ、RouteY にはメジャー 2 〜 4 が含まれます。

ループを生成する再割り当ての入力

ソース

始点ルート

RouteX

始点メジャー

0

終点メジャー

2

ソース ルートの再キャリブレーション

いいえ

ターゲット

終点ルート

RouteY

始点メジャー

0

終点メジャー

2

ターゲット ルートの再キャリブレーション

いいえ

再割り当ての後、メジャー 1 にキャリブレーション ポイントが追加され、RouteY がメジャー 0 ~ 4 で再キャリブレーションされます。

ループを生成する再割り当ての出力

既存のループの分割

次の例では、メジャー 0 ~ 12 のループ上の RouteX がスプリットされ、編集セクションが新しいルート (RouteY) に再割り当てされます。

既存ループのスプリットの入力

ソース

始点ルート

RouteX

始点メジャー

0

終点メジャー

4

ソース ルートの再キャリブレーション

はい

ターゲット

終点ルート

RouteY

始点メジャー

0

終点メジャー

4

ターゲット ルートの再キャリブレーション

いいえ

再割り当ての後、メジャー 0 ~ 4 で RouteY が作成されます。 以前は 8 だったキャリブレーション ポイントが 4 に更新され、RouteX がメジャー 0 〜 8 で再キャリブレーションされます。

RouteX のライン順序 (100) は維持され、新しい Route Y にはライン順序 200 が割り当てられます。

既存ループのスプリットの出力

ロリポップを生成する再割り当て

RouteX にはメジャー 0 〜 4 が含まれ、RouteY にはメジャー 0 〜 1 が含まれます。 次の例では、ループ ルート (RouteX) と単純なルート (RouteY) がマージされ、再割り当ての後にロリポップ ルートが作成されます。

ロリポップを生成する再割り当ての入力

ソース

始点ルート

RouteX

始点メジャー

0

終点メジャー

4

ソース ルートの再キャリブレーション

いいえ

ターゲット

終点ルート

RouteY

始点メジャー

1

終点メジャー

5

ターゲット ルートの再キャリブレーション

はい

再割り当ての後、生成されたロリポップ ルート (RouteY) のメジャー 0 ~ 5 が更新されます。

RouteY のライン順序が 200 から 100 に更新されます。

ロリポップを生成する再割り当ての出力

既存のロリポップの分割

RouteX にはメジャー 0 〜 5 が含まれ、RouteY にはメジャー 0 〜 1 が含まれます。 次の例では、ロリポップ ルート (RouteX) のスティック部分がスプリットされ、既存ルート (RouteY) に再割り当てされます。

既存ロリポップのスプリットの入力

ソース

始点ルート

RouteX

始点メジャー

0

終点メジャー

1

ソース ルートの再キャリブレーション

はい

ターゲット

終点ルート

RouteY

始点メジャー

0

終点メジャー

1

ターゲット ルートの再キャリブレーション

はい

再割り当ての後、両方のルートが再キャリブレーションされます。 更新された単純なルート (RouteY) にはメジャー 0 ~ 2 が含まれ、ループ ルート (RouteX) にはメジャー 0 ~ 4 が含まれます。

2 つのルートのライン順序は変更されません。

既存ロリポップのスプリットの出力

RouteX にはメジャー 0 〜 15 が含まれます。 次の例では、ロリポップ ルート (RouteX) の一部が分割され、新しいルート (RNew) に再割り当てされます。

: 既存ロリポップのスプリットの入力

ソース

始点ルート

RouteX

始点メジャー

4

終点メジャー

8

ソース ルートの再キャリブレーション

はい

ターゲット

終点ルート

RNew

始点メジャー

0

終点メジャー

4

ターゲット ルートの再キャリブレーション

いいえ

再配置の後、編集セクションから作成された単純なルート (RNew) にはメジャー 0 ~ 4 が含まれ、ブランチ ルート (RouteX) にはメジャー 0 ~ 12 が含まれます。

RouteX のライン順序は 100 のままですが、RNew のライン順序は 200 になります。

既存ロリポップのスプリットの出力

複数ルートをマージしたバーベルの作成

次の例では、メジャー 0 ~ 4 を含むループ ルート (RouteX) が、メジャー 0 ~ 5 を含むロリポップ ルート (RouteY) にマージされます。

複数ルートのマージによるバーベルの作成の入力

ソース

始点ルート

RouteX

始点メジャー

0

終点ルート

RouteY

終点メジャー

4

ソース ルートの再キャリブレーション

いいえ

ターゲット

ターゲット ルート

RNew

始点メジャー

0

終点メジャー

9

ターゲット ルートの再キャリブレーション

いいえ

再配置の後、マージされたルートから新しいバーベル ルート (RNew) が作成されます。 RNew には再キャリブレーションされたメジャー 0 〜 9 が含まれます。

新しいルートのライン順序は 100 になります。

複数ルートのマージによるバーベルの作成の出力

単純ルートのマージによるブランチの作成

RouteY および RouteZ には連続メジャー 0 〜 5 および 5 〜 10 が含まれ、RouteX にはメジャー 0 〜 6 が含まれます。 次の例では、2 つの単純なルート (RouteY と RouteZ) が 3 つ目の単純ルート (RouteX) とマージされ、再割り当ての後にブランチ ルートが作成されます。

単純なルートのマージによるブランチの作成の入力

ソース

始点ルート

RouteY

始点メジャー

0

終点ルート

RouteZ

終点メジャー

10

ソース ルートの再キャリブレーション

いいえ

ターゲット

終点ルート

RouteX

始点メジャー

6

終点メジャー

16

ターゲット ルートの再キャリブレーション

はい

再割り当ての後、RouteY と RouteZ は RouteX とマージされ、再キャリブレーションされたメジャー 0 ~ 16 を含むブランチ ルートが作成されます。

残りのルートのライン順序は 100 のままです。

単純なルートのマージによるブランチの作成の出力

無限ルートの分割

次の例では、メジャー 0 ~ 24 を含む既存の無限ルート (RouteX) がスプリットされ、アルファ ルートと新しい単純ルート (RNew) が作成されます。

無限ルートのスプリットの入力

ソース

始点ルート

RouteX

始点メジャー

18

終点メジャー

24

ソース ルートの再キャリブレーション

はい

ターゲット

終点ルート

RNew

始点メジャー

0

終点メジャー

6

ターゲット ルートの再キャリブレーション

いいえ

再割り当ての後、RouteX はメジャー 0 ~ 18 を含むアルファ ルートになり、RNew にはメジャー 0 ~ 6 が含まれます。

RouteX のライン順序は 100 のままですが、RNew のライン順序は 200 になります。

無限ルートのスプリットの出力

ネットワークのパラメーター

次の表に、[ルートの再割り当て] ツールで使用するパラメーターを示します。

ラインをサポートするネットワークの場合

変数説明

ネットワーク

ルートが存在するラインをサポートするネットワーク。

発効日

地上で再割り当てが行われた日付。

ソース ルート: 始点ルート名

再割り当てを開始するルート。

ソース ルート: 始点メジャー

再割り当てが開始するソース ルート上のメジャー。緑のドットで示されます。

ソース ルート: 終点ルート名

再割り当てを終了するルート。 たとえば、1 つのルートで再割り当てを実行する場合はソース ルートとターゲット ルートが同じになります。 ソース ルートは同じラインに属している必要があります。

ソース ルート: 終点メジャー

再割り当てが終了するソース ルート上のメジャー。赤のドットで示されます。

ターゲット ルート: ルート名

再割り当てされた部分が追加されるルート。 新しいルートも指定できます。

ソース ルート: 終点メジャー

再割り当てされた部分の始点メジャー。

ターゲット ルート: 終点メジャー

再割り当てされた部分の終点メジャー。

ラインをサポートするネットワークに使用するパラメーター
ラインをサポートするネットワークに使用するパラメーター。

連続的なネットワークの場合

変数説明

ネットワーク

連続的なルートが存在するネットワーク。

発効日

地上で再割り当てが行われた日付。

ソース ルート: ルート名

再割り当てを開始するルート。

ソース ルート: 始点メジャー

再割り当てが開始するソース ルート上のメジャー。緑のドットで示されます。

ソース ルート: 終点メジャー

再割り当てが終了するソース ルート上のメジャー。赤のドットで示されます。

ターゲット ルート: ルート名

再割り当てされた部分が追加されるルート。 新しいルートも指定できます。

ソース ルート: 終点メジャー

再割り当てされた部分の始点メジャー。

ターゲット ルート: 終点メジャー

再割り当てされた部分の終点メジャー。

自動生成されたルート ID があるルートの再割り当てウィンドウ
連続的なネットワークのルートの再割り当てウィンドウ

属性

ネットワークにシステム定義フィールド以外の属性フィールドが含まれている場合は、ソース ルートの既存の値を転送するか、[ルートの再割り当て] ウィンドウに新しい値を入力することができます。 ソース ルートの既存の値がデフォルトで設定されています。

再割り当てが複数のルートにまたがる場合、デフォルトではルートの最初の始点値の値が入力されます。

この属性セクションは、ドメイン、サブタイプ、条件値、属性ルールもサポートしています。

注意:

フィールド名ではなく、フィールド エイリアスが [ルートの再割り当て] ウィンドウに表示されます。

再割り当てを実装するには、次の手順を実行します。

注意:

ルートを編集する際は、ギャップ キャリブレーション ルールが適用されます。

  1. ネットワーク フィーチャクラスをマップに追加します。

    または、ネットワーク フィーチャクラスが存在するマップを開きます。

    注意:

    トラディショナル バージョン対応ネットワークは、ジオデータベースへの直接接続を介して編集する必要があります。 ブランチ バージョン対応ネットワーク (ユーザー生成ルート ID を使用して構成されたネットワークを含む) は、フィーチャ サービスを通じて編集する必要があります。

  2. ルートを再割り当てする位置を拡大表示します。
  3. [Location Referencing] タブの [再割り当て] 再割り当て ボタンをクリックします。

    [ルートの再割り当て] ウィンドウが表示されます。

  4. [ネットワーク] ドロップダウン矢印をクリックし、ルートの再割り当てを実行するネットワークを選択します。
    注意:

    フィーチャ サービスを使用して編集するには、LRS ネットワークがリニア リファレンスおよびバージョン管理機能を備えた状態で公開される必要があります。

  5. [発効日] ドロップダウン矢印をクリックし、編集の日付を選択します。
    ヒント:
    • あるいは、[発効日] テキスト ボックスに日付を入力します。
    • 空の [発効日] テキスト ボックスをダブルクリックすると、今日の日付が入力されます。
  6. [ソース ルート] セクションで [マップからルートを選択] ボタン マップからルートを選択 をクリックし、マップ上のルートをクリックすると [始点ルート名] が入力されます。
    注意:

    [マップからルートを選択] ボタン マップからルートを選択 または [マップからメジャー値を選択] ボタン マップからメジャー値を選択 をクリック後、ルートにポインターを合わせると、ポインターの位置のルートおよびメジャーを確認できます。

    適用できるルートが編集位置に 1 つのみ存在する場合は、クリックして選択します。 適用できるルートが複数ある場合は、[ルートの選択] ダイアログ ボックスを使用して、適用できるルートのいずれかを選択します。

    [オプション] ダイアログ ボックスの [Location Referencing] タブで、ルートおよびメジャーの情報を表示するためのマップ縮尺オプションを設定できます。

  7. 次のいずれかの手順を実行して、ルートの始点メジャー値を入力します。
    • [始点メジャー] テキスト ボックスに始点メジャー値を入力します。
    • [マップからメジャー値を選択] ボタン マップからメジャー値を選択 をクリックし、マップ上でメジャー値をクリックします。
    • [ルート開始メジャーを使用] チェックボックスをオンにします。

    その位置に緑のドットが配置されます。 この場所から再割り当てが開始されます。

  8. [マップからルートを選択] ボタン マップからルートを選択 をクリックし、マップ上のルートをクリックすると、[終点ルート名] が入力されます。
  9. 次のいずれかの手順を実行して、終点メジャー値を入力します。
    • [終点メジャー] テキスト ボックスに終点メジャーを入力します。
    • [マップからメジャー値を選択] ボタン マップからメジャー値を選択 をクリックし、マップ上でメジャー値をクリックします。
    • [ルート終点メジャーを使用] チェックボックスをオンにします。

    その位置に赤のドットが配置されます。 再割り当ては、緑のドットと赤のドットの間に存在するルートまたはルートの一部で行われます。 再割り当て部分が交差するルートは廃止されます。

  10. 再割り当てされた部分の下流にある、再割り当てされたルートの残りの部分を再キャリブレーションするかどうかを選択します。
    • [ルート下流の再キャリブレーション] チェックボックスをオンにすると、再割り当てされた部分の下流にある、再割り当てされたルートの残りの部分を再キャリブレーションします。
    • 再割り当てされた部分の下流にある、再割り当てされたルートの残りの部分を再キャリブレーションしない場合は、[ルート下流の再キャリブレーション] チェックボックスをオフにします。
  11. [ターゲット ルート] セクションで、[マップからルートを選択] ボタンをクリックして、ターゲット ルートを選択します。

    新しいルート名を入力して、新しいルートに再割り当てすることもできます。

  12. 次のいずれかの手順を実行して、ターゲット ルートの再割り当て位置の始点メジャー値を入力します。
    • [始点メジャー] テキスト ボックスに値を入力します。
    • [開始メジャー値の再計算] ボタン 開始メジャー値の再計算 をクリックします。 始点メジャー値は、ソース メジャーの長さから終点メジャーの長さを減算することで計算されます。
    注意:

    • ギャップを補完している場合、この値はギャップの始点のメジャー値に等しくなります。
    • 再割り当てされたルートをターゲット ルートの終点に追加する場合、この値はターゲット ルートの終点メジャー値に等しくなります。
    • ルートを作成するか、再割り当て部分をターゲット ルートの始点に追加する場合、この値は 0 です。

    注意:

    ライン ネットワークの場合、メジャーは 00+00.00 または 00+00.000 形式のステーション値として入力できます。

  13. 次のいずれかの手順を実行して、ターゲット ルートの再割り当て位置の終点メジャー値を入力します。
    • [終点メジャー] テキスト ボックスに終点メジャーを入力します。
    • [終了メジャーの再計算] ボタン 終了メジャー値の再計算 をクリックします。 終点メジャー値は、ソース メジャーの長さから始点メジャーの長さを減算することで計算されます。
    注意:
    • ギャップを補完している場合、この値はギャップの終点のメジャー値に等しくなります。
    • 再割り当てされたルートをターゲット ルートの始点に追加する場合、この値は再割り当てされた部分の LRM (リニア リファレンス方法) メジャー単位での全長に等しくなります。
    • ルートを作成するか、再割り当てされた値をターゲット ルートの終点に追加する場合、この値はルートの新しい終点メジャー値に等しくなります。
  14. 再割り当てされた部分の下流にある、再割り当てされたルートの残りの部分を再キャリブレーションするかどうかを選択します。
    • [ルート下流の再キャリブレーション] チェックボックスをオンにすると、再割り当てされた部分の下流にある、再割り当てされたルートの残りの部分を再キャリブレーションします。
    • 再割り当てされた部分の下流にある、再割り当てされたルートの残りの部分を再キャリブレーションしない場合は、[ルート下流の再キャリブレーション] チェックボックスをオフにします。
  15. [キャリブレーション ポイントをターゲット ルートに転送] オプションを使用して、ソース キャリブレーション ポイントをターゲット ルートに転送するかどうかを選択します。

    [キャリブレーション ポイントをターゲット ルートに転送] チェックボックスがデフォルトでオンになっており、ポイント間で設定された計測値を維持する方法として推奨されます。

    注意:

    始点メジャーおよび終点メジャーの間、および両方の値を含むすべてのキャリブレーション ポイントは、その間のスパニング ルートも含めて、キャリブレーション ポイントのターゲット ルートへの転送に含まれます。

    [ルートの再割り当て] ウィンドウが設定されました。

  16. [実行] をクリックします。
    注意:

    ルートの編集により、ルート上に 1 つ以上の物理的ギャップが生じる場合、ツールが実行される前に警告するプロンプトが表示されます。 ギャップを含むルートを作成しない場合、[いいえ] と回答し、ルートの編集中にギャップが生じないようにデジタイズされた中心線を編集します。

    編集中のルートにすでに 1 つ以上の物理的ギャップが存在し、編集によってそれ以上の物理的ギャップが生じなかった場合、プロンプトは表示されません。

    アクティブなマップでスナップを有効化するか、[編集] タブ、[スナップ] グループ、[スナップ] ボタン スナップ別にリスト を使用してスナップを有効化することで、未計画の中心線を防ぐことができます。

    この警告は、[オプション] ダイアログ ボックスの [Location Referencing] タブにある [物理的なギャップを作成する可能性があるルートの編集を許可する前に警告] をオフにして無効化することができます。

    ルートが再割り当てされました。

    注意:

    ロックの取得やリコンサイルに関するメッセージが表示された場合、競合の防止が有効になっています。

    注意:

    複合ユーティリティ ネットワークと Pipeline Referencing 配置では、この編集操作のために中心線がスプリットされると、その中心線の RouteIDFrom Measure、および To Measure フィールドが更新されます。

既存ルートの隣接ラインへの再割り当て

次の例では、ルートの中間部分を、隣接ラインの既存ルートに再割り当てします。

入力

ルート IDライン順序ライン ID

RouteX

100

LineA

RouteY

100

LineB

LineA の RouteX の中間部分が、隣接ライン (LineB) の既存ルート (RouteY) に再割り当てされます。

例 3 の入力: LineA のルートの中間部分が、隣接ライン (LineB) の既存ルートに再割り当てされます。

出力

ルート IDライン順序ライン ID

RouteX

100

LineA

RouteY

100

LineB

LineA の RouteX の中間部分が、隣接ライン (LineB) の既存ルート (RouteY) に再割り当てされました。

例 3 の出力: ルートの中間部分が、隣接ラインの既存ルートに再割り当てされました。