プロジェクトに追加するコンテンツをアクティブなポータルで検索できます。 また、対象のトピックに関連するコンテンツを共有している「グループ」を検索することもできます。 [カタログ] ウィンドウ、カタログ ビュー、または参照ダイアログ ボックスで、検索ボックスに 1 つ以上のキーワードを入力することで検索できます。
コンテンツの検索結果は並べ替えおよびフィルター処理して、アイテムのリストを絞り込むことができます。 グループの検索結果は並べ替えることができます。
ArcGIS Pro でポータル アイテムを検索する操作は、ArcGIS Online または ArcGIS Enterprise 組織でアイテムを検索する操作とほとんど同じです。 同じルールに従ってコンテンツを検索し、同じ検索ツールを使用できます。

アクティブなポータルから利用できるコンテンツ
ArcGIS Pro でオンライン コンテンツにアクセスするには、「アクティブなポータル接続」が必要です。 アクティブなポータルは、ArcGIS Pro からサイン インしている ArcGIS Online サイトまたは ArcGIS Enterprise サイトになります。 「利用可能なオンライン コンテンツ」は、ポータル内のアイテムとその共有プロパティによって異なります。 ArcGIS Online ポータルにサイン インしている場合、ArcGIS Online でパブリックに共有されているアイテムにもアクセスできます。
ArcGIS Pro 開始ページの上部にあるサイン イン ステータスにアクティブなポータルが示されます。

ポータル アイテム コレクション
アクティブなポータルには次の 6 つのアイテム コレクションがあります。
- マイ コンテンツ
- お気に入り
- マイ グループ
- 自組織
- [ArcGIS Online]
または [ArcGIS Enterprise]
- Living Atlas
これらのコレクションは相互に排他的ではありません。 たとえば、[マイ コンテンツ] のアイテムは、[自組織] および [ArcGIS Online] または [ArcGIS Enterprise] (アクティブなポータルによって異なる) にも表示されます。 ただし、一度に 1 つのポータル コレクションのみを検索できます。
ポータルのコンテンツとグループの検索
カタログ ビュー、[カタログ] ウィンドウの [ポータル] タブ、または参照ダイアログ ボックスで、検索するポータル コレクションを選択し、コンテンツ (Web マップや Web レイヤーなどのアイテム) またはグループを検索するかどうかを選択します。

6 つのポータル コレクション内のコンテンツを検索できます。 [マイ グループ]、[自組織]、および [ArcGIS Online] または [ArcGIS Enterprise] 内のグループを検索できます。 グループの検索では、コンテンツを直接検索することもできます。検索結果のリストにあるグループをダブルクリックすると、グループで共有されているアイテムが表示されるからです。
注意:
グループが存在しないポータル コレクションを検索する場合、[コンテンツ] と [グループ] 検索オプションは表示されません。
検索でビュー、ウィンドウ、またはダイアログ ボックスに表示可能な数よりも多くのアイテムが返された場合、アイテムのリストの下部に [その他のアイテムを検索] リンクが表示されます。
アイテムとグループは、その「アイテムの詳細ページ」に含まれる情報でインデックス付けされます。インデックスは、検索結果の生成に使用されます。 インデックスには、アイテムのタグ、タイトル、概要、説明などの情報が含まれます。
通常、コンテンツを検索すると、ArcGIS Pro で使用できない、またはプロジェクトに追加できないアイテムは返されません。 たとえば、検索では、Microsoft Word ドキュメントや PowerPoint プレゼンテーションは返されません。 一部のアイテムは、汎用 [オンライン アイテム] アイコン で返される場合があります。 このアイコンは、認識されたが ArcGIS Pro では使用できないアイテム タイプを示しています (ArcGIS StoryMaps、Dashboards、Web マッピング アプリケーションなど)。
注意:
デフォルトでは、[マイ コンテンツ] コレクションにはフォルダーが表示されます (作成済みの場合)。ただし、そのフォルダー内のアイテムは表示されません。 フォルダー内のアイテムを表示するには、検索ボックスの横にあるツールの行で [フォルダーの表示/非表示] ボタン をクリックします。 このボタンは、[マイ コンテンツ] コレクションが選択されている場合にのみ表示されます。
キーワードによる検索
アイテムを検索するには、カタログ ビュー、[カタログ] ウィンドウ、または参照ダイアログ ボックスでポータル コレクションを選択して、検索ボックスにキーワードを入力します。 たとえば、condor に関連するアイテムを検索するには、「condor」という単語を入力します。 検索を絞り込むにはキーワードを追加します。 たとえば、「condor nest」を検索すると、両キーワードがインデックス付けされているアイテムのみが返されます。
キーワードの大文字と小文字は区別されません。 「CONDOR」を検索すると、「condor」の検索と同じアイテムが返されます。 キーワードの順序は検索結果に影響しません。 「condor nest」を検索すると、「nest condor」の検索と同じアイテムが返されます。
ポータル コレクションを変更すると、検索ボックス内のキーワードは自動的に消去されます。
アイテム フィールド名、グループ フィールド名、範囲、ブール型演算子などの高度な検索機能を使用するには、ArcGIS Online ヘルプの「高度な検索の使用」または ArcGIS Enterprise ヘルプの対応するトピックをご参照ください。
結果の並べ替え
検索前にポータル コレクションにアクセスすると、そのコレクション内のアイテムのリストが表示されます。 このリストは、関連性で並べ替えられる [Living Atlas] コレクションを除き、デフォルトで最近の更新日順に並べ替えられます。
検索後の結果は、[ArcGIS Online]、[ArcGIS Enterprise]、および [Living Atlas] コレクションの場合、関連性で並べ替えられ、他のポータル コレクションの場合、更新日順に並べ替えられます。 カタログ ビューまたは参照ダイアログ ボックスでは、下記のいずれかのプロパティを使用して並べ替え順を変更できます ([カタログ] ウィンドウで使用できるプロパティの数は少なくなります)。並べ替え順は、関連性を除いてすべて元に戻すことができます。
- 関連性
- タイトル
- タイプ
- Date Modified
- Date Created
- Owner
- ビュー数
- 平均評価
並べ替え順を変更するには、検索ボックスの横にある [並べ替え] ボタン をクリックして、ドロップダウン リストからオプションを選択します。
カタログ ビューまたは参照ダイアログ ボックスで検索する場合、列見出し ([タイトル] など) をクリックして、検索結果を並べ替えることもできます。 見出しをもう一度クリックして、並べ替え順を逆にすることもできます ([パス] 列見出しをクリックしても何も変化はありません)。

注意:
関連性での並べ替えには、アイテムのタグ内の検索キーワードの有無、アイテム情報フィールド (タイトル、概要、および説明) でのキーワードの出現頻度、アイテム情報の完全性、アイテムの表示回数など、たくさんの要素が考慮されています。
結果のフィルタリング
フィルターを適用して検索結果のリストを絞り込むことができます。 7 つのフィルター タイプを使用できますが、それぞれのポータル コレクションにすべてのタイプを使用できるとは限りません。 検索に複数のフィルター タイプを適用できます。 たとえば、結果のリストを作成日とアイテム タイプでフィルター処理できます。
フィルターを適用するには、検索ボックスの横にある [フィルター] ボタン をクリックして、ドロップダウン リストからオプションを選択します。 フィルターを消去するには、オプションの横にある [消去] をクリックします。
フィルターを検索の前に適用すると、検索結果の初期設定を制限し、検索の後に適用すると、結果のリストを絞り込むことができます。

各フィルター タイプには、それぞれオプションがあります。 フィルター タイプ内のオプションは相互に排他的です。 たとえば、アイテム タイプでフィルター処理する場合、マップまたはレイヤーを選択できますが、両方を選択することはできません。 タグは例外です。 複数のタグをフィルター処理する場合、アイテムは指定されたすべてのタグがフィルター条件に一致する必要があります。
アクティブなフィルターは、スペースがある場合には、カタログ ビュー、[カタログ] ウィンドウ、および参照ダイアログ ボックスにテキストとして表示されます。 テキストとして表示されないフィルターは、ドロップダウン リストに表示されます。

追加のフィルターを追加する、別のフィルター オプションを選択する、およびフィルターを消去することにより、対話形式で検索結果を変更できます。 ポータル コレクション内のコンテンツを検索する場合、フィルターは、明示的に変更されるまで動作しません。 ポータル コレクションを切り替えると、すべてのフィルターが自動的に解除されます。
注意:
[マイ グループ] 内のグループなど、ポータル グループには固有のタグ セットがあります。 グループのコンテンツを参照または検索する場合、別のグループ内のコンテンツの検索を開始すると、適用したタグ フィルターが解除されます。
次の表に、フィルター タイプとそれを使用できるポータル コレクションを示します。
検索フィルターとポータル コレクション
フィルター | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
---|---|---|---|---|---|---|
「カテゴリ」: ArcGIS Living Atlas で使用されるコンテンツの分類。 ArcGIS 組織およびグループのカスタム カテゴリを作成できます。 | ||||||
アイテム タイプ: アイテムの主な用途に基づく事前定義された分類。 | ||||||
更新日: アイテムまたはそのアイテムの詳細ページが所有者により最後に変更された日付。 | ||||||
作成日: アイテムが作成された日付。 | ||||||
「共有」: そのアイテムへのアクセス権を持つユーザーを指定するアイテム プロパティ。 | ||||||
「ステータス」: 信頼済みアイテムと非推奨アイテムを識別するアイテム プロパティ。 | ||||||
「タグ」: 検索の目的でアイテムに関連付けられる単語またはフレーズ。 |
注意:
ArcGIS Enterprise 10.4.x および 10.5.x では、検索結果の並べ替えおよびフィルタリングはサポートされていません。 ArcGIS Enterprise 10.6.x では、カスタムの日付範囲によるフィルタリングはサポートされていません。
検索結果の管理
検索ボックスで検索結果を管理できます。
- 検索を消去するには、検索ボックスの [削除] ボタン
をクリックします。
- 最近使用した検索を繰り返すには、検索ボックスのドロップダウン矢印をクリックして、リストされた検索のいずれかをクリックします。
- 検索履歴を消去するには、検索ボックスのドロップダウン矢印をクリックして、[履歴の消去] をクリックします。
検索操作の違い
[カタログ] ウィンドウ、カタログ ビュー、および参照ダイアログ ボックスでの検索操作は似ていますが、まったく同じではありません。
- [アイテム タイプ] フィルターは、参照ダイアログ ボックスでは使用できません。
- カタログ ビューでは、返される検索結果の数を指定します。 [カタログ] ウィンドウと参照ダイアログ ボックスでは指定しません。