スタンドアロンの ArcGIS Server 10.6 以降の配置で公開されているジオコード サービスを上書きできます。 ジオコード サービスを上書きする理由には、ソース データの更新、ロケーター プロパティの変更 (最小一致スコアまたは出力フィールドなど)、アイテム説明の編集などが挙げられます。 ジオコード サービスの上書きは、ジオコード サービスの公開に似ています。 ただし、サービスの名前またはその場所 (サービス URL) を変更することはできません。 ジオコード サービスを上書きすると、クライアント アプリケーション内のサービスが更新されます。
ジオコード サービスを上書きするには、ArcGIS Server 10.6 以降のスタンドアロン配置への公開者または管理者接続がプロジェクトに含まれている必要があります。 詳細については、「GIS サーバーへの接続」をご参照ください。
ジオコード サービスを上書きするには、次の手順に従います。
- ジオコード サービスとして公開したロケーターを含んでいる ArcGIS Pro プロジェクトを開きます。
注意:
通常、ArcGIS Pro から以前に公開したのと同じ (変更されているか、変更されていない) ロケーターで、ジオコード サービスを上書きします。 ただし、プロジェクトがサーバーへの公開者接続または管理者接続を含んでいる限り、既存のプロジェクト内またはプロジェクトに追加された別のロケーターで、ジオコード サービスを上書きできます。
- 必要に応じて、ロケーターまたはロケーターのプロパティに変更を加えます。
- ジオコード サービスがプロジェクトに配置される場所に、ArcGIS Server への ArcGIS Server 接続を追加します (接続が存在しない場合)。
- [カタログ] ウィンドウの [プロジェクト] タブで [サーバー] を展開して、上書きするジオコード サービスを参照します。
- サービスを右クリックし、[上書き] をクリックします。
- [ロケーターの選択] ダイアログ ボックスで、サービスの上書きに使用するロケーターを参照して選択します。 [OK] をクリックします。
[ジオコード サービスの上書き] ウィンドウが表示されます。 [一般] タブの [サービスの詳細] の下に、ジオコード サービスの名前が表示されます。 この名前は変更できません。 名前の下で、公開したサービスのアイテム説明を使用するか (デフォルト)、サービスの上書きに使用しているロケーターのアイテム説明を更新することができます。
- デフォルトのアイテム説明の設定 ([ジオコード サービスのアイテムの説明を使用]) をそのまま使用するか、[ロケーターのアイテムの説明を使用] をクリックします。
デフォルト オプションを使用すると、現在のサービスのアイテムの説明が維持されます。 その他のオプションでは、既存のアイテムの説明が上書きされます。
- 必要に応じて、[概要] および [タグ] フィールドの情報を変更します。
前の手順でマップのアイテム説明を使用することを選択した場合、これらのフィールドが空になることがあります。
最大 128 個のタグを入力できます。
- 必要に応じて、ウィンドウの上部にある [構成] タブをクリックして、サービスのいずれかの機能またはサービス プロパティを変更します。
機能およびサービス プロパティの詳細については、「ジオコード サービスの構成」をご参照ください。
- 必要に応じて、[コンテンツ] タブをクリックし、新しいサービスの構造を表示します。
- [分析] をクリックし、潜在的な問題や制限を特定します。
[メッセージ] タブは、エラーまたは警告をレポートします。 メッセージを右クリックすると、情報および推奨される解決策を含むヘルプ トピックが開きます。 詳細については、「GIS リソースの分析」をご参照ください。
- エラーを解決し、必要に応じて警告を解決したら、[公開] をクリックします。
- 必要に応じて、[ジョブ] をクリックし、ジョブ ステータスを監視します。
- サービスが正常に上書きされたら、必要に応じてウィンドウの下部にある [サービスの管理] リンクをクリックして、サービスの REST エンドポイントにアクセスします。