3D レイヤー → マルチパッチ フィーチャクラス (Layer 3D to Feature Class) (3D Analyst)

サマリー

3D 表示プロパティを持つフィーチャ レイヤーを 3D ラインまたはマルチパッチ フィーチャにエクスポートします。

使用法

  • プロシージャル ルールと属性値を使用したシンボル設定がサポートされており、結果のマルチパッチでも維持されます。

  • 次のプロパティが設定されたシンボルを含むフィーチャ レイヤーがマルチパッチにエクスポートされます。

    • 立ち上げまたはベース高度の設定
    • 奥行きのある文字マーカー シンボル
    • 現実世界の長さの単位 (フィート、インチ、メートル、センチメートルなど) でサイズが表記されている 3D モデル マーカー シンボル 3D モデル マーカー シンボルから適用されるマテリアルのプロパティは、色 (テクスチャの色を含む) のみです。
    • ピクチャ マーカー シンボルは、固定された空間範囲に表示される場合、マルチパッチのみに変換できます。 つまり、現実世界のサイズの単位である必要があり、ビルボード表示できません。
    • すべてのラインのシンボル
    • すべてのポリゴンのシンボル ポリゴン レイヤーに 3D 表示プロパティが設定されていない場合、そのポリゴン レイヤーはポリゴンに似たマルチパッチとしてエクスポートされます。
  • このツールは、次に示すプロパティでシンボル化されたフィーチャをサポートしていません。

    • ディスク上のファイルから生成された図形マーカー シンボル。
    • シーンのサーフェス上にドレープされるラスター化されたレイヤー。
    • フォントから生成されているが、奥行きプロパティが設定されていない図形マーカー シンボル。
    • 現実世界の長さの単位 (フィート、インチ、メートル、センチメートルなど) でサイズが表記されていない 3D マーカー シンボル。
    • ビルボード表示されたマーカー シンボル。 これらの 2D シンボルの位置は 3D シーンでカメラ位置を向くように動的に方向付けられるため、これらのシンボルにはエクスポートに使用できる固定方向がありません。
  • XYZ 許容値と解像度の環境設定は、出力がライン フィーチャの場合のみサポートされます。

パラメーター

ラベル説明データ タイプ
入力フィーチャ レイヤー

3D 表示プロパティが定義された入力フィーチャ レイヤー。

Feature Layer
出力フィーチャクラス

3D フィーチャを含む出力フィーチャクラス。 立ち上げポイントは、3D ラインとしてエクスポートされます。 3D シンボルを含むポイント、立ち上げライン、およびポリゴンは、マルチパッチ フィーチャとしてエクスポートされます。

Feature Class
グループ フィールド
(オプション)

複数の入力フィーチャを同じ出力フィーチャにマージするのに使用される入力フィーチャのテキスト フィールド。 結果の出力の残りの属性は、入力レコードのいずれかから継承されます。

Field
色とテクスチャの無効化
(オプション)

3D レイヤーをマルチパッチ フィーチャクラスにエクスポートするときに、色とテクスチャのプロパティを維持するかどうかを指定します。

  • オン - 色とテクスチャは、マルチパッチ定義の一部として保存されません。 これがデフォルトです。
  • オフ - 色とテクスチャは、マルチパッチとともに維持されます。
Boolean

arcpy.ddd.Layer3DToFeatureClass(in_feature_layer, out_feature_class, {group_field}, {disable_materials})
名前説明データ タイプ
in_feature_layer

3D 表示プロパティが定義された入力フィーチャ レイヤー。

Feature Layer
out_feature_class

3D フィーチャを含む出力フィーチャクラス。 立ち上げポイントは、3D ラインとしてエクスポートされます。 3D シンボルを含むポイント、立ち上げライン、およびポリゴンは、マルチパッチ フィーチャとしてエクスポートされます。

Feature Class
group_field
(オプション)

複数の入力フィーチャを同じ出力フィーチャにマージするのに使用される入力フィーチャのテキスト フィールド。 結果の出力の残りの属性は、入力レコードのいずれかから継承されます。

Field
disable_materials
(オプション)

3D レイヤーをマルチパッチ フィーチャクラスにエクスポートするときに、色とテクスチャのプロパティを維持するかどうかを指定します。

  • ENABLE_COLORS_AND_TEXTURES色とテクスチャは、マルチパッチとともに維持されます。
  • DISABLE_COLORS_AND_TEXTURES色とテクスチャは、マルチパッチ定義の一部として保存されません。 これがデフォルトです。
Boolean

コードのサンプル

Layer3DToFeatureClass の例 1 (Python ウィンドウ)

次のサンプルは、Python ウィンドウでこのツールを使用する方法を示しています。

arcpy.env.workspace = "C:/data"
arcpy.Layer3DToFeatureClass_3d("Points_3D.lyr", "Test.gdb/trees")
Layer3DToFeatureClass の例 2 (スタンドアロン スクリプト)

次のサンプルは、スタンドアロン Python スクリプトでこのツールを使用する方法を示しています。

'''****************************************************************************
Name: Layer3DToFeatureClass Example
Description: This script demonstrates how to use the
             Layer3DToFeatureClass tool to create multipatches from all
             layers in a target workspace. The layer files are assumed to have
             been saved wtih 3D rendering from ArcScene.
****************************************************************************'''
# Import system modules
import arcpy

# Set environment settings
arcpy.env.workspace = "C:/data"

# Use the ListFiles method to identify all layer files in workspace
if arcpy.ListFiles("*.lyr"):
    for lyrFile in arcpy.ListFiles("*.lyr"):
        # Set Local Variables
        outFC = "Test.gdb/{0}".format(lyrFile[:-4]) #Strips '.lyr' from name
        #Execute Layer3DToFeatureClass
        arcpy.Layer3DToFeatureClass_3d(file, outFC)
else:
    print("There are no layer files in {0}.".format(env.workspace))

ライセンス情報

  • Basic: Yes
  • Standard: Yes
  • Advanced: Yes

関連トピック