LRS の変更 (Modify LRS) (Location Referencing)

サマリー

指定のワークスペースで既存のリニア リファレンス システム (LRS) を変更します。

使用法

  • このツールは、ジオメトリやレコードの有無にかかわらず、フィーチャクラスまたはテーブルで使用できます。

  • ルート ID と中心線 ID は一意である必要があります。ただし、ツールは重複する ID を確認しません。

  • このツールは、エラーのあるネットワーク ID を確認しません。ネットワーク ID が存在しない場合は、エラーと見なされます。

  • ArcGIS Pipeline Referencing LRS データ モデルまたは ArcGIS Roads and Highways LRS データ モデル の LRS とフィールド プロパティの構成の詳細をご参照ください。

  • ArcMapRoads and Highways でサポートされているイベントの振舞いの再配置オーバーラップ ルールは、ArcGIS Pro ではサポートされていません。

    ArcMap で再配置オーバーラップ ルールを使用してイベントの振舞いを構成すると、類似の再配置イベントの振舞いの値を使用して置換されます。

    このツールは、再配置イベントの振舞いと、再配置オーバーラップのイベントの振舞いの競合の有無を確認し、再配置オーバーラップのイベントの振舞いが存在する場合に再配置イベントの振舞いをサポートします。 このツールは、再配置オーバーラップのイベントの振舞いをサポートしません。

    注意:

    ArcMap でサポートされるスナップ オプションは、ArcGIS Pro 2.9 以降の再配置のイベントの振舞いでサポートされています。

    次の表に、ArcMap から移行した、LRS で構成済みの再配置および再配置のオーバーラップのイベントの振舞いにおける ArcGIS Pro での値を示します。

    ArcMap の再配置の値ArcMap の再配置オーバーラップの値ArcGIS Pro の再配置の値

    維持

    移動

    維持

    維持

    廃止

    維持

    維持

    カバー

    維持

    維持

    スナップ (Snap)

    スナップ (Snap)

    移動

    維持

    移動

    移動

    廃止

    移動

    移動

    カバー

    移動

    移動

    スナップ (Snap)

    スナップ (Snap)

    廃止

    維持

    廃止

    廃止

    移動

    廃止

    廃止

    カバー

    廃止

    廃止

    スナップ (Snap)

    スナップ (Snap)

    カバー

    維持

    カバー

    カバー

    移動

    カバー

    カバー

    廃止

    カバー

    カバー

    スナップ (Snap)

    カバー

  • エンタープライズ ジオデータベースをこのツールの入力として使用する場合、現在のデータベース ユーザーは SDE や DBO であってはなりません。

パラメーター

ラベル説明データ タイプ
入力ワークスペース

LRS ワークスペース。

Workspace
現在の LRS 名

現在の LRS の名前。

String
新しい LRS 名
(オプション)

現在の LRS の新しい名前。

String
中心線 - フィーチャクラス
(オプション)

最小スキーマの既存の中心線フィーチャクラス。

Feature Layer
中心線 - 中心線 ID フィールド
(オプション)

[中心線 - フィーチャクラス] パラメーター値の中心線 ID フィールドの名前。

Field
中心線シーケンス - テーブル
(オプション)

最小スキーマの既存の中心線シーケンス テーブル。

Table View
中心線シーケンス - 中心線 ID フィールド
(オプション)

[中心線シーケンス - テーブル] パラメーター値の中心線 ID フィールドの名前。

Field
中心線シーケンス - ルート ID フィールド
(オプション)

[中心線シーケンス - テーブル] パラメーター値のルート ID フィールドの名前。

Field
中心線シーケンス - 開始日フィールド
(オプション)

[中心線シーケンス - テーブル] パラメーター値の開始日フィールドの名前。

Field
中心線シーケンス - 終了日フィールド
(オプション)

[中心線シーケンス - テーブル] パラメーター値の終了日フィールドの名前。

Field
中心線シーケンス - ネットワーク ID フィールド
(オプション)

[中心線シーケンス - テーブル] パラメーター値のネットワーク ID フィールドの名前。

Field
キャリブレーション ポイント - フィーチャクラス
(オプション)

最小スキーマの既存のキャリブレーション ポイント フィーチャクラス。

Feature Layer
キャリブレーション ポイント - メジャー フィールド
(オプション)

[キャリブレーション ポイント - フィーチャクラス] パラメーター値のメジャー フィールドの名前。

Field
キャリブレーション ポイント - 開始日フィールド
(オプション)

[キャリブレーション ポイント - フィーチャクラス] パラメーター値の開始日フィールドの名前。

Field
キャリブレーション ポイント - 終了日フィールド
(オプション)

[キャリブレーション ポイント - フィーチャクラス] パラメーター値の終了日フィールドの名前。

Field
キャリブレーション ポイント - ルート ID フィールド
(オプション)

[キャリブレーション ポイント - フィーチャクラス] パラメーター値のルート ID フィールドの名前。

Field
キャリブレーション ポイント - ネットワーク ID フィールド
(オプション)

[キャリブレーション ポイント - フィーチャクラス] パラメーター値のネットワーク ID フィールドの名前。

Field
レッドライン - フィーチャクラス
(オプション)

最小スキーマの既存のレッドライン フィーチャクラス。

Feature Layer
レッドライン - 始点メジャー フィールド
(オプション)

[レッドライン - フィーチャクラス] パラメーター値の始点メジャー フィールドの名前。

Field
レッドライン - 終点メジャー フィールド
(オプション)

[レッドライン - フィーチャクラス] パラメーター値の終点メジャー フィールドの名前。

Field
レッドライン - ルート ID フィールド
(オプション)

[レッドライン - フィーチャクラス] パラメーター値のルート ID フィールドの名前。

Field
レッドライン - ルート名フィールド
(オプション)

[レッドライン - フィーチャクラス] パラメーター値のルート名フィールドの名前。

Field
レッドライン - 発効日フィールド
(オプション)

[レッドライン - フィーチャクラス] パラメーター値の発効日フィールドの名前。

Field
レッドライン - アクティビティ タイプ フィールド
(オプション)

[レッドライン - フィーチャクラス] パラメーター値のアクティビティ タイプ フィールドの名前。

Field
レッドライン - ネットワーク ID フィールド
(オプション)

[レッドライン - フィーチャクラス] パラメーター値のネットワーク ID フィールドの名前。

Field
競合の防止
(オプション)

入力 LRS の競合の防止を有効にするかどうかを指定します。 競合の防止は、フィーチャ サービスとして公開されたブランチ バージョン対応データで編集またはジオプロセシング処理を行う場合にのみ使用可能です。

  • そのまま現在の競合の防止の設定が使用されます。 これがデフォルトです。
  • 有効化競合の防止は、入力 LRS で有効になります。
  • 無効化競合の防止は、入力 LRS で無効になります。
String
必須のフィーチャクラスをフィーチャ データセットに移動
(オプション)

フィーチャクラスを、必須の LRS フィーチャ データセットに移動するかどうかを指定します。

  • オン - フィーチャクラスを、必須の LRS フィーチャ データセットに移動します。
  • オフ - フィーチャクラスを、必須の LRS フィーチャ データセットに移動しません。 これがデフォルトです。
Boolean

派生した出力

ラベル説明データ タイプ
更新された入力ワークスペース

更新された LRS ワークスペースの文字列。

Workspace

arcpy.locref.ModifyLRS(in_workspace, current_lrs_name, {new_lrs_name}, {centerline_feature_class}, {centerline_centerline_id_field}, {centerline_sequence_table}, {centerline_sequence_centerline_id_field}, {centerline_sequence_route_id_field}, {centerline_sequence_from_date_field}, {centerline_sequence_to_date_field}, {centerline_sequence_network_id_field}, {calibration_point_feature_class}, {calibration_point_measure_field}, {calibration_point_from_date_field}, {calibration_point_to_date_field}, {calibration_point_route_id_field}, {calibration_point_network_id_field}, {redline_feature_class}, {redline_from_measure_field}, {redline_to_measure_field}, {redline_route_id_field}, {redline_route_name_field}, {redline_effective_date_field}, {redline_activity_type_field}, {redline_network_id_field}, {conflict_prevention}, {move_to_feature_dataset})
名前説明データ タイプ
in_workspace

LRS ワークスペース。

Workspace
current_lrs_name

現在の LRS の名前。

String
new_lrs_name
(オプション)

現在の LRS の新しい名前。

String
centerline_feature_class
(オプション)

最小スキーマの既存の中心線フィーチャクラス。

Feature Layer
centerline_centerline_id_field
(オプション)

centerline_feature_class パラメーター値の中心線 ID フィールドの名前。

Field
centerline_sequence_table
(オプション)

最小スキーマの既存の中心線シーケンス テーブル。

Table View
centerline_sequence_centerline_id_field
(オプション)

centerline_sequence_table パラメーター値の中心線 ID フィールドの名前。

Field
centerline_sequence_route_id_field
(オプション)

centerline_sequence_table パラメーター値のルート ID フィールドの名前。

Field
centerline_sequence_from_date_field
(オプション)

centerline_sequence_table パラメーター値の開始日フィールドの名前。

Field
centerline_sequence_to_date_field
(オプション)

centerline_sequence_table パラメーター値の終了日フィールドの名前。

Field
centerline_sequence_network_id_field
(オプション)

centerline_sequence_table パラメーター値のネットワーク ID フィールドの名前。

Field
calibration_point_feature_class
(オプション)

最小スキーマの既存のキャリブレーション ポイント フィーチャクラス。

Feature Layer
calibration_point_measure_field
(オプション)

calibration_point_feature_class パラメーター値のメジャー フィールドの名前。

Field
calibration_point_from_date_field
(オプション)

calibration_point_feature_class パラメーター値の開始日フィールドの名前。

Field
calibration_point_to_date_field
(オプション)

calibration_point_feature_class パラメーター値の終了日フィールドの名前。

Field
calibration_point_route_id_field
(オプション)

calibration_point_feature_class パラメーター値のルート ID フィールドの名前。

Field
calibration_point_network_id_field
(オプション)

calibration_point_feature_class パラメーター値のネットワーク ID フィールドの名前。

Field
redline_feature_class
(オプション)

最小スキーマの既存のレッドライン フィーチャクラス。

Feature Layer
redline_from_measure_field
(オプション)

redline_feature_class パラメーター値の始点メジャー フィールドの名前。

Field
redline_to_measure_field
(オプション)

redline_feature_class パラメーター値の終点メジャー フィールドの名前。

Field
redline_route_id_field
(オプション)

redline_feature_class パラメーター値のルート ID フィールドの名前。

Field
redline_route_name_field
(オプション)

redline_feature_class パラメーター値のルート名フィールドの名前。

Field
redline_effective_date_field
(オプション)

redline_feature_class パラメーター値の発効日フィールドの名前。

Field
redline_activity_type_field
(オプション)

redline_feature_class パラメーター値のアクティビティ タイプ フィールドの名前。

Field
redline_network_id_field
(オプション)

redline_feature_class パラメーター値のネットワーク ID フィールドの名前。

Field
conflict_prevention
(オプション)

入力 LRS の競合の防止を有効にするかどうかを指定します。 競合の防止は、フィーチャ サービスとして公開されたブランチ バージョン対応データで編集またはジオプロセシング処理を行う場合にのみ使用可能です。

  • AS_IS現在の競合の防止の設定が使用されます。 これがデフォルトです。
  • ENABLE競合の防止は、入力 LRS で有効になります。
  • DISABLE競合の防止は、入力 LRS で無効になります。
String
move_to_feature_dataset
(オプション)

フィーチャクラスを、必須の LRS フィーチャ データセットに移動するかどうかを指定します。

  • DO_NOT_MOVEフィーチャクラスを、必須の LRS フィーチャ データセットに移動しません。 これがデフォルトです。
  • MOVEフィーチャクラスを、必須の LRS フィーチャ データセットに移動します。
Boolean

派生した出力

名前説明データ タイプ
out_workspace

更新された LRS ワークスペースの文字列。

Workspace

コードのサンプル

ModifyLRS の例 1 (Python ウィンドウ)

次のスクリプトは、Python ウィンドウでの ModifyLRS 関数の使用方法を示しています。

# Name: Modify_LRS_ex1.py
# Description: Modifies an existing linear referencing system (LRS) in the specified workspace.
# Requires: ArcGIS Location Referencing

# Check out license
arcpy.CheckOutExtension("LocationReferencing")

# Tool variables
input_workspace = r"c:\ModifyLRS\Py\ModifyLRS_python.gdb"
current_lrs_name = "LRS1"
new_lrs_name = "NewLRS"
centerline_feature_class = r"c:\ModifyLRS\Py\ModifyLRS_python.gdb\LRS\centerline1"
centerline_centerline_ID_field = "centerlineId"
centerline_sequence_table = r"c:\ModifyLRS\Py\ModifyLRS_python.gdb\LRS\centerline_Sequence1"
centerline_sequence_centerline_id_field = "centerlineId"
centerline_sequence_route_id_field = "RouteId"
centerline_sequence_from_date_field = "FromDate"
centerline_sequence_to_date_field = "ToDate"
centerline_sequence_network_ID_field = "NetworkId"
calibration_point_feature_class = r"c:\ModifyLRS\Py\ModifyLRS_python.gdb\LRS\calibration_Point1"
calibration_point_measure_field = "Measure"
calibration_point_from_date_field = "FromDate"
calibration_point_to_date_field = "ToDate"
calibration_point_route_id_field = "RouteId"
calibration_point_network_ID_field = "NetworkId"
redline_feature_class = r"c:\ModifyLRS\Py\ModifyLRS_python.gdb\LRS\Redline1"
redline_from_measure_field = "FromMeasure"
redline_to_measure_field = "ToMeasure"
redline_route_id_field = "RouteId"
redline_route_name_field = "RouteName"
redline_effective_date_field = "EffectiveDate"
redline_activity_type_field = "ActivityType"
redline_network_id_field = "NetworkId"
move_to_feature_dataset = "MOVE"

# Set current workspace
arcpy.env.workspace = r"c:\ModifyLRS\Py\ModifyLRS_python.gdb"

# Execute the tool
arcpy.locref.ModifyLRS(in_workspace, current_lrs_name, new_lrs_name, centerline_feature_class, centerline_centerline_id_field, centerline_sequence_table, centerline_sequence_centerline_id_field, centerline_sequence_route_id_field, centerline_sequence_from_date_field, centerline_sequence_to_date_field, centerline_sequence_network_id_field, calibration_point_feature_class, calibration_point_measure_field, calibration_point_from_date_field, calibration_point_to_date_field, calibration_point_route_id_field, calibration_point_network_id_field, redline_feature_class, redline_from_measure_field, redline_to_measure_field, redline_route_id_field, redline_route_name_field, redline_effective_date_field, redline_activity_type_field, redline_network_id_field, move_to_feature_dataset)

# Check in license
arcpy.CheckInExtension('LocationReferencing')
ModifyLRS の例 2 (スタンドアロン スクリプト)

次のスクリプトは、スタンドアロン Python スクリプトで ModifyLRS 関数を使用する方法を示しています。

# Name: Modify_LRS_ex2.py
# Description: Modify an existing linear referencing system (LRS) in the specified workspace.
# Requires: ArcGIS Location Referencing

# Import arcpy module
import arcpy

# Check out license
arcpy.CheckOutExtension("LocationReferencing")

# Local variables:
input_workspace = r"c:\ModifyLRS\Py\ModifyLRS_python.gdb"
current_lrs_name = "LRS1"
new_lrs_name = "NewLRS"
centerline_feature_class = r"c:\ModifyLRS\Py\ModifyLRS_python.gdb\LRS\centerline1"
centerline_centerline_ID_field = "centerlineId"
centerline_sequence_table = r"c:\ModifyLRS\Py\ModifyLRS_python.gdb\LRS\centerline_Sequence1"
centerline_sequence_centerline_id_field = "centerlineId"
centerline_sequence_route_id_field = "RouteId"
centerline_sequence_from_date_field = "FromDate"
centerline_sequence_to_date_field = "ToDate"
centerline_sequence_network_ID_field = "NetworkId"
calibration_point_feature_class = r"c:\ModifyLRS\Py\ModifyLRS_python.gdb\LRS\calibration_Point1"
calibration_point_measure_field = "Measure"
calibration_point_from_date_field = "FromDate"
calibration_point_to_date_field = "ToDate"
calibration_point_route_id_field = "RouteId"
calibration_point_network_ID_field = "NetworkId"
redline_feature_class = r"c:\ModifyLRS\Py\ModifyLRS_python.gdb\LRS\Redline1"
redline_from_measure_field = "FromMeasure"
redline_to_measure_field = "ToMeasure"
redline_route_id_field = "RouteId"
redline_route_name_field = "RouteName"
redline_effective_date_field = "EffectiveDate"
redline_activity_type_field = "ActivityType"
redline_network_id_field = "NetworkId"
move_to_feature_dataset = "MOVE"

# Set current workspace
arcpy.env.workspace = r"c:\ModifyLRS\Py\ModifyLRS_python.gdb"

# Execute the tool
arcpy.locref.ModifyLRS(in_workspace, current_lrs_name, new_lrs_name, centerline_feature_class, centerline_centerline_id_field, centerline_sequence_table, centerline_sequence_centerline_id_field, centerline_sequence_route_id_field, centerline_sequence_from_date_field, centerline_sequence_to_date_field, centerline_sequence_network_id_field, calibration_point_feature_class, calibration_point_measure_field, calibration_point_from_date_field, calibration_point_to_date_field, calibration_point_route_id_field, calibration_point_network_id_field, redline_feature_class, redline_from_measure_field, redline_to_measure_field, redline_route_id_field, redline_route_name_field, redline_effective_date_field, redline_activity_type_field, redline_network_id_field, move_to_feature_dataset)

# Check in license
arcpy.CheckInExtension('LocationReferencing')

ライセンス情報

  • Basic: 次のものが必要 ArcGIS Location Referencing (ArcGIS Pipeline Referencing または ArcGIS Roads and Highways)
  • Standard: 次のものが必要 ArcGIS Location Referencing (ArcGIS Pipeline Referencing または ArcGIS Roads and Highways)
  • Advanced: 次のものが必要 ArcGIS Location Referencing (ArcGIS Pipeline Referencing または ArcGIS Roads and Highways)

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