ArcGIS Pro は、コンピューターにインストールした後、有効なライセンスがある場合に使用可能になります。
ArcGIS Pro は各種ライセンス タイプを使用するように構成できます。 ライセンス タイプに応じて、異なる方法で ArcGIS Pro によってライセンスが認証、管理、検証されます。 これらのライセンス タイプによって、次のような論理的な質問に基づいて、ライセンスの価値を最適化することができます。
- ArcGIS Pro を使用するのは 1 人か複数か?
- 複数の人が使用する場合、同時に作業するか?
- ArcGIS Pro を常に同じコンピューターで使用するか?
ライセンス レベルには、Basic、Standard、および Advanced の 3 種類があり、段階的に機能が増えます。 エクステンション製品のライセンスによって、特定のニーズに合わせた追加の機能が提供されます。 エクステンションには別途ライセンスが必要なため、別途インストールが必要な場合があります。
ライセンス期間は、ライセンスが現在有効であるかどうかに影響します。
以下のセクションおよびその他のヘルプ トピックで、ライセンスのオプションとワークフローについてさらに詳しく説明します。
ライセンス タイプ
次の 3 つのライセンス タイプがあります。
- 指定ユーザー ライセンスはデフォルトのライセンス タイプです。 ArcGIS 組織では、GIS Professional ユーザー タイプと、必要に応じて Creator ユーザー タイプに自動的に割り当てられます。 指定ユーザー ライセンスでは、組織のメンバーは組織の認証情報を使用して ArcGIS Pro にサイン インします。
- 単独使用ライセンスは、ArcGIS 組織に依存しない 1 人による ArcGIS Pro の使用を認証します。 単独使用ライセンスを取得するには、単独使用の ArcGIS Desktop 配置に付属する ArcGIS Pro ライセンスを変換します。
- 同時使用ライセンスは、ArcGIS License Manager が管理するライセンスのプールから ArcGIS 組織に依存しない ArcGIS Pro の使用を認証します。 同時使用ライセンスを取得するには、同時使用の ArcGIS Desktop 配置に付属する ArcGIS Pro ライセンスを変換します。
ArcGIS Pro のライセンス レベル
ArcGIS Pro ライセンスは、次の 3 つのライセンス レベルのいずれかを持ちます。
- Basic
- Standard
- Advanced
ライセンス レベルごとに ArcGIS Pro での機能が段階的に増えます。
ArcGIS Desktop に付属する ArcGIS Pro ライセンスのレベルは、対応する ArcGIS Desktop のライセンスと同じレベルになります。
ライセンス期間
ArcGIS Pro ライセンスは、サブスクリプション ライセンスまたは永久ライセンスです。 サブスクリプション ライセンスは毎年更新されます。 永久ライセンスでは、アプリケーションを無期限で使用できます。
指定ユーザー ライセンスはサブスクリプション ベースです。 このライセンスは、ArcGIS Online または ArcGIS Enterprise 組織とともに毎年更新されます。 製品の最新情報とテクニカル サポートを利用し、ArcGIS 組織をアクティブのまま維持するために、Esri Maintenance Program で最新の状態にしておく必要があります。
単独使用ライセンスと同時使用ライセンスは、サブスクリプション ライセンスまたは永久ライセンスです。
エクステンション製品のライセンス
ArcGIS Pro のエクステンション製品は、コア アプリケーションとシームレスに統合されており、専門的な機能を提供します。 エクステンションのライセンスはコア アプリケーションとは別に付与されますが、使用しているコア アプリケーションと同じライセンス タイプ (指定ユーザー、単独使用、または同時使用) でなければなりません。 エクステンションにはライセンス レベルはなく、ArcGIS Pro のどのライセンス レベルでも動作します。
注意:
ArcGIS Desktop エクステンション製品には ArcGIS Desktop 版と ArcGIS Pro 版のエクステンションのライセンスが付属しています (ArcGIS Pro 版が存在する場合)。 ただし、ArcGIS Desktop 版と ArcGIS Pro 版は別々の製品であり、ライセンスは別々に認証されます。