処理テンプレートは、情報レイヤーをリアルタイムで生成するために使用されます。関数チェーンの作成では、多くの場合、特定のデータセットから関数チェーンが構築されますが、特定のデータセットの代わりにラスター変数を使用して、類似するデータセットに関数チェーンを適用することもできます。ラスター変数を使用する場合、その関数チェーンを処理テンプレートと呼びます。植生指数、(傾斜角、傾斜方向、陰影起伏などの) 標高プロダクトおよび画像分類結果は、ラスター関数を使用して取得できる情報レイヤーのほんの一例です。処理テンプレートをモザイク データセットまたはサポートされているラスター データセットに追加できます。これには多次元データが含まれ、画像を情報レイヤーとして表示できます。これは、処理テンプレートを使用してイメージ サービスを公開する操作に似ています。
データセットへの既存のテンプレートの追加
- [カタログ] ウィンドウで、処理テンプレートを追加するラスター データセットまたはモザイク データセットを検索します。
- データセットを右クリックして [処理テンプレートの管理] をクリックします。これにより、[処理テンプレートの管理] ウィンドウが開きます。
- [インポート] ボタン
をクリックし、ディスク上の既存の処理テンプレート (拡張子は *.rft.xml) まで移動して、既存のテンプレートをデータセットに追加します。
テンプレートの作成
- [カタログ] ウィンドウで、ラスター データセットまたはモザイク データセットを右クリックし、[処理テンプレートの管理] をクリックします。これにより、[処理テンプレートの管理] ウィンドウが開きます。
- テンプレートを作成するには、[オプション]
から [新しいテンプレートの作成] をクリックします。これにより、[処理テンプレート エディター] が開きます。テンプレートを作成し、[保存] をクリックして、そのテンプレートをデータセットに追加します。
テンプレートのサムネイルの生成
- ラスター データセットまたはモザイク データセットをマップに追加します。
- サムネイルの生成元になるマップのエリアを拡大します。
- [カタログ] ウィンドウで、データセットを右クリックし、[処理テンプレートの管理] をクリックします。これにより、[処理テンプレートの管理] ウィンドウが開きます。
- [オプション] で、[サムネイルの生成] をクリックします。これにより、現在のマップ範囲に基づいて、すべてのテンプレートのサムネイルが生成されます。
テンプレートの管理
[テンプレート] セクションには、データセットに関連付けられたすべてのテンプレートが表示されます。これには、リストの最上位にある [デフォルト テンプレート] が含まれます。テンプレートをドラッグして、このセクション内のテンプレートの位置を上下に移動できます。この順序は、[データ] タブの [処理テンプレート] ギャラリーと同じになります。
[処理テンプレートの管理] ウィンドウでは、他にも多くのオプションを実行できます。
- デフォルトの処理テンプレートを変更するには、目的のテンプレートの [デフォルトに設定] ボタン
を選択します。デフォルト テンプレートを適用しない場合は、デフォルト テンプレートを [なし] に設定します。 - テンプレートを個別に編集するには、個々のテンプレートにある [編集] ボタン
を選択します。これにより、[関数エディター] が開きます。テンプレートを編集し、作業が完了したら [保存] をクリックします。 - 個々のテンプレートのプロパティを編集するには、[プロパティの編集] ボタン
を選択します。[プロパティの編集] ダイアログ ボックスが開きます。 - テンプレートをエクスポートして、ディスクに保存するには、[エクスポート] ボタン
を使用します。 - テンプレートをデータセットから削除するには、[削除] ボタン
を使用します。 - 個々のテンプレートのサムネイルを生成するには、[マップ範囲からサムネイルを生成]
を使用します。これにより、現在のマップ範囲に基づいて、テンプレートに適用されるサムネイルが生成されます。 - サムネイルを各テンプレートから削除するには、[プロパティの編集] ダイアログ ボックスの [削除] ボタン を使用します。