ArcGIS Reality for ArcGIS Pro を使用した複数プロダクトの生成

Standard または Advancedのライセンスで利用可能。

ArcGIS Reality ライセンスがある ArcGIS 組織で利用できます。

複数プロダクト ウィザードでは、単一または複数の ArcGIS Reality for ArcGIS Pro マッピング プロダクトを 1 回のプロセスで作成するためのワークフローを確認できます。 複数プロダクト ウィザードを使用して生成できるプロダクトとしては、DSM、トゥルー オルソ、DSM メッシュ、ポイント クラウド、3D メッシュが挙げられます。 定義された一般パラメーターは、生成されるすべてのプロダクトに適用されます。 生成されたすべてのプロダクトは、[カタログ] ウィンドウ内の [リアリティ マッピング] カテゴリ配下の同じ名前のプロダクト フォルダーに保存されます。

ArcGIS Reality for ArcGIS Pro の複数プロダクト ウィザードを使用してプロダクトを生成するには、以下の手順に従います。

注意:

ワークフローを開始する前に、リアリティ マッピング ワークスペースを作成して、ブロック調整プロセスを完了しているか確認してください。

  1. [リアリティ マッピング] タブで、[プロダクト] グループの [複数プロダクト] ボタン Multiple Products32 の生成 をクリックします。

    [リアリティ マッピング プロダクト ウィザード] ウィンドウが表示されます。

  2. [共有された高度な設定] をクリックします。

    [高度なプロダクト設定] ダイアログ ボックスが表示され、ここで、生成するリアリティ マッピング プロダクトを決定するパラメーターを定義できます。 高度なプロダクト設定オプションの詳細については、ウィザードの [高度なプロダクト設定] をご覧ください。

    高度なプロダクト設定ダイアログ ボックス

  3. [品質][シナリオ] は自動的に設定され、最適なパフォーマンスとプロダクト品質を確保するためにはこの設定を変更してはなりません。 ただし、低解像度のプロダクトを生成したい場合は、[品質] の設定を下げることができます。 さまざまな品質設定がプロダクトの生成に与える影響については、上記の共有された高度な設定をご覧ください。
  4. [プロダクト境界] で、ドロップダウン リストから、出力プロダクトの範囲を特定するフィーチャクラスを選択するか、[ブラウズ] ボタン フォルダー接続を開く をクリックして、いずれかを選択します。

    以下の理由から、プロジェクトの境界を指定することをお勧めします。

    • 適切な出力範囲を定義する - プロダクトの境界を定義しない場合、アプリケーションが、プロジェクトの範囲に適合しない可能性のあるさまざまなデータセット パラメーターに基づき自動的に範囲を定義してしまいます。
    • 処理時間を短縮する - 求められるプロダクト範囲が画像収集範囲より小さい場合、プロダクト境界を定義することで、処理時間を短縮し、出力を境界範囲に合わせて自動的にクリップできます。

  5. 水域フィーチャ レイヤーを指定するには、[水域フィーチャ] の隣の [ブラウズ] ボタン フォルダー接続を開く をクリックして、いずれかを選択します。

    湖や河川などの水域フィーチャがプロジェクト領域内に存在する場合は、[水域フィーチャ] オプションを使用して、これらの領域を示す事前作成済みの 3D フィーチャクラスを追加し、これらのプロダクトを水文学的観点から出力プロダクトに適用します。 ArcGIS Image Analystステレオ表示モードを使用して、水域フィーチャを示す 3D フィーチャ レイヤーを生成します。 これにより、導きだされた DSM の高さとフィーチャクラスの高さの値の差によって出力内の水文フィーチャ境界周辺で画像のストレッチが起こらなくなります。

  6. その他のデフォルト設定をそのままにして、[OK] をクリックします。

    [高度なプロダクト設定] ダイアログ ボックスが閉じられ、リアリティ マッピング プロダクト ウィザードの [プロダクト生成の設定] ページに戻ります。

  7. 生成するプロダクトの隣のチェックボックスをオンにします。
  8. [リアリティ マッピング プロダクト ウィザード] ウィンドウの [次へ] をクリックして、選択したプロダクトに固有の設定ページに移動します。
  9. 適切なプロダクト関連オプションを選択します。
  10. 選択したすべてのプロダクト パラメーターが定義されるまでステップ 8 と 9 を繰り返します。
  11. [完了] をクリックして、プロダクトの処理を開始します。

    処理が完了したら、生成されたプロダクトが適切な場所に追加されます。

    • [コンテンツ] ウィンドウ、[データ プロダクト] カテゴリ、2D マップ ビュー
    • [カタログ] ウィンドウの [リアリティ マッピング] コンテナー内の適切なプロダクト フォルダー