リンク チャートのナレッジ グラフは編集することができます。 エンティティおよびリレーションシップの作成と削除、既存のエンティティおよびリレーションシップのプロパティの編集ができます。
注意:
ArcGIS Pro でのナレッジ グラフのデータとデータ モデルの編集は、ナレッジ グラフで「ユーザー管理のデータを含む NoSQL データ ストア」が使用される場合、サポートされません。
エンティティの作成
エンティティを作成するには、まず [エンティティの作成] ウィンドウを開きます。 該当するエンティティ タイプと関連付けられているリンク チャート レイヤーのエンティティ フィーチャ テンプレートをクリックします。 エンティティを作成する前に、ツール パレットの横の進む矢印 
をクリックして、エンティティのプロパティを定義します。 最後に、新しいエンティティを定義するフィーチャを作成します。
- [編集] タブの [エンティティ] グループで、[作成]
をクリックします。[エンティティの作成] ウィンドウが表示されます。
- エンティティ フィーチャ テンプレートをクリックして、[アクティブなテンプレート] ボタン をクリックします。
[アクティブなテンプレート] が [エンティティの作成] ウィンドウに開きます。
- 新しいエンティティに適用するプロパティ値を入力します。
- リンク チャートをクリックしてエンティティを作成します。
- エンティティの定義が完了したら、変更を保存します。 [編集] タブの [編集の管理] グループで、[保存]
をクリックします。[編集の保存] ダイアログ ボックスが表示されます。
- [はい] をクリックして、編集内容をナレッジ グラフに保存します。
詳細については、「編集を保存または破棄」をご参照ください。
ヒント:
エンティティを作成した後でエンティティのプロパティ値を編集するには、[編集] タブの [属性] 
をクリックして、リンク チャートのエンティティを選択します。
リレーションシップの作成
リンク チャート上に存在する既存のエンティティ間にエンティティを作成するときと同じ方法を使用して、リンク チャート上にリレーションシップを作成することができます。 または、エンティティ間にリレーションシップを作成するときに、キーボードを使用して [リレーションシップの作成] 編集ツールを開き、このツールを使用してエンティティ タイプとリレーションシップ タイプを作成し、新しいプロパティを定義することができます。
エンティティの作成ウィンドウの使用
空間データを編集するときと同じワークフローに従ってリレーションシップを作成するには、最初に、適切なエンティティがリンク チャート上に存在することを確認します。 [エンティティの作成] ウィンドウで、該当するリレーションシップ タイプと関連付けられているリンク チャート レイヤーのリレーションシップ フィーチャ テンプレートを使用します。 リレーションシップを作成する前に、ツール パレット横の進む矢印 をクリックして、プロパティ値を定義します。 最後に、エンティティを相互に接続して新しいリレーションシップを定義するフィーチャを作成します。
- [編集] タブの [エンティティ] グループで、[作成] をクリックします。
[エンティティの作成] ウィンドウが表示されます。
- リレーションシップ フィーチャ テンプレートをクリックして、[アクティブなテンプレート] ボタン をクリックします。
[アクティブなテンプレート] が [エンティティの作成] ウィンドウに開きます。
- 新しいリレーションシップに適用するプロパティ値を入力します。
- リンク チャートでエンティティをクリックし、リレーションシップのソースとして定義します。
- エンティティをクリックし、リレーションシップの終点として定義します。
終点エンティティをクリックする前に、ポップアップが表示されて、ソース エンティティとポインターの下のエンティティの間に作成されるリレーションシップのタイプが示されます。 2 つのエンティティとそのエンティティ タイプがポップアップで示されます。 これが作成したいリレーションシップであれば、終点エンティティをクリックします。
リレーションシップが作成され、ソース エンティティからターゲット エンティティを指す矢印付きのラインとして、リンク チャートに表示されます。
- リレーションシップの定義が完了したら、変更を保存します。 [編集] タブの [編集の管理] グループで、[保存] をクリックします。
[編集の保存] ダイアログ ボックスが表示されます。
- [はい] をクリックして、編集内容をナレッジ グラフに保存します。
詳細については、「編集を保存または破棄」をご参照ください。
ヒント:
リレーションシップを作成した後でリレーションシップのプロパティ値を編集するには、[編集] タブの [属性] をクリックして、リンク チャートのリレーションシップを選択します。
リレーションシップの作成編集ツールの使用
リレーションシップを作成して同時にナレッジ グラフのデータ モデルを編集するには、キーボードを使用して放射状メニューを開き、[リレーションシップの作成] 編集ツールを選択します。 既存のリレーションシップ タイプを選択するか、必要に応じて、新しいリレーションシップ タイプを定義します。 リレーションシップの終点エンティティとして、リンク チャート上のエンティティ、リンク チャート上にない既存のエンティティ、または必要に応じて、新しいエンティティを指定できます。 リレーションシップを作成する前に、新しいリレーションシップと新しいエンティティのプロパティを定義できます。
- リボン上にある [リンク チャート] タブの [選択] グループで、[選択] ドロップダウン リストをクリックし、リストの下部にある [選択と移動] をオンにします。
アクティブな選択モードがオンになり、[選択と移動] ツール
を使用していることがドロップダウン リストで示されます。 - 選択ツールを使用して、このツールに関連付けられている図形を描画することによって、リンク チャート上の「リレーションシップの起点エンティティを選択」します。
- Alt + R キーを押して放射状メニューを開きます。
選択したグラフ アイテムでサポートされている操作をこのメニューから使用できます。
- 1 キーを押して [リレーションシップの作成] ツールを選択します。
リレーションシップの起点となる、選択したエンティティを囲むオレンジ色の円が表示され、表示されているオレンジ色のラインを使用してリレーションシップを描画できます。
- リンク チャート内で終点エンティティをクリックします。
- リンク チャート上の終点エンティティの上にポインターを置きます。 オレンジ色の円が表示されたら、エンティティをクリックします。
- リンク チャート上の何も表示されていない場所をクリックして、存在しないエンティティを終点エンティティとして指定します。
[リレーションシップの作成] ダイアログ ボックスが表示されます。
- [リレーションシップ タイプ] ドロップダウン リストをクリックし、2 つのエンティティ間に存在するリレーションシップのタイプをクリックします。 または、作成する新しいリレーションシップ タイプの名前を入力します。
- 必要に応じて、[起点/終点エンティティのスワップ] ボタン
をクリックして、リレーションシップの方向を反転させます。 - リンク チャート上の何も表示されていない場所をクリックした場合、リレーションシップの終点エンティティを指定します。
- [終点エンティティ] 見出しで、[エンティティ タイプ] ドロップダウン リストをクリックし、リレーションシップに関係するエンティティのタイプをクリックします。 または、作成する新しいエンティティ タイプの名前を入力します。
- [表示名] テキスト ボックス内でクリックします。
- キーワードを入力して既存のエンティティを検索し、検索結果リストで該当するエンティティをクリックします。 または、[表示名] テキスト ボックスを空のままにしてエンティティを作成します。
- 必要に応じて、新しいリレーションシップと新しいエンティティのプロパティを適宜定義します。
- [プロパティ パネルの表示] 切り替えボタンをクリックします。
ダイアログ ボックスのサイドにパネルが表示されます。 上部にリレーションシップ タイプが選択された状態でリストされます。
- 新しいリレーションシップのプロパティを定義します。 既存のリレーションシップ タイプの場合、プロパティをクリックし、Value 列をクリックして適切な値を入力します。 新しいリレーションシップ タイプの場合、「新しいプロパティを定義」し、Value 列をクリックして適切な値を入力します。
- 新しい終点エンティティのプロパティを定義するには、パネルの上部でエンティティ タイプをクリックします。 リレーションシップのプロパティを定義するときと同じ方法でエンティティのプロパティを定義します。
- [プロパティ パネルの表示] 切り替えボタンをクリックします。
- [作成] をクリックします。
終点エンティティがリンク チャート上に存在しない場合、終点エンティティが追加されます。 新しいリレーションシップが作成され、リンク チャート上で選択されます。
- [編集] タブの [編集の管理] グループで、[保存] をクリックします。
[編集の保存] ダイアログ ボックスが表示されます。
- [はい] をクリックして、編集内容をナレッジ グラフに保存します。
詳細については、「編集を保存または破棄」をご参照ください。
エンティティおよびリレーションシップのプロパティの編集
リンク チャートで既存のエンティティおよびリレーションシップを選択し、プロパティ値を編集することができます。 [属性] ウィンドウ を開き、選択した 1 つ以上のエンティティまたはリレーションシップのプロパティを一度に編集します。
- [編集] タブの [選択] グループで、[属性] をクリックします。
- 編集する「エンティティまたはリレーションシップを選択」します。
それぞれのリンク チャート レイヤーで選択した各アイテムが、[属性] ウィンドウの上部にリスト表示されます。
- [属性] ウィンドウでレイヤーを展開し、選択したエンティティまたはリレーションシップを表示します。 リストから編集するプロパティ値を持つエンティティまたはリレーションシップを 1 つ以上選択します。
- 選択したすべてのアイテムの値を更新するには、ウィンドウで該当するレイヤー名をクリックします。
- 複数のエンティティを選択して、同じフィールドを同じ値で編集するには、次のキーボード ショートカットを使用します。
- 複数のアイテムを選択するには、Ctrl キーを押しながらリスト内のエンティティまたはリレーションシップをクリックします。
- リスト内の隣接するアイテムを選択するには、Shift キーを押しながら最初と最後のエンティティまたはリレーションシップをクリックします。
- [自動的に適用] をオンまたはオフにします。
- Enter キーを押したときに編集内容を自動的に適用するには、[自動的に適用] をオンにします。
- [適用] をクリックしたときに編集内容を適用するには、[自動的に適用] をオフにします。 編集済みのフィールドは、変更内容を適用するまで緑色の垂直バーでハイライト表示されます。
- [属性] タブをクリックして、プロパティ値を編集します。
- 編集するセルをクリックし、値を変更して Enter キーを押します。
- カレンダーを使用して日付プロパティを変更するには、そのセルをクリックして [カレンダー]
をクリックします。 現在の日時を入力するには、[今日] をクリックします。
- NULL 値を使用できるプロパティを NULL に設定するには、右クリックしてから ['<NULL>' に設定] をクリックします。
- カレンダーを使用して日付プロパティを変更するには、そのセルをクリックして [カレンダー]
- [自動的に適用] がオフの場合は、[適用] をクリックします。
- 編集した値をキャンセルするには、[キャンセル] をクリックします。
注意:
マップまたは調査に切り替える前に選択したエンティティまたはリレーションシップの編集を適用しないかキャンセルする場合は、コミットしていない編集を適用またはキャンセルするように求められます。
エンティティとリレーションシップの削除
リンク チャートでエンティティおよびリレーションシップを選択後、調査のどの場面においても必要ない場合は、ナレッジ グラフから完全に削除することができます。
選択したエンティティおよびリレーションシップをリンク チャートから完全には削除せず、除外したい場合は、[削除] ボタン 
を使用します。
リンク チャートからコンテンツを削除する際に注意すべき重要な事柄があります。
- 1 つのリレーションシップを選択した場合は、選択したリレーションシップのみが削除されます。 そのリレーションシップの起点と終点のエンティティは削除されません。
- 1 つのリレーションシップ グループを選択した場合は、そのグループに属するすべてのリレーションシップが削除されます。
- 1 つのエンティティを選択した場合は、リンク チャートにリレーションシップが表示されていなくても、そのエンティティと関連するリレーションシップも削除されます。 ナレッジ グラフでは、リレーションシップには起点と終点のエンティティが必須です。
- 1 つのリレーションシップ グループを選択した場合は、そのグループに属するすべてのエンティティが、それらのエンティティと関連するすべてのリレーションシップおよびリレーションシップ グループとともに削除されます。
リンク チャートで操作中に、エンティティおよびリレーションシップを削除するには、次の手順を実行します。
- 削除する「エンティティまたはリレーションシップを選択」します。
- [エンティティ] グループで [削除]
をクリックします。選択したエンティティとリレーションシップが、アクティブなリンク チャートから削除され、ナレッジ グラフから削除されます。
注意:
これらの編集は、保存または破棄されるまでローカルにキャッシュされます。 同じナレッジ グラフを操作している他のユーザーには、編集内容が保存されるまで変更が表示されません。 ローカル キャッシュを更新して変更を表示するには、ArcGIS Pro の再起動が必要な場合があります。 - 完了したら、変更を保存します。 [編集] タブの [編集の管理] グループで、[保存] をクリックします。
[編集の保存] ダイアログ ボックスが表示されます。
- [はい] をクリックして、編集内容をナレッジ グラフに保存します。
詳細については、「編集を保存または破棄」をご参照ください。
削除したエンティティおよびリレーションシップは、これまで表示されていた、リンク チャート、マップおよびシーン、または調査に表示されなくなります。
エンティティ グループでグループ化されたエンティティが削除されると、操作に応じて、エンティティ グループのエンティティ数はすぐに減少します。 同様にグループ化されたリレーションシップが削除されると、そのグループのリレーションシップ数はすぐに減少します。