たとえば、ハイキング コースの終点に到達するまでの時間を表示するなど、ルート メジャーとその値を確認したい場面は多くあります。
マップ操作ツール
[ナビゲーション] グループの [マップ] タブにある主要な [ナビゲーション] ツールの 1 つである [マップ操作] ツール を使用して、ルート メジャーを表示することができます。 [リニア リファレンス] コンテキスト タブの [ナビゲーション] グループにも用意されています。
[マップ操作] ツール を使用してメジャー値 (M 値) を含むリニア フィーチャを表示する場合、フィーチャをクリックすると、さらに 6 つのメジャー フィールドがポップアップに表示されます。
注意:
これらの追加メジャー フィールドがポップアップに表示されない場合、フィールドが無効になっている可能性があります。 「ポップアップの構成」で、ポップアップ内に表示するフィールドの構成と有効化の方法をご参照ください。フィールド名 | 説明 |
---|---|
メジャー | 識別されたリニア フィーチャのメジャーを表示します。 注意:メジャー フィールドでの M 値の表示は、グローバルおよびローカル シーンではサポートされていません。 |
最小メジャー値 | 識別されたリニア フィーチャの最小メジャーを表示します。 |
最大メジャー値 | 識別されたリニア フィーチャの最大メジャーを表示します。 |
メジャー値 | 識別されたリニア フィーチャ内の増加、減少、NaN (Not a Number の略語)、レベルなどのメジャーの動作を表示します。 |
パート | 識別されたリニア フィーチャを構成するセグメント数 (リニア フィーチャが分割されている場合など) を表示します。 |
不明なすべてのメジャー | すべてのメジャー値に NaN が含まれているかどうかを示すブール値 (true/false)。 |
メジャー値
M 値は、ルートが作成されたとき、またはメジャーが更新されたときに設定されます。 [メジャー値] フィールドは、ルート内のメジャー値の動作を示します。
増加および増加、減少の場合、リニア フィーチャのデジタイズ方向は重要ではありません。 たとえば、2 つのリニア フィーチャがあり、1 つ目のリニア フィーチャのメジャーは 1 から始まり 3 で終わり、2 つ目のリニア フィーチャのメジャーは 3 から始まり 1 で終わるとします。 どちらの場合も、返されるメジャー値は狭義単調増加と表示されます。
レベルは、ルート内の M 値が連続した頂点で繰り返される場合に表示されます。 たとえば、2 つ以上の連続した頂点で高速道路の品質評価が 5 のルートには、[メジャー値] フィールドに、NaN などの他の動作とともにレベルが表示されます。
NaN は、リニア フィーチャ内のメジャーに値が含まれていない場合に表示されます。 ルートの作成時やその後の更新時に値が入力されない限り、NaN で頂点が自動的に入力されます。
[メジャー値] フィールドに表示される 10 種類のメジャー値は次のとおりです。
- 狭義単調増加
- レベルに伴って増加
- NaN に伴って増加
- レベルおよび NaN に伴って増加
- 増加、減少
- 増加、レベルに伴って減少
- 増加、NaN に伴って減少
- 増加、レベルおよび NaN に伴って減少
- レベルおよび NaN
- NaN
ルート メジャーの表示
- ビデオの長さ: 3:36
- このビデオは ArcGIS Pro 2.8 を使用して作成されています。
ルート メジャーを表示するには、次の手順に従います。
注意:
6 つのルート メジャー フィールドは、メジャー値を含むフィーチャのポップアップにのみ表示されます。- リボン上の [マップ] タブまたは [リニア リファレンス] コンテキスト タブをクリックします。 [ナビゲーション] グループで、[マップ操作] ツール が選択されていることを確認します。
- 次のいずれかの方法を使用します。
- マップで、メジャーを含むリニア フィーチャをクリックします。
[ポップアップ] ウィンドウが表示され、識別されたフィーチャの属性と、識別されたフィーチャにメジャーが含まれている場合にリストの下部に表示される 6 つの追加フィールドの属性が表示されます。
- マップで Ctrl キーを押しながら、目的のリニア フィーチャの上にボックスをドラッグします。
注意:
リニア フィーチャの複数の位置が識別されるため、メジャー フィールドには値が含まれません。 メジャーを表示するには、各位置を識別します。
- マップで、メジャーを含むリニア フィーチャをクリックします。
- [ポップアップ] ウィンドウで、下にスクロールして、必要に応じて、すべての属性を確認します。
注意:
識別されたリニア フィーチャの位置を表示するには、ポップアップ ウィンドウでレコードを右クリックし、[ルート ロケーションをフラッシュ] をクリックします。ポップアップでのメジャー値の小数表示の変更
メジャー値の小数表示を変更するには、次の手順を実行します。
- [プロジェクト] タブをクリックして、ArcGIS Pro 設定にアクセスします。
- サイド タブのリストで [オプション] をクリックします。
[オプション] ダイアログ ボックスが表示されます。
- [オプション] ダイアログ ボックスの [プロジェクト] で [単位] をクリックします。
- [単位] ページで、[距離単位] を選択します。
使用可能な単位のリストが表示されます。
- その他の書式設定オプションで、選択されている [デフォルト] オプションを右クリックしてから [単位形式の編集] をクリックします。
[数値形式] ダイアログ ボックスが表示されます。
注意:
[数値形式] ダイアログ ボックスでは、選択した単位に表示される小数点以下の桁数や有効桁数など、さまざまな書式設定を変更できます。
- 書式設定に変更を加えて [OK] をクリックします。
- プロジェクトに戻り、メジャーが含まれているルートを特定します。
手順 6 で行った変更が、ポップアップ内のメジャー情報に表示されます。