ArcGIS Pro 3.2 には、パーセル ファブリックを管理および編集する一連の定義済みのタスクが含まれています。
定義済みのタスクは、ArcGIS Pro の機能エリア内のさまざまなワークフローの実行方法についての一般的なガイドであり、組織に合わせて編集および構成できます。定義済みのタスク ファイルの場所は、C:\Program Files\ArcGIS\Pro\Resources\Tasks\en-US などの ArcGIS Pro インストール ディレクトリ内の \Resources\Tasks フォルダーです。
パーセル ファブリックでは、次の 2 つのタスク ファイルが使用できます。
- Parcel Fabric Administration.esriTasks (パーセル ファブリックを管理するタスクを含む)
- Record Driven Workflows.esriTasks (一般的なパーセル編集ワークフローのタスクを含む)
パーセル ファブリック管理タスク ファイルには、次のワークフローのタスクが含まれています。
レコード主体のワークフロー タスク ファイルには、次のワークフローのタスクが含まれています。
タスクをインポートして開く
パーセル ファブリック タスク ファイルをプロジェクトにインポートするには、以下の手順に従います。
- [挿入] タブで、[タスク] ドロップダウン矢印をクリックして [タスク ファイルをインポートして開く] をポイントしてから、[ParcelFabric] フォルダーをクリックします。
- [インポート] ダイアログ ボックスで、インポートするタスク ファイルを選択し、[OK] をクリックします。
タスク ファイルは、[カタログ] ウィンドウの [タスク] フォルダーにタスク アイテムとして追加され、[タスク] ウィンドウで開きます。
- [タスク] ウィンドウでタスクを選択し、[タスクを開く] をクリックして実行します。タスクをダブルクリックして実行することもできます。
タスク リソースの設定とエラーの修正
定義済みのタスクを使用する場合、タスクの実行前に、プロジェクト内でタスク リソースをマップとレイヤーにポイントする必要があります。壊れているタスク リソースは、[タスク] ウィンドウの [メッセージ] の下にエラーとしてリストされます。
パーセル ファブリック管理タスク アイテムおよびレコード主体のワークフロー タスク アイテムでは、以下のエラーが発生する可能性があります。
- タスク <タスク名> が、アクセスできないマップを参照しています。このタスク アイテムは、別のプロジェクト向けに設計されている可能性があります。
- タスク <タスク名> のステップ <ステップ名> 内のアクションが、存在しないレイヤーまたはテーブル <名前> を使用しています。
まず、アクセスできないマップを参照している壊れたリソースのエラーを修正します。壊れたレイヤー リソースを同時に修正するには、壊れたタスク リソースをプロジェクト内のマップの名前にポイントします。
アクセスできないマップやレイヤーを参照している、壊れたリソースのエラーを修正するには、次の手順に従います。
- [タスク] ウィンドウの [メッセージ] タブで、壊れたマップについてのエラー メッセージを選択して [表示] をクリックします。
- [タスク デザイナー] ウィンドウの [リソース] タブで、ドロップダウン リストから [すべての壊れたリソース] を選択します。
- 壊れている Parcel Editing Map マップ リソースを選択し、[選択したリソースの設定先] ドロップダウン リストから正常なマップ リソースを選びます。
正常なマップ リソースを選択すると、壊れたレイヤー リソースが自動的に表示されます。ここで、これらの壊れたレイヤー リソースを修正して、マップ内の正しいレイヤーにポイントできます。
- 壊れている Parcel レイヤー リソースを選択して、タスクで使用する正しいパーセル ポリゴン レイヤー リソースを選びます。
これは、タスクで使用するパーセル タイプ ポリゴン レイヤーです。
- 壊れている ParcelLines レイヤー リソースを選択して、タスクで使用する正しいパーセル ライン レイヤー リソースを選びます。
これは、タスクで使用するパーセル タイプ ライン レイヤーです。
タスクの構成
パーセル ファブリック管理タスクおよびレコード主体のワークフロー タスクは、パーセル ファブリック管理および編集ワークフローの実行方法に関する一般的なガイドです。タスクは、組織に合わせて構成および変更でき、新たに作成することもできます。
以下の方法で、組織のパーセル ファブリック タスクを構成できます。
- ステップの追加または削除。
- ステップの振舞いの変更。
- ステップが実行するアクションの変更。
- 各ステップのアクティブなマップ ビューの変更。
- [コンテンツ] ウィンドウでのレイヤーの振舞いの変更。
- タスクの使用履歴の追跡。
パーセル ファブリック タスクを構成するには、[カタログ] ウィンドウの [タスク] フォルダーの下にある、インポート済みのタスク ファイル (タスク アイテム) を右クリックし、[デザイナーで編集] をクリックします。また、タスクを開いて [タスク] ウィンドウ内の [オプション] をクリックし、[デザイナーで編集] をクリックする方法もあります。
タスク アイテムを作成するには、[挿入] タブの [タスク] ドロップダウン矢印をクリックし、[新しいタスク アイテム] をクリックします。