ArcGIS Pro Standard ライセンスと Data Reviewer ライセンスで利用できます。
サマリー
[ホールがあるポリゴンを検索] チェックでは、ホールがあるポリゴン フィーチャを検索します。
サポートされているワークフロー
ArcGIS Data Reviewer のチェックは、データの自動レビューを実装するための複数の方法をサポートしています。 次の表に、このチェックでサポートされている実装方法を示します。
検証 | 制約 | |
---|---|---|
レビューアー バッチ ジョブ | 属性 (検証) ルール | いいえ |
はい | はい (ArcGIS Pro 3.2 および ArcGIS Enterprise 11.2 以降) |
概要
[ホールがあるポリゴンを検索] チェックでは、ポリゴン フィーチャのホールを検索します。 このチェックでは、ホールのジオメトリがエラーとして格納されます。
業界シナリオ
このチェックは次のようなシナリオで使用できます。
- 地形図マッピングで MGCP (Multinational Geospatial Co-Production Program) を使用するには、島ポリゴン フィーチャにホールが含まれていない必要があります。
- パーセル管理では、パーセルの形に切り取った後でパーセルの全範囲に復元する必要がある建物、区分建物、水域でこのチェックを使用できます。
- データ管理では、ホール (ドーナツ) のあるポリゴンが存在する場所を記録しておくと、処理済みのデータ結果を確認するために役立ちます。
構文
パラメーター | 必須 | 説明 | ワークフロー |
---|---|---|---|
サブタイプ | いいえ | ルールが適用されるサブタイプ。 | 検証 |
属性 | いいえ | ルールの適用先となるフィーチャを特定するクエリ。 | 検証 |
名前 | はい | ルールに一意のタイトルまたは名前。 この情報は、データ品質要件のトレーサビリティ、自動レポート、および修正ワークフローのサポートに使用されます。 | 検証 |
説明 | いいえ | 非準拠フィーチャが検出されたときに作成されるレビューアー結果の説明テキスト。 この情報は、修正ワークフローを円滑に進めるためのガイダンスを提供します。 | 検証 |
重要度 | いいえ | 非準拠フィーチャが検出された時点で割り当てられるエラーの重要度。 この値は、他のエラーに対するこのエラーの重要度を示します。 値の範囲は 1 ~ 5 で、1 は最高優先順位を示し、5 は最低優先順位を示します。 | 検証 |
タグ | いいえ | ルールのタグ プロパティ。 この情報は、データ品質要件のトレーサビリティとレポートをサポートするためのルール作成および管理ワークフローで使用されます。 | 検証 |
備考
チェックを使用する際には、次の点に留意してください。
- ルールの評価時に考慮されるのは、検証の状態が [2 (計算不要、検証必要、エラーなし)]、[3 (計算不要、検証必要、エラーあり)]、[6 (計算必要、検証必要、エラーなし)]、[7 (計算必要、検証必要、エラーあり)] の入力フィーチャのみです。
- [属性] フィルター パラメーターには、比較演算子 (=、<>、>、<、>=、<=) および論理演算子 (AND/OR、IN/NOT IN、LIKE/NOT LIKE、IS NULL) のみを使用できます。
- [属性] フィルター パラメーターでは、フィールド タイプとして、Big Integer、Date Only、Time Only、Timestamp Offset を使用できません。 これらのタイプが選択されると、行ヘッダーが赤色に変わり、ルールを保存できなくなります。