視覚効果を使用して、3D シーンの GIS コンテンツに独創的かつ抽象的な表現を加えることができます。 視覚効果を使用して、データの欠陥が強調されないようにしたり、別の芸術的な事象を強調したり、プロモーション画像として使用するためにビューをスタイル設定したりすることができます。
以下の表は、シーンに適用できる視覚効果のリストです。
視覚効果 | 説明 | 例 |
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黒および白 | 色を除去して、白黒写真のようなグレー階層のみを使用する視覚効果を適用します。 | |
ブループリント | 白色のグリッドと青色の背景の上にシーンのアウトラインを描画する、建築または景観設計プランの視覚効果をビューに適用します。 | |
クロス モザイク | タイル張りの床のような、クロスハッチ モザイク視覚効果を適用します。 | |
ハーフトーン | 新聞の印刷のように、さまざまなサイズと間隔の単一トーンのドットを使用することにより、グレースケールのグラデーションのような視覚効果を再現します。 | |
六角形モザイク | 六角形ベースのビニングの結果のような、六角形モザイクの視覚効果を適用します。 | |
モノクロ | カラー フィルターのような、単一色または色相の階層を使用したカラー視覚効果を適用します。 | |
アウトライン | シーンのアウトラインを塗りつぶしの背景に描画します。 デフォルトの色は、青色のラインと白色の背景です。 | |
鉛筆スケッチ | 鉛筆の陰影効果を適用して、鉛筆で描画またはスケッチしたように見せます。 | |
ピクセル化 | ビデオ ゲームのような限られたカラー パレットで、小さな解像度のディスプレイをシミュレートします。 | |
トゥーン | セルの陰影処理を適用し、平坦なカートゥーン視覚効果で外観を表現します。 | |
水彩画 | ぼやけたエッジと色が互いに混ざり合った水彩画の外観を再現します。 |
アクティブ化すると、視覚効果はシーン全体に適用されます。 一度に適用できる視覚効果は 1 つのみです。また、視覚効果によっては追加の構成オプションがあります。 視覚効果は、「カメラ効果」と「後処理効果」と組み合わせて使用することで、効果を重ねて表示し、ビューの新たな最終結果を作成できます。
視覚効果の適用
シーンに視覚効果を適用するには、次の手順に従います。
- 必要に応じて、シーン ビューをアクティブにします。
- [表示] タブの [シーン] グループで、[視覚効果] ドロップダウン矢印をクリックして、視覚効果のギャラリーを開きます。
効果を選択すると、すぐに適用されます。 [黒および白] 視覚効果がデフォルトです。
- [視覚効果] ボタン をクリックして、効果のオン/オフを切り替えます。
- 必要に応じて、ドロップダウン ギャラリーをクリックし、[視覚効果の設定] をクリックして、プロパティを更新したり、アクティブな視覚効果タイプを変更したりすることで、アクティブな視覚効果をカスタマイズします。
視覚効果を含むシーンの保存または共有
視覚効果は、開いているすべてのビューのシーンとともに保存され、プロジェクトを開くと再適用されます。 シーン フレームを含むシーンまたはレイアウトからの「クリップボードにキャプチャ」の使用時、イメージ ファイルへのシーンのエクスポート時、シーン フレームを含むレイアウトのエクスポート時、またはビデオ ファイルへのアニメーションのエクスポート時に、視覚効果が含められます。 マップ パッケージ、マップ ファイル、または Web シーンにシーンを共有すると、視覚効果は削除されます。 Web 上で効果が視覚化されないことを示す警告が発生します。
注意:
視覚効果をビデオ ファイルに含めるには、「アニメーション」を使用してビューの状態をキャプチャするキーフレームを作成し、視覚効果を適用して、「アニメーションをエクスポート」します。 視覚効果の設定はキーフレームにはキャプチャされず、1 つのアニメーションのエクスポート時には変更されません。