説明
Equal Earth は、世界地図用の擬正積円筒図法です。その土地フィーチャは魅力的な外観を有しており、その形状はロビンソン図法に似ています。
この図法は、2018 年に Tom Patterson、Bernhard Jenny、および Bojan Šavrič によって共同開発され、NASA ゴダード宇宙科学研究所 (GISS) によってすぐに採用されました。ArcGIS Pro 2.3 以降と ArcGIS Desktop 10.7 以降で使用できます。
投影のプロパティ
次のサブセクションでは、Equal Earth 図法のプロパティについて説明します。
経緯線
Equal Earth は擬円筒図法です。すべての緯線、中央子午線、および両極が直線で表示されます。緯線は不等間隔で配置されます。子午線は等間隔で配置されますが、中央子午線のみが外側に湾曲します。極は、赤道の長さの 0.59247 倍となります。経緯線は赤道と中心子午線に対して対称的です。
歪み
Equal Earth は、正積 (等面積) 図法です。形状、方向、角度、距離には歪みが生じ、熱帯地域や中緯度地方で南北方向に広がります。極に近づくにつれて、フィーチャは南北方向に圧縮されます。歪みの値は、赤道と中心子午線で対称的となります。
使用法
この図法は小縮尺のマッピングに適しています。特に、地域の特徴を描写する世界全体の主題図や、正確な面積を必要とする分析に向いています。
パラメーター
Equal Earth のパラメーターは次のとおりです。
- 東距
- 北距
- 中央子午線
ソース
Šavrič, B., Patterson, T., and Jenny, B. (2018). "The Equal Earth map projection." International Journal of Geographical Information Science, 33(3), p. 454-465. DOI: 10.1080/13658816.2018.1504949