Location Referencing ライセンスで利用可能です。
ルートが延長されると、イベントが、各イベント レイヤーに対して構成されたイベントの振舞いに応じて影響を受けます。
注意:
イベントは、ルートの編集後に [イベントの振舞いを適用 (Apply Event Behaviors)] ツールが実行されるまで更新されません。 ブランチ バージョン対応データで競合の防止を使用している場合、デフォルト バージョンにポストする前に [イベントの振舞いを適用 (Apply Event Behaviors)] を実行するように求められます。
注意:
[ルート下流の再キャリブレーション] が選択されている LRS ルートの編集では、構成されたキャリブレーション イベントの振舞いが下流セクションに適用されます。 構成されたイベントの振舞いは、「LRS イベント プロパティを表示」することで確認できます。
以下では、対応ルート編集後の [イベントの振舞いを適用 (Apply Event Behaviors)] ツールの実行について説明します。
ルート延長のシナリオ
次のルート延長のシナリオでは、1 つのルートと 3 つのイベントを扱います。 延長は、ルートの始点で行われます。
維持の振舞い
イベントの地理的位置は保持されます。メジャーが変更されます。
移動の振舞い
ルート上のイベント メジャーは維持されます。地理的位置が変更されます。
廃止の振舞い
イベントの地理的位置とメジャーは保持されます。イベントが廃止されます。
カバーの振舞い
ルート上のイベント メジャーが変更され、地理的位置が変更されて、ルートの始点または終点の延長されたセクションが含まれるようになります。
上流および下流セクション
ルートの編集では、構成されたイベントの振舞いに基づき、上流セクションおよび下流セクションにそれぞれ異なる影響があります。
ルート延長のシナリオの上流セクションおよび下流セクションについては、次の図をご参照ください。
次の表に、構成されたイベントの振舞いに応じて、ルート編集操作が下流イベントに与える影響を示します。
| 振舞い | 上流のイベント | 交差するイベント | 下流のイベント |
|---|---|---|---|
維持 | アクションはありません。 | ルートとメジャーを使用してイベントを配置できる場合のみ、シェープが再生成されます。 | ルートが延長された場合、メジャーは x、y を維持するように調整されます。 |
移動 | アクションはありません。 | ルート メジャーの新しい位置にシェープが再生成されます。 | ルートが延長された場合、メジャーは x、y を維持するように移動します。 |
廃止 | アクションはありません。 | イベントを廃止します。編集範囲にまたがるライン イベントはスプリットされません。 | ルートが延長された場合、メジャーは x、y を維持するように変化します。 |
カバー | アクションはありません。 | ルート メジャーの新しい位置にシェープが再生成されます。 | ルートが延長された場合、メジャーは x、y を維持するように移動します。 |
注意:
LRS は時間対応であるため、ルートの延長などの編集操作により、ルートやイベントがタイム スライスされます。
詳細な振舞いの結果
次のセクションでは、ルートが延長された場合にイベントの振舞いルールがどのように適用されるかを詳しく説明します。
維持イベントの振舞い
ルートが 1/1/2000 にアクティブになって 1/1/2005 に延長されるように設定されている場合、次の影響があります。
- Event1 は、2 つのタイム スライスで表されます。 元のメジャー 0 〜 20 を含む 1/1/2000 から 1/1/2005 までのタイム スライスと、メジャー 20 〜 40 を含む、地理的に同じ状態を維持した 1/1/2005 から <NULL> までのタイム スライスが存在します。
- Event2 は、2 つのタイム スライスで表されます。 元のメジャー 20 〜 30 を含む 1/1/2000 から 1/1/2005 までのタイム スライスと、メジャー 40 〜 50 を含む、地理的に同じ状態を維持した 1/1/2005 から <NULL> までのタイム スライスが存在します。
- Event3 は、2 つのタイム スライスで表されます。 元のメジャー 30 〜 45 を含む 1/1/2000 から 1/1/2005 までのタイム スライスと、メジャー 50 〜 65 を含む、地理的に同じ状態を維持した 1/1/2005 から <NULL> までのタイム スライスが存在します。
維持イベントの振舞いの前
次の図は、延長前のルートを示しています。
次の表は、延長前のイベントの詳細を示しています。
| イベント | ルート名 | 開始日 | 終了日 | 始点メジャー | 終点メジャー |
|---|---|---|---|---|---|
Event1 | Route1 | 1/1/2000 | <NULL> | 0 | 20 |
Event2 | Route1 | 1/1/2000 | <NULL> | 20 | 30 |
Event3 | Route1 | 1/1/2000 | <NULL> | 30 | 45 |
維持イベントの振舞いの後
次の図は、延長後のルートを示しています。
次の表は、構成されたイベントの振舞いが維持の場合の延長後のイベントの詳細を示しています。
| イベント | ルート名 | 開始日 | 終了日 | 始点メジャー | 終点メジャー | ロケーション エラー |
|---|---|---|---|---|---|---|
Event1 | Route1 | 1/1/2000 | 1/1/2005 | 0 | 20 | エラーなし |
Event1 | Route1 | 1/1/2005 | <NULL> | 20 | 40 | エラーなし |
Event2 | Route1 | 1/1/2000 | 1/1/2005 | 20 | 30 | エラーなし |
Event2 | Route1 | 1/1/2005 | <NULL> | 40 | 50 | エラーなし |
Event3 | Route1 | 1/1/2000 | 1/1/2005 | 30 | 45 | エラーなし |
Event3 | Route1 | 1/1/2005 | <NULL> | 50 | 65 | エラーなし |
移動イベントの振舞い
ルートが 1/1/2000 にアクティブになって 1/1/2005 に延長されるように設定されている場合、次の影響があります。
- Event1 は、2 つのタイム スライスで表されます。 いずれも元のメジャー 0 〜 20 を含む、1/1/2000 から 1/1/2005 までのタイム スライスと 1/1/2005 から <NULL> までのタイム スライスが存在します。 新しいタイム スライスはルートとメジャーの両方を特定できるため、イベントはメジャー 0 〜 20 を保持するように移動します。
- Event2 は、2 つのタイム スライスで表されます。 いずれもメジャー 20 〜 30 を含む、1/1/2000 から 1/1/2005 までのタイム スライスと 1/1/2005 から <NULL> までのタイム スライスが存在します。 新しいタイム スライスはルートとメジャーの両方を特定できるため、イベントはメジャー 20 〜 30 を保持するように移動します。
- Event3 は、2 つのタイム スライスで表されます。 いずれも元のメジャー 30 〜 45 を含む、1/1/2000 から 1/1/2005 までのタイム スライスと 1/1/2005 から <NULL> までのタイム スライスが存在します。 この新しいタイム スライスにもメジャー 30 〜 45 が含まれます。
移動イベントの振舞いの前
次の図は、延長前のルートを示しています。
次の表は、延長前のイベントの詳細を示しています。
| イベント | ルート名 | 開始日 | 終了日 | 始点メジャー | 終点メジャー |
|---|---|---|---|---|---|
Event1 | Route1 | 1/1/2000 | <NULL> | 0 | 20 |
Event2 | Route1 | 1/1/2000 | <NULL> | 20 | 30 |
Event3 | Route1 | 1/1/2000 | <NULL> | 30 | 45 |
移動イベントの振舞いの後
次の図は、延長後のルートを示しています。
次の表は、構成されたイベントの振舞いが移動の場合の延長後のイベントの詳細を示しています。
| イベント | ルート名 | 開始日 | 終了日 | 始点メジャー | 終点メジャー | ロケーション エラー |
|---|---|---|---|---|---|---|
Event1 | Route1 | 1/1/2000 | 1/1/2005 | 0 | 20 | エラーなし |
Event1 | Route1 | 1/1/2005 | <NULL> | 0 | 20 | エラーなし |
Event2 | Route1 | 1/1/2000 | 1/1/2005 | 20 | 30 | エラーなし |
Event2 | Route1 | 1/1/2005 | <NULL> | 20 | 30 | エラーなし |
Event3 | Route1 | 1/1/2000 | 1/1/2005 | 30 | 45 | エラーなし |
Event3 | Route1 | 1/1/2005 | <NULL> | 30 | 45 | エラーなし |
廃止イベントの振舞い
ルートが 1/1/2000 にアクティブになって 1/1/2005 に延長されるように設定されている場合、次の影響があります。
- イベント メジャーが変更されるため、Event1 は廃止されます。
- イベント メジャーが変更されるため、Event2 は廃止されます。
- イベント メジャーが変更されるため、Event3 は廃止されます。
廃止イベントの振舞いの前
次の図は、延長前のルートを示しています。
次の表は、延長前のイベントの詳細を示しています。
| イベント | ルート名 | 開始日 | 終了日 | 始点メジャー | 終点メジャー |
|---|---|---|---|---|---|
Event1 | Route1 | 1/1/2000 | <NULL> | 0 | 20 |
Event2 | Route1 | 1/1/2000 | <NULL> | 20 | 30 |
Event3 | Route1 | 1/1/2000 | <NULL> | 30 | 45 |
廃止イベントの振舞いの後
次の図は、延長後のルートを示しています。
次の表は、構成されたイベントの振舞いが廃止の場合の延長後のイベントの詳細を示しています。
| イベント | ルート名 | 開始日 | 終了日 | 始点メジャー | 終点メジャー | ロケーション エラー |
|---|---|---|---|---|---|---|
Event1 | Route1 | 1/1/2000 | 1/1/2005 | 0 | 20 | エラーなし |
Event2 | Route1 | 1/1/2000 | 1/1/2005 | 20 | 30 | エラーなし |
Event3 | Route1 | 1/1/2000 | 1/1/2005 | 30 | 45 | エラーなし |
カバー イベントの振舞い
ルートが 1/1/2000 にアクティブになって 1/1/2005 に延長されるように設定されている場合、次の影響があります。
- Event1 は、2 つのタイム スライスで表されます。 元のメジャー 0 〜 20 を含む 1/1/2000 から 1/1/2005 までのタイム スライスと、更新されたメジャー 0 〜 40 を含む 1/1/2005 から <NULL> までのタイム スライスが存在します。
- Event2 は、2 つのタイム スライスで表されます。 元のメジャー 20 〜 30 を含む 1/1/2000 から 1/1/2005 までのタイム スライスと、更新されたメジャー 40 〜 50 を含む 1/1/2005 から <NULL> までのタイム スライスが存在します。
- Event3 は、2 つのタイム スライスで表されます。 元のメジャー 30 〜 45 を含む 1/1/2000 から 1/1/2005 までのタイム スライスと、更新されたメジャー 50 〜 65 を含む 1/1/2005 から <NULL> までのタイム スライスが存在します。
カバー イベントの振舞いの前
次の図は、延長前のルートを示しています。
次の表は、延長前のイベントの詳細を示しています。
| イベント | ルート名 | 開始日 | 終了日 | 始点メジャー | 終点メジャー |
|---|---|---|---|---|---|
Event1 | Route1 | 1/1/2000 | <NULL> | 0 | 20 |
Event2 | Route1 | 1/1/2000 | <NULL> | 20 | 30 |
Event3 | Route1 | 1/1/2000 | <NULL> | 30 | 45 |
カバー イベントの振舞いの後
次の図は、延長後のルートを示しています。 Event1 が延長に接しているため、ルートの延長部分をカバーするようにそのメジャーと位置が更新されます。
次の表は、構成されたイベントの振舞いがカバーの場合の延長後のイベントの詳細を示しています。
| イベント | ルート名 | 開始日 | 終了日 | 始点メジャー | 終点メジャー | ロケーション エラー |
|---|---|---|---|---|---|---|
Event1 | Route1 | 1/1/2000 | 1/1/2005 | 0 | 20 | エラーなし |
Event1 | Route1 | 1/1/2005 | <NULL> | 0 | 40 | エラーなし |
Event2 | Route1 | 1/1/2000 | 1/1/2005 | 20 | 30 | エラーなし |
Event2 | Route1 | 1/1/2005 | <NULL> | 40 | 50 | エラーなし |
Event3 | Route1 | 1/1/2000 | 1/1/2005 | 30 | 45 | エラーなし |
Event3 | Route1 | 1/1/2005 | <NULL> | 50 | 65 | エラーなし |
ルートにスパンするイベントを持つライン ネットワークのルートの詳細な振舞い
次のセクションでは、ライン ネットワークのライン上のルートが延長された場合にイベントの振舞いルールがどのように適用されるかを説明します。
維持イベントの振舞い
ルートが 1/1/2000 にアクティブになって 1/1/2005 に延長されるように設定されている場合、次の影響があります。
- Event1 は、2 つのタイム スライスで表されます。 Route1 の元のメジャー 0 から Route3 の元のメジャー 30 までを含む 1/1/2000 から 1/1/2005 までのタイム スライスと、Route1 のメジャー 10 から Route3 のメジャー 30 を含む、地理的に同じ位置にある 1/1/2005 から <NULL> までのタイム スライスがあります。
- Event2 は、2 つのタイム スライスで表されます。 Route3 の元のメジャー 30 から Route4 の元のメジャー 48 までを含む 1/1/2000 から 1/1/2005 までのタイム スライスと、Route3 のメジャー 30 から Route4 のメジャー 48 までを含む、地理的に同じ位置にある 1/1/2005 から <NULL> までのタイム スライスがあります。
維持イベントの振舞いの前
次の図は、延長前のルートを示しています。
次の表は、延長前のイベントの詳細を示しています。
| イベント ID | 開始日 | 終了日 | 始点ルート ID | 始点メジャー | 終点ルート ID | 終点メジャー |
|---|---|---|---|---|---|---|
Event1 | 1/1/2000 | <NULL> | Route1 | 0 | Route3 | 30 |
Event2 | 1/1/2000 | <NULL> | Route3 | 30 | Route4 | 48 |
維持イベントの振舞いの後
次の図は、延長後のルートを示しています。
次の表は、構成されたイベントの振舞いが維持の場合の延長後のイベントの詳細を示しています。
| イベント ID | 開始日 | 終了日 | 始点ルート ID | 始点メジャー | 終点ルート ID | 終点メジャー | ロケーション エラー |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
Event1 | 1/1/2000 | 1/1/2005 | Route1 | 0 | Route3 | 30 | エラーなし |
Event 1 | 1/1/2005 | <NULL> | Route1 | 10 | Route3 | 30 | エラーなし |
Event2 | 1/1/2000 | <NULL> | Route3 | 30 | Route4 | 48 | エラーなし |
移動イベントの振舞い
ルートが 1/1/2000 にアクティブになって 1/1/2005 に延長されるように設定されている場合、次の影響があります。
- Event1 は、2 つのタイム スライスで表されます。 Route1 の元のメジャー 0 から Route3 の元のメジャー 30 までを含む 1/1/2000 から 1/1/2005 までのタイム スライスと、Route1 のメジャー 0 から Route3 のメジャー 30 までを含む 1/1/2005 から <NULL> までのタイム スライスがあります。 新しいタイム スライスはルートとメジャーの両方を特定できるため、イベントはメジャー 0 ～ 30 を保持するように移動します。
- Event2 は、2 つのタイム スライスで表されます。 いずれも Route3 のメジャー 30 から Route4 のメジャー 48 までを含む、1/1/2000 から 1/1/2005 までのタイム スライスと 1/1/2005 から <NULL> までのタイム スライスがあります。
移動イベントの振舞いの前
次の図は、延長前のルートを示しています。
次の表は、延長前のイベントの詳細を示しています。
| イベント ID | 開始日 | 終了日 | 始点ルート ID | 始点メジャー | 終点ルート ID | 終点メジャー |
|---|---|---|---|---|---|---|
Event1 | 1/1/2000 | <NULL> | Route1 | 0 | Route3 | 30 |
Event2 | 1/1/2000 | <NULL> | Route3 | 30 | Route4 | 48 |
移動イベントの振舞いの後
次の図は、延長後のルートを示しています。
次の表は、構成されたイベントの振舞いが移動の場合の延長後のイベントの詳細を示しています。
| イベント ID | 開始日 | 終了日 | 始点ルート ID | 始点メジャー | 終点ルート ID | 終点メジャー | ロケーション エラー |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
Event1 | 1/1/2000 | 1/1/2005 | Route1 | 0 | Route3 | 30 | エラーなし |
Event1 | 1/1/2005 | <NULL> | Route1 | 0 | Route3 | 30 | エラーなし |
Event2 | 1/1/2000 | <NULL> | Route3 | 30 | Route4 | 48 | エラーなし |
廃止イベントの振舞い
ルートが 1/1/2000 にアクティブになって 1/1/2005 に延長されるように設定されている場合、次の影響があります。
- Event1 が存在するルートの 1 つでイベント メジャーが変更されるため、Event1 は廃止されます。
- Event2 が配置されたいずれのルートでもイベントのメジャーは変更されないので、Event2 は影響を受けません。
廃止イベントの振舞いの前
次の図は、延長前のルートを示しています。
次の表は、延長前のイベントの詳細を示しています。
| イベント ID | 開始日 | 終了日 | 始点ルート ID | 始点メジャー | 終点ルート ID | 終点メジャー |
|---|---|---|---|---|---|---|
Event1 | 1/1/2000 | <NULL> | Route1 | 0 | Route3 | 30 |
Event2 | 1/1/2000 | <NULL> | Route3 | 30 | Route4 | 48 |
廃止イベントの振舞いの後
次の図は、延長後のルートを示しています。
次の表は、構成されたイベントの振舞いが廃止の場合の延長後のイベントの詳細を示しています。
| イベント ID | 開始日 | 終了日 | 始点ルート ID | 始点メジャー | 終点ルート ID | 終点メジャー | ロケーション エラー |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
Event1 | 1/1/2000 | 1/1/2005 | Route 1 | 0 | Route 3 | 30 | エラーなし |
Event2 | 1/1/2000 | <NULL> | Route 3 | 30 | Route 4 | 48 | エラーなし |
カバー イベントの振舞い
ルートが 1/1/2000 にアクティブになって 1/1/2005 に延長されるように設定されている場合、次の影響があります。
- Event1 が配置されたルートの 1 つでイベントのメジャーが変更されているので、Event1 は 2 つのタイム スライスで表されます。 Route1 のメジャー 0 から Route3 のメジャー 30 までを含む 1/1/2000 から 1/1/2005 までのタイム スライスと、Route1 のメジャー 0 から Route3 のメジャー 30 までを含む 1/1/2005 から <NULL> までのタイム スライスがあります。
- Event2 が存在するいずれのルートでもイベントのメジャーが変更されていないので、Event2 に変更はありません。
カバー イベントの振舞いの前
次の図は、延長前のルートを示しています。
次の表は、延長前のイベントの詳細を示しています。
| イベント ID | FromDate | 終了日 | FromRouteID | Fromメジャー | ToRouteID | Toメジャー |
|---|---|---|---|---|---|---|
Event1 | 1/1/2000 | <NULL> | Route1 | 0 | Route3 | 30 |
Event2 | 1/1/2000 | <NULL> | Route3 | 30 | Route4 | 48 |
カバー イベントの振舞いの後
次の図は、延長後のルートを示しています。
次の表は、構成されたイベントの振舞いがカバーの場合の延長後のイベントの詳細を示しています。
| イベント ID | 開始日 | 終了日 | FromRouteID | Fromメジャー | ToRouteID | Toメジャー | ロケーション エラー |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
Event1 | 1/1/2000 | 1/1/2005 | Route1 | 0 | Route3 | 30 | エラーなし |
Event1 | 1/1/2005 | <NULL> | Route1 | 0 | Route3 | 30 | エラーなし |
Event2 | 1/1/2000 | <NULL> | Route3 | 30 | Route4 | 48 | エラーなし |
カバーの振舞いによる並列ルートでの詳細な振舞い
次のセクションでは、延長後に並列ルートが発生した場合にカバー イベントの振舞いルールがどのように適用されるかを詳しく説明します。
カバーの振舞いによる並列ルートと非スパニング イベント
次のシナリオでは、イベントの振舞いとしてカバーの振舞いが構成されている場合に、Route2 が始点で延長されます。
Route2 の延長は、2 つの中心線 (CL1 および CL2) を使用します。
ルートが 1/1/2000 にアクティブになって、[ルート下流の再キャリブレーション] が選択された状態で 1/1/2005 に延長されるよう設定されている場合、次の影響があります。
- Event1 は、延長後に 2 つのタイム スライスで表されます。 元のメジャー 0 〜 15 を含む 1/1/2000 から 1/1/2005 までのタイム スライスと、更新されたメジャー 5 〜 30 を含む 1/1/2005 から <NULL> までのタイム スライスが存在します。
カバーの振舞いによる並列ルートの延長の前と非スパニング イベント
次の図は、延長前のルートを示しています。
次の表は、延長前のイベントの詳細を示しています。
| イベント ID | 始点ルート名 | 終点ルート名 | 開始日 | 終了日 | 始点メジャー | 終点メジャー | ロケーション エラー |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Event1 | Route2 | Route2 | 1/1/2000 | <NULL> |
0 | 15 | エラーなし |
カバーの振舞いによる並列ルートの延長の後と非スパニング イベント
延長後、Route2 は、延長されたセクションの先頭で、主要なルート Route1 と並列になります。
Route1 が並列セクションの主要なルートであるため、Event1 は Route2 が Route1 をオーバーラップしているセクションをカバーしません。
次の図は、延長後のルートの詳細を示しています。
次の表は、構成されたイベントの振舞いがカバーの場合、延長後のイベントの詳細を示しています。
| イベント ID | 始点ルート名 | 終点ルート名 | 開始日 | 終了日 | 始点メジャー | 終点メジャー | ロケーション エラー |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Event1 | Route2 | Route2 | 1/1/2000 | 1/1/2005 |
0 | 15 | エラーなし |
| Event1 | Route2 | Route2 | 1/1/2005 | <NULL> |
5 | 30 | エラーなし |
カバーの振舞いによる並列ルートとスパニング イベント
次のシナリオでは、イベントの振舞いとしてカバーの振舞いが構成されている場合に、LineA 上の Route2 が始点で延長されます。
Route2 の延長は、2 つの中心線 (CL1 および CL2) を使用し、複数のルートにスパンする 2 つのイベントがあります。
ルートが 1/1/2000 にアクティブになって、[ルート下流の再キャリブレーション] が選択された状態で 1/1/2005 に延長されるよう設定されている場合、次の影響があります。
- Event1 は、延長後に 2 つのタイム スライスで表されます。 Route2 の元のメジャー 0 〜 17 を含む 1/1/2000 から 1/1/2005 までのタイム スライスと、Route2 の更新されたメジャー 5 から Route3 のメジャー 17 を含む 1/1/2005 から <NULL> までのタイム スライスが存在します。
- Event2 は、延長後に 2 つのタイム スライスで表されます。 Route3 の元のメジャー 17 から Route4 のメジャー 36 を含む 1/1/2000 から 1/1/2005 までのタイム スライスと、Route3 の同じメジャー 17 から Route4 のメジャー 36 を含む 1/1/2005 から <NULL> までのタイム スライスが存在します。
カバーの振舞いによる並列ルートの延長の前とスパニング イベント
次の図は、延長前のルートを示しています。
次の表は、延長前のイベントの詳細を示しています。
| イベント ID | 始点ルート名 | 終点ルート名 | 開始日 | 終了日 | 始点メジャー | 終点メジャー | ロケーション エラー |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Event1 | Route2 | Route3 | 1/1/2000 | <NULL> |
0 | 17 | エラーなし |
| Event2 | Route3 | Route4 | 1/1/2000 | <NULL> | 17 | 36 | エラーなし |
カバーの振舞いによる並列ルートの延長の後とスパニング イベント
延長後、Route2 は、延長されたセクションの先頭で、LineB 上の主要なルート Route1 と並列になります。
Route1 が並列セクションの主要なルートであるため、Event1 は Route2 が Route1 をオーバーラップしているセクションをカバーしません。
次の図は、延長後のルートを示しています。
次の表は、構成されたイベントの振舞いがカバーの場合の並列ルートの延長後のイベントの詳細を示しています。
| イベント ID | 始点ルート名 | 終点ルート名 | 開始日 | 終了日 | 始点メジャー | 終点メジャー | ロケーション エラー |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Event1 | Route2 | Route3 | 1/1/2000 | 1/1/2005 |
0 | 17 | エラーなし |
| Event1 | Route2 | Route3 | 1/1/2005 | <NULL> | 5 | 17 | エラーなし |
| Event2 | Route3 | Route4 | 1/1/2000 | 1/1/2005 | 17 | 36 | エラーなし |
Event2 | Route3 | Route4 | 1/1/2005 | <NULL> | 17 | 36 | エラーなし |