「スタイル」は、シンボル、色、ラベルの配置、レイアウト エレメントなどを格納できるコンテナーです。 「スタイルをプロジェクトに接続」すると、そのスタイルのアイテムが、アプリケーション全体を通じて使用するギャラリーに表示されるので、マップやレイアウト、その他の「プロジェクト アイテム」の表示設定を変更できるようになります。
シンボルやその他のスタイル アイテムをマップまたは他のプロジェクト アイテムで使用するときは、選択元のスタイルにあるバージョンのコピーを使用します。 元のそのスタイルへの参照は保持されません。 適用されたこれらのスタイル アイテムは、元のスタイルのバージョンを変更せずに変更することができます。
変更されたスタイル アイテムを保存して別の場所で使用できるようにするには、2 つの方法があります。 「スタイル アイテムを一度に 1 つずつスタイルに保存」できます。この方法では、そのスタイルにアイテムを作成するときにアイテムの名前、カテゴリ、タグを指定できます。 または、すべてのスタイル アイテムをプロジェクト内で一度にスタイルに保存できます。
一度にすべてのスタイル アイテムを保存すると、プロジェクト内でスタイル アイテムのそれぞれのインスタンスがスタイル アイテムとしてスタイルに作成されます。 デフォルトでは、重複したスタイル アイテムがスタイルに保存されます。 たとえば、レイアウト内でマップ タイトルにグレー色を使用し、さらにマップ内でラベルに同じグレー色が使用された場合は、その色の 2 つのバージョンがスタイルに保存されます。 1 つのグレー色のみを保存するには、重複したスタイル アイテムを含めるオプションをオフにします。
アイテムの保存先のスタイルは、プロジェクトと同じ名前になり、別の場所を指定しない限り、「ホーム フォルダー」に保存されます。 スタイルがすでに存在する場合は、スタイル全体を置き換えるように求めるメッセージが表示されます。 スタイルは、作成された時点で現在のプロジェクトに接続されます。 この結果、「スタイルを管理」して、スタイル アイテムの名前、タグ、その他のプロパティを調整できるようになります。 プロジェクトの表示設定に影響を与えることなく、不要なスタイル アイテムをスタイルから削除できます。
注意:
ビジュアル変数から生成されるシンボル (「色によって変化するシンボル」など) や「属性値を使用するシンボル」は、アイテムをスタイルに保存したときに取得されません。
プロジェクト内ですべてのアイテムをスタイルに保存するには、次の手順に従います。
- [共有] タブの [名前を付けて保存] グループで、[スタイル アイテム]
をクリックします。 - [アイテムをスタイルに保存] ダイアログ ボックスで、作成するスタイルの名前と場所を [スタイル] テキスト ボックスに入力するか、[参照] ボタン
をクリックしてスタイルを参照します。新しいスタイルのデフォルトの場所は、プロジェクトのホーム フォルダーです。
- 必要に応じて、[重複したスタイル アイテムを含める] をオンにします。
このオプションがオンの場合、重複したスタイル アイテムのバージョンがスタイルに保存されます。 たとえば、プロジェクト内で同じフィーチャ レイヤーが 2 つのマップで使用された場合、そのレイヤーにあるシンボルの 2 つのバージョンがスタイルに保存されます。 このオプションをオフにすると、シンボルごとに 1 つのバージョンのみが保存されます。
- [OK] をクリックします。
スタイルが存在する場合は、スタイルを上書きするように求めるメッセージが表示されます。
スタイルが、指定した場所に保存され、プロジェクトに追加されます。 必要に応じて、[カタログ] ウィンドウまたはカタログ ビューを使用して、スタイルを表示および管理できます。