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モザイク データセットの分析 (Analyze Mosaic Dataset) (データ管理)

このトピックの内容

  1. サマリー
  2. 使用法
  3. パラメーター
  4. 環境
  5. ライセンス情報

サマリー

モザイク データセットに対して、エラーと改善の可能性を調べるチェックを実行します。

使用法

  • 分析結果を調査するには、モザイク データセットを開き、[コンテンツ] ウィンドウでモザイク データセットを右クリックして、[データ] > [モザイク データセットの分析] の順にクリックします。[モザイク データセットの分析] ウィンドウが開きます。[メッセージ] タブをクリックして、エラー、警告、およびメッセージを表示または操作できます。エラー、警告、またはメッセージを右クリックすると、推奨されるアクションのリストが表示されます。

  • エラーと警告は次のように分類されます。

    • 高優先度のエラーは、モザイク データセットを使用できない問題が存在することを表します。高優先度のエラーの例として、無効な表示設定やラスター データセットを開けない場合があります。
    • 中優先度のエラーは、モザイク データセットの作成操作に直接影響する問題を表します。通常、これらのエラーは、ジオプロセシング ツールがこれらのモザイク データセットで失敗する可能性があることを表します。中優先度のエラーの例として、空のモザイク データセットや無効なラスター タイプ ID があります。
    • 低優先度のエラーは、モザイク データセットまたは派生イメージ サービスに関連するユーザーの操作の一部に対して、問題が影響を与える可能性があることを表します。低優先度のエラーの例として、無効な CenterXY フィールドや壊れたパスがあります。
    • 高優先度の警告は、パフォーマンスまたは最適な表示に関連する問題を表します。高優先度の警告の例として、オーバービューがない、モザイク データセットの統計情報がない、ラスター データセットの統計情報がない、などがあります。
    • 低優先度の警告は、推奨事項に従っていない問題を表します。通常、これらの推奨事項は円滑で効果的な運用を保証しますが、必ずしもこれらに従う必要はありません。低優先度の警告の例として、不正なメタデータ、JPEG 品質の設定が低すぎる、モザイク データセットに圧縮されていないピクセルが多すぎる、ラスター ピラミッドがない、などがあります。

    返されたメッセージは、モザイク データセットに関連する統計情報を報告します。

  • 結果テーブルで問題を右クリックすることで、エラーと警告の多くを修正できます。

パラメーター

ダイアログPython

ラベル説明データ タイプ
モザイク データセット

分析するモザイク データセット。

Mosaic Layer
クエリ定義
(オプション)

このモザイク データセット内の特定のラスター データセットに分析を限定する SQL ステートメント。

SQL Expression
分析項目
(オプション)

モザイク データセットのどの部分を既知の問題に関する分析対象とするかを選択します。

  • フットプリント— 選択されている各モザイク データセット アイテムのフットプリント ジオメトリを分析します。このチェックボックスは、デフォルトでオンに設定されています。
  • 関数— 選択されている各モザイク データセット アイテムの関数チェーンを分析します。
  • ラスター— 元のラスター データセットを分析します。このチェックボックスは、デフォルトでオンに設定されています。
  • 壊れたパス— 壊れたパスをチェックします。このチェックボックスは、デフォルトでオンに設定されています。
  • ソースの妥当性— 選択されているモザイク データセット内の各モザイク データセット アイテムに関連付けられているソース データについて、潜在的問題を分析します。これは、同期ワークフロー中に発生する可能性のある問題を検出するのに役立ちます。
  • 古くなったオーバービュー— 元のソース データが変更されると、オーバービューは古くなります。モザイク データセットの分析後、エラーを右クリックし、ショートカット メニューで [関連アイテムの選択] をクリックすることにより、古くなったアイテムを選択することができます。
  • ピラミッド— 選択されているモザイク データセット内の各モザイク データセット アイテムに関連付けられているラスター ピラミッドを分析します。切断された補助ファイルについてテストします。補助ファイルは、ラスター プロキシ ロケーションに格納されている場合、切断されている可能性があります。
  • 統計情報— 切断された補助統計ファイルについて、それらがラスター プロキシ ロケーションに格納されているかどうかをテストします。Gram-Schmidt パンシャープン手法が有効な場合、ラスターに関連付けられている共分散行列を分析します。モザイク データセットのピクセル深度に対して、モザイク データセット アイテムの放射ピクセル深度を分析します。
  • パフォーマンス— パフォーマンスを向上させる要因には、送信中の圧縮や、多くのラスター関数を使用したキャッシュ アイテムなどがあります。
  • 情報— モザイク データセットの一般情報を生成します。
String

派生した出力

ラベル説明データ タイプ
モザイク データセット

更新されたモザイク データセット。

モザイク レイヤー

arcpy.management.AnalyzeMosaicDataset(in_mosaic_dataset, {where_clause}, {checker_keywords})
名前説明データ タイプ
in_mosaic_dataset

分析するモザイク データセット。

Mosaic Layer
where_clause
(オプション)

このモザイク データセット内の特定のラスター データセットに分析を限定する SQL ステートメント。

SQL Expression
checker_keywords
[checker_keywords,...]
(オプション)

モザイク データセットのどの部分を既知の問題に関する分析対象とするかを選択します。

  • FOOTPRINT— 選択されている各モザイク データセット アイテムのフットプリント ジオメトリを分析します。このチェックボックスは、デフォルトでオンに設定されています。
  • FUNCTION— 選択されている各モザイク データセット アイテムの関数チェーンを分析します。
  • RASTER— 元のラスター データセットを分析します。このチェックボックスは、デフォルトでオンに設定されています。
  • PATHS— 壊れたパスをチェックします。このチェックボックスは、デフォルトでオンに設定されています。
  • SOURCE_VALIDITY— 選択されているモザイク データセット内の各モザイク データセット アイテムに関連付けられているソース データについて、潜在的問題を分析します。これは、同期ワークフロー中に発生する可能性のある問題を検出するのに役立ちます。
  • STALE— 元のソース データが変更されると、オーバービューは古くなります。モザイク データセットの分析後、エラーを右クリックし、ショートカット メニューで [関連アイテムの選択] をクリックすることにより、古くなったアイテムを選択することができます。
  • PYRAMIDS— 選択されているモザイク データセット内の各モザイク データセット アイテムに関連付けられているラスター ピラミッドを分析します。切断された補助ファイルについてテストします。補助ファイルは、ラスター プロキシ ロケーションに格納されている場合、切断されている可能性があります。
  • STATISTICS— 切断された補助統計ファイルについて、それらがラスター プロキシ ロケーションに格納されているかどうかをテストします。Gram-Schmidt パンシャープン手法が有効な場合、ラスターに関連付けられている共分散行列を分析します。モザイク データセットのピクセル深度に対して、モザイク データセット アイテムの放射ピクセル深度を分析します。
  • PERFORMANCE— パフォーマンスを向上させる要因には、送信中の圧縮や、多くのラスター関数を使用したキャッシュ アイテムなどがあります。
  • INFORMATION— モザイク データセットの一般情報を生成します。
String

派生した出力

名前説明データ タイプ
out_mosaic_dataset

更新されたモザイク データセット。

モザイク レイヤー

コードのサンプル

AnalyzeMosaicDataset (モザイク データセットの分析) の例 1 (Python ウィンドウ)

以下は、AnalyzeMosaicDataset ツールを実行する Python サンプルです。

import arcpy
arcpy.AnalyzeMosaicDataset_management(
     "\\cpu\data\analyze.gdb\mosaicds", "SensorName = 'Landsat-7-ETM+'",
     "FOOTPRINT;FUNCTION;RASTER;PATHS;PYRAMIDS")
AnalyzeMosaicDataset (モザイク データセットの分析) の例 2 (スタンドアロン スクリプト)

以下は、AnalyzeMosaicDataset ツールを実行する Python スクリプト サンプルです。

#Analyze Mosaic Dataset with query definition
#Analyze all components of mosaic dataset

import arcpy
arcpy.env.workspace = "C:/Workspace"


mdname = "analyzemd.gdb/mosaicds"
query = "SensorName = 'Landsat-7-ETM+'"
checks = "FOOTPRINT;FUNCTION;RASTER;PATHS;STALE;PYRAMIDS;PERFORMANCE"

arcpy.AnalyzeMosaicDataset_management(mdname, query, checks)

環境

並列処理ファクター

ライセンス情報

  • Basic: No
  • Standard: Yes
  • Advanced: Yes

関連トピック

  • ラスター ツールセットの概要
  • ジオプロセシング ツールの検索

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  4. 環境
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